「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2022 南部氏遠野入部行列とその後

2022-04-30 16:05:34 | 郷土芸能

昨日4月29日は遠野さくら祭りの一環として南部氏遠野入部行列が

2年のブランクを経て開催。

 

スタート会場の蔵の道広場は、新コロ以後最高の人出

 

主催者等の挨拶が終わると、行列の露払いとして

遠野太神楽さんのオカメ四方の舞

ちょっとした笑いを取って、

 

いざ、出発!

 

遠野太神楽の皆さんは、5月3日の南部神社例祭神輿渡御にも供奉するとのこと

 

仲町、大工町、一日市、穀町、新穀町、駅前通りを歩きます。

 

今年は俳優の黒木真二さんが南部直栄公役

鹿児島市の出身とのことで、妙に親近感が湧きます。笑

 

女殿様ねね役は近衛はなさん

お父様は目黒祐樹さん(お父さんの兄は松方弘樹さん)

「はな」という名前にも親近感・・・笑

 

お付きのこちらの方は、それらしい雰囲気充分!

 

ねね殿をもう一枚!

 

この後、鍋倉山の南部神社まで行くとのことでしたが、耐力不足・・・

私設案内所で休憩しようと行列から離れて、この後のスケジュール確認・・・

休んでいる暇はありませんでした!

 

慌てて蔵の道広場に駆け付けると、郷土芸能が始まる寸前

 

綾織しし踊りさんがトップのようでした!

 

間に合ったのは良かったのですが、息が切れて集中できず

 

続いて女子神楽という事前情報どおりで、附馬牛町の小倉神楽さん

今回は一人が新人という紹介でした。

 

連休中の夜神楽にも出演予定になっているようなので、

おそらく鳥舞は重複するのでは?笑

 

トリは飯豊神楽さん

 

こちらも御神楽、いわゆる鶏舞でした!

 

写真枚数の都合で、ここまでとしますが、

飯豊さんは流石の舞でした!

気持ちの上では、新コロ前の状況にまで戻っていませんが、

それでも、少しは気が晴れたような気がする一日でした!笑


花の命は短くて・・・連休は?

2022-04-28 17:09:46 | 地域

先日の雨で、満開を迎えたばかりの遠野の桜は見ごろ終了。

今年は、「あっ」と云う間どころか、「あ」だけだったような・・・。

 

小友町のこちらは、ここ数年、桜のスポットとして知られてきた場所ですが、

涙雨で、良いところが終わり。

 

同町の巌龍神社脇は、散り始め

 

また見に行った青笹町の喜清院も散り始め

 

大日さんは今日が見ごろ

樹齢400年とも云われるこの木は、切ないほど咲いていました。

 

鍋倉山登り口のしだれは、まだ踏ん張り中。

しかしながら、明日から大型連休だというのに午後から雨予報・・・

まあ、新コロ前同様とはいかないと思いますが、今年は、あれもこれも開催予定の遠野。

 

明日29日(金)南部氏入部行列

10:45~蔵の道広場でセレモニー後、11:00行列スタート

町中に来れば見られると思います。

テイクアウトまつりも同じ広場で開催され、

12:20~綾織しし踊りと女子神楽も演じられるようです。

 

5月3日(火)は南部神社神輿渡御

 

お昼頃から15:00頃まで町中を御神輿について遠野太神楽さんと長野獅子踊りさんが

角かけして歩くのでは?今年はどうかわかりませんが・・・

 

4日(水)南部神社例祭

11:00~神事  12:30~芸能奉納

おそらく平倉神楽さん、上宮守神楽さん、鷹鳥屋獅子踊りさん他ではないでしょうか?

 

5日(木)遠野郷八幡宮では10:00~出雲大神祭神事

 

11:00~八幡神楽奉納 12:30頃~子供流鏑馬

 

連休最終日の8日(日)は附馬牛町の荒川駒形神社例祭

9:30~本宮参り、11:00~神事 11:45~大出早池峰神楽、上柳しし踊り奉納

 

その他として、

 

一日市通りの「とおの物語の館」では、2~4日、20:00~

一時間弱だと思いますが、当番制で大出神楽、外山神楽、小倉神楽、飯豊神楽さんが、

出演予定ということのようです。

予定の無い方々へ、何かの足しになればということで連休中の遠野芸能情報でした!笑

詳しくは

遠野市観光協会さんのHPを参考にしてください!

新コロ対応しつつ、少しは楽しめればと・・・笑


満開 遠野の桜

2022-04-25 18:08:26 | 景色

24日(日)、いつもならゆっくり起きるのですが、6時には目が覚め、

二度寝するつもりでいたところ、今週中頃には雨マークだったこと思い出し、

意を決して、市内を徘徊。笑

 

まずは、綾織町の猿ケ石川沿い

人がいない時間を狙ったつもりながら、やっぱり居るんですね~同類の方が。笑

 

こちら側の奥には大宮ナンバーの車が、川の反対側には盛岡ナンバー

もしかしてSL銀河の撮り鉄さんなのかなあと思いながら・・・笑

 

鱒沢の堤防沿い

右側の石碑には和讃念佛の文字

 

通りかかったので・・・

 

松崎町の観音桜

 

鍋倉山

写真は昨日のですが、今日は満開のようです。

 

大日さん

こちらの老木も頑張って花をつけていました!

 

午後は荒谷前、こちらは散歩する人たちが結構いました。

 

大工町柳玄寺橋脇も満開

 

専門職の方々から離れたところで・・・笑

 

青笹町の喜清院の今朝

 

同じく、土淵町の大洞

 

正福院の旧墓所後ろのヤマザクラ

 

松崎町の金ケ沢稲荷

 

おまけに、阿曽沼歴代の碑前

と云う感じで、

市内桜巡り半日コースの紹介でした!

明日は午後から夜にかけて雨降りの予報、その後月末まで曇り時々晴れ

5月のスタートは曇り一時雨のようです。

あっという間に満開になった桜を楽しめるのも時間との勝負となりそうですね!

 

 

 

 


遠野の町中 桜咲く

2022-04-21 10:52:08 | 景色

昭和7年、武田忠一郎と星川万多蔵は盛岡の外山で作業員の唄を採譜し、元唄を世に出します。

昭和12年には編曲し、後に後妻となる大西玉子の唄で発表したのが、岩手民謡のひとつ

外山節。

わたしゃ外山の日陰のわらび 誰も折らぬで ほだとなる

こらさーのさんさ こらさーのさんさ

厳しい生活の中にも、のほほ~んとした岩手らしさが感じ取れる良い唄です。

どうして、今、こんなことを?

岩手の中でも春の訪れが遅い遠野にも、やっと、それが感じられる季節到来

その頃になると、どういう訳か、この唄が頭をよぎります。笑

 

そんな我が家にも少しだけ春の妖精が

 

こちらの群生は青笹

江戸時代の南部藩では献上品のひとつにこのカタクリがありました。

ちなみに現在出回っている片栗粉は、このカタクリから採った粉ではないようです。笑

 

13日に市内で開花を確認してから一週間で、町中ではあちらこちらで桜咲く!です。

ここは新張の白幡神社

 

来内川の柳玄寺橋付近は、あともう少しで満開

 

その上流、市民センター前

 

砂場丁の智恩寺さん

 

智恩寺さん斜め向かいの元法務局 ここは見ごろ

 

大工町の善明寺さんも見ごろ

 

昨夜の駅前

 

猿ケ石川沿いは、これから咲き初めそうな雰囲気なので、

今後の最高気温によっては、来週には一斉に開花でしょうか?

GWにも、高所では桜咲く遠野となりそうです。

そのGW、我が家では前半は娘が仕事、時々愛妻は暦どおり、仙台の娘の動向はつかめず、

と云うことで、

5月の旗日には、どこかに行こうよ!

と云われそうな予感です。笑

 

 


幻を見た

2022-04-14 16:52:56 | 郷土芸能

新年度のスタートは・・・

 

7日のタイヤー交換から

これで、もう少し暖かくなったら、徘徊できるかも・・・笑

 

新コロで、しばらくイベントらしきものも無かった市内ですが、

やっと新しいポスターを見かけるようになりました!

 

こちらは秋に行われるであろう遠野まつりのPR 早いですね~ 笑

例祭関連だったら「奉納」、イベントなら「演舞」と私は区別して使います。(;^_^A

まあ、どうでもいいのでしょうが・・・

ところで、さくら祭りには、市内芸能団体が例祭や夜神楽に出演するようですが、

どこが出る予定なのか、さっぱり情報がつかめません。

もしかして、まだ決まってないのかもしれませんね・・・。

 

それもこれも新コロの影響だと思いますが、先週土曜日は久しぶりに屋内でジンギスカン!

花見の時期には外でジンギスカンができるようなれば、いいですね!

 

10日(日)、前日から運行が始まったSL銀河を近場の大工町踏切から。

聞いているところでは、有名処の撮影ポイントには、かなりの撮り鉄さんが

集まっているとのことで、ごたごたを避けて、一人撮り鉄です。笑

 

春と云えば、桜

昨日、善明寺さんの桜が数輪咲き始めました!

 

今日も様子見を思っていたところ、生憎の雨模様で低温

釜石市の小川町では満開とのこと。

例年、釜石の人たちが桜は見飽きたと思った辺りからが遠野の桜です。笑

 

さて、4月のまとめみたいな話題から、私的本題へ

 

しばらく前にとらねこさんから駒木神楽のビデオテープがあるらしいとの情報を入手、

その持主さんとの交渉をお願いし、データのDVD化を北上のAさんにして頂き、

昨日、手元に届きました。

30年ほども前のテープで保管状況もおそらく良くなかったのでしょう・・・

カビも生えていて難しい再生だったようですが、雰囲気を味わうことができました!

 

「遠野の郷土芸能」によると、駒木神楽は明治初めに附馬牛町大出から駒木に来た人が

教えたのが始りで、全盛期は戦前までで、その後中断。平成元年に遠野郷神楽保存推進

協議会の結成に合わせて復活し、平成13年の神楽共演会が最後になったようです。

 

その全盛期には、大槌町全域での巡業も行われたようで、土淵町の野崎神楽、柏崎神楽も

同様だったようです。

 

駒木神楽の幕には真ん中に伊勢両宮社、右側には明治18年8月15日とあり、

伊勢両宮社は八幡神社の神輿渡御の御旅所となる六日町の伊勢両宮神社だと思われます。

現在、伊勢両宮では宵宮の神楽はありません。

 

そして、これには勤王五世鍋倉神社の幟

 

こちらは上宮守神楽さんに伝わる幟

若干、デザインと色に違いはありますが、同じものです。

現在の南部神社は明治14年に旧遠野南部家臣が中心となって鍋倉神社として創立し、

昭和15年に南部神社と改名。

神社ができた初め辺りに上宮守同様に駒木神楽も奉納神楽になっていたのでしょう。

DVDを見ると、復活当初に駒木集落での上演の様子があり、

そこにはとらねこさんの今は亡き父上の姿が・・・太鼓も唄もかなり上手

とらねこさんの唄上手は、血筋だったのかと、納得した次第。

久しぶりの話題に芸能関係を取り上げることができ、ほっと一息です。笑