「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

シュプレヒコール

2009-05-24 22:59:17 | その他
  本日、盛岡まで。

 

 これが目的・・・ではなく・・・勿論、誘惑には負けず。

 

 毎年恒例となっている南部本藩、盛岡城まで。

 

 岩手県内の建設職人のつどい。

 

 地方の小さな地域で頑張る小さな工務店をはじめ、弱小建設職人の方々が年一回集まり、年々厳しくなっている実情を県民にも理解して頂きたいとの思いから人をが集まる。

 与野党の国会・県会議員の先生方も出席して頂き、挨拶を頂く。

 この会を通して毎年感じる思いがある。

 中島みゆき=世情=

 世の中はいつも変わっているから 頑固者だけが悲しい思いをする
 変わらないものを何かにたとえ  その度崩れちゃそいつのせいにする
 シュプレヒコールの波通り過ぎてゆく 変わらない夢を流れに求め
 時の流れを止めて 変わらない夢を見たがる者たちと戦うために

 頑固者の代名詞たる職人が、変わらない夢を求めて自分たちから変わろうとシュプレヒコールをしているのが現状であり、議員の方々が成果を述べられても、何かが違うと感じる時でもある。80代の方も参加するこの世情とは。

 

 NSP=歌は世につれ=

 街頭では学生たちがマイクを持って声を上げる
 決まりきったように政治の季節 どこかの店に流行のメロディ
 歌は世につれ僕は思う 燃え尽きそうな若さにしがみつこうと
 いつでも いつもでも

 今や、街頭でマイクを持つのは若者ではなく、物づくり職人。第三者、そして、傍観者ではいられなくなった達人たち。

 

 受け継いでゆくべき技術が今、途絶えようとしている。この子らに何が残せるのだろう。家づくりは、町づくり、そして、人づくり。

 

 かっぱがコーヒーを運んでくる時代になっても良いが、ふさわしい風景を作り出すのは、その土地で培ってきた技術なのではと思いたい。

 

 古いやつだとお思いでしょうが、古いやつほど新しいものを欲しがるものでござんす。

 

 今時の職人さんは、20代でも80代でも、食わず嫌いということはございません。汗
 
 こんな方々といつまでも、一緒に仕事がしたいものです。

 

北小大運動会2009

2009-05-23 23:17:25 | その他
 本日、我が家では小学校最後の運動会。

 

 朝6時30分、自治会館からテントを運び、学校の校庭へ。そして、万国旗をはじめ、運動会の準備に親も参加。毎年行われるこの作業、最初の頃は寝不足やら二日酔いやらで、大変な思いをしながら参加したのだが、今年は特別。

 

 昨夜遅くまで降り続いた雨にもかかわらず、校庭は水溜りのなく、開会式をむかえる。

 

 大人は長袖を何枚も重ね着するくらいの低温の中、子供達は元気に応援合戦からスタート。思えば、ひょうが降った運動会もあった。

 

 徒競走・・・我が家では、一週間以上も前から、ダントツのビリを気にかけていた娘が、本人の予想どおりの結果でゴール。しかし、一種の借り物競技では、娘の期待に応えるべく、愚父も頑張り、娘と共に予想以上の出来でゴール。満面の笑顔に親の喜びを感じる。

 

 低学年の玉入れは、かわいい! こんな時代もあったなあと様々な思いがよぎる。

 

 薬研太鼓・・・・上手ではないけれど、家でも良く練習していた。

 

 高学年の騎馬戦・・・・悔し涙する子も・・・・。

 

 大人になる前に子供と一緒にいられる一番長い時間が小学校での活動なのだろう。子供に当てにされるのも。

 

 終盤までは、白組リードだった競技。最後のリレーでは、ダントツで速い男子が出場。誰かと思えば、宝飯爺ジュニアであった。(鳶が鷹・・・イヤ!・・・虎の子は虎なようだ)

 

 競技の部も応援の部も今年は赤組が優勝。閉会式では白組の子供達の元気がなくなるのが手に取るようにわかり、ドキっとする。

 家に帰ってきた娘が夕食後、感想文を書いていたが、何を書けばいいかなあとつぶやくので、思ったことをそのまま書けばと話す。夕食までの間に話していた悔しい思いを書いたのだろうか?

 我が家の小学校最後の運動会は、人生決して平等ではないのだと子供が知った?運動会となった。

遠中運動会2009

2009-05-19 15:48:42 | その他
 やっと一山越えた・・・・ということで、先日の中学校の運動会から。

 

 上の娘の最後の中学校運動会。

 

 各組団の陣地。

 

 

 四組団ぶんの画像は、ブレブレでした!

 

 運動会といえば・・・・綱引き。

 

 運動会といえば・・・・組体操。

 

 運動会といえば・・・・むかで。

 

 運動会といえば・・・・棒倒し。

 

 そして、応援合戦。(ブログ仲間のとらねこさんちの娘さんと同じクラスです)

 

 遠野地域の他地区と異なり、独自の郷土芸能を有しないこの中学では、女子は手踊り。

 

 男子は、剛毅節を踊る。

 

 ブログ親父達の声援が功を奏し、娘の組団が優勝。

 今年の運動会で、何年かぶりに復活?したもの・・・・全員による応援歌斉唱。

 かつて、私が少年だった30数年前には、様々な大会で応援歌を歌った・・・・いや・・・・私自身は応援団だったような気がするので・・・・手を振っていた・・・・のだが・・・

 いつの頃にか、その応援歌に、応援団の手振りがなくなっていた。もしかしたら、エールの仕方が変わった頃に、あまり、応援歌が歌われなくなった時代があり、その時から、無くなったのかもしれない。誰の指揮で、斉唱できているのか不思議でならない。

 

 先週末の風景。遠野町会下付近から見た六角牛。

 

 そして、十王堂。

 

 

 

GW?終了

2009-05-06 22:19:15 | 地域
 ゴールデンウィークの始まりは、本家に来ていた千葉寺の叔母に会いに行った朝から始まった。

 

 父親の兄弟も今では、二人。なかなか会う機会もなくなってきている。そんな叔母と本家の伯母を誘い、大洞の一本桜を観に行く。この途中、旧山口分校にて、帰省中?取材中?のyamanekoさんを発見。熊と出会った時と同じ?喜びを感じた。

 

 そして、その晩。遠野ブロガー諸氏との懇親会。例のごとく、一次会、2時かい?と時間を忘れる。(この面々とは、時間無制限であれば、いつまでも話し、歌っていられそうな雰囲気となる)

 

 翌朝、恒例となっている仙台へ・・・・行くはずが、家に着いたのが2時かい?では、当然運転できるはずもなく、家族の大ブーイングを受け、嫁さんの運転で盛岡方面まで。

 

 ダメ親父とは違い、しっかりものの嫁さんあっての我が家。穴場を用意してくれていた。

 

 会場内には、全国のB級グルメ?の店が並び、ご覧のような人。

 

 北海道から沖縄までの様々な食べ物が並び、我が家では広島焼きと佐世保バーガー、会津の味噌カツ弁当を頬張る。どれもが、それなり美味かった。

 こちらへ向うときから、主要道は大混雑となっており、1000円ETCの影響なのか他県ナンバーの車を多く見かけたので、当然の如く裏道専門で移動。盛岡周辺にあるイオンなど、彼女たちのお供をしながら終日を過ごす。

 

 世間でいう子供の日。予定していたお客さんとの打ち合わせをし、お昼少し前に図書館へ。どうしても探せない文章を探しに。この本にも関連事項はあるのだが、探したい部分は残念ながら、見当たらない。

 

 お昼を早々にすまして、八幡さまへ。

 

 子供流鏑馬には、遠野ブロガーが集まる。

 

 連休を満喫している諸氏の顔を見て、連休明け早々の仕事の準備となる。

 最終日は、子供達と家にて一緒に過ごし、貴重なGWは幕を閉じた。

 さてさて、

 4月から、頭にず~と引っかかっているもの。

 「ある書物に宝暦5年9月・・・新町次郎太郎(小原覚兵衛代名也)当月末から10月末迄雑穀飯壱椀づつ、霜月朔日から翌子5月月曜日迄雑穀粥壱椀づつ、6月朔日より9月晦日迄かうせん壱椀づつ施行仕候由・・・」

 という文章。コメントを頂いた阿久道さんからのご紹介によるものだが、確かに目にしたことのある文章なのに、それと思う書物を当たったが、確認できず、降参である。
 唯是~小原~両川としばらく追っているのだが、先に進む資料がありながら、どうしても、この時期の確認をしなければ埋まらない部分があり、自分自身の区切りがつかない状態となっている。どなたでも結構ですが、ご教示、お願いします。

南部神社例大祭

2009-05-02 22:20:56 | 郷土芸能
 遠野の平地では桜の盛りは過ぎたようだが、その一番いい時期に市内を回遊できなかった思いをなんとか晴らそうとここへ。

 

 鱒沢。去年、ここで観た桜は最高だった。やはり、散り始めではあったが、心を和ませるには十分。あと数日は大丈夫かもしれない。

 

 そして、ず~と気になっている文章を探しに図書館に行くと、祭りの一行が。

 

 そう、本日は南部神社例大祭。で、あった。

 

 かれこれ、十年以上も前。鍋倉山にある南部神社の境内?で、市内のしし踊り団体に集まって頂き、今のさくら祭りの一端ともなるイベントに参加していたことを思い出す。

 

 それは、例大祭と同じ日に行われ、花見もあまり行われなくなったとの思いもあり、ジンギスカンを食べながら、しし踊りを見てもらおうというものだったのだが、金の切れ目が縁の切れ目。

 

 だが、神社の例大祭は、今も変わらず行われる。

 

 時代の変化と共に変わりい行くものと、ず~と、継がれていくものが、混在しているのが、「遠野」なのかもしれない。

 

 かわいい神馬くんにも出会え、得をした気分となった午前。

 明日は、遠野南部入部行列の日であります。