「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2015 青笹しし 踊り納め

2015-11-23 21:47:19 | 郷土芸能

11月23日、勤労感謝の日は例年、上郷町板沢と青笹しし踊りの踊り納めの日になっています。

が、どうしたことでしょう!な、なんと板沢さんは昨日納め終わっていました。

私としたことが残念無念。今年はそんな年なんでしょうね・・・汗

 

冷たい雨が降り、雲に隠れた早池峰山や六角牛山の頂上付近は白くなっていると想像できる今日、

青笹しし踊りの踊り納めに出撃

 

土淵町飯豊にある青笹しし踊り中興の祖「踊り嘉兵ヱ」の墓前に線香を手向け、ひと踊り

この日、私がここに来る年は、なぜか天気が悪いようです 笑

 

次に向かった先は、青笹町中妻

明治40年の水害で集落の一部と墓地が流され島のようになり、中島と呼ばれていたが、現在は中妻という。

(呼び名の変遷は釜石市の中妻と同じ)

 

ここは遠野遺産第011号中妻観音堂

この御堂は、前記の水害以前は別の場所にあり、後に現在地に移ったとのことです。

同町喜清院開基「佐々木出雲」の氏神だったものが、大正2年頃廃社となり、現在は観音堂。

 

そうこうしているうちに、青笹しし踊りの皆さんがやって来ました!

 

鳥居誉めから

 

御堂を誉め

 

頂き物に感謝し、

 

御礼口上を述べ、十八番の柱がかり

 

この日は、同い年4人組のうち、一名の姿がありませんでした

話によると、あえりあ遠野で行われる周年祝賀会に行ったようです

寒い外での太鼓より、屋内での酒の誘惑に負けたようで、踊り納め参加の3人からブーイングでした!笑

 

いつものように、子供たちも、しっかり踊ります

 

中太鼓、刀かけも揃っています

 

松のしし頭が見えませんでしたが、若手がきっちり踊ります

 

この日、目を惹いたのは、群を抜く手さばきの「ふくべ振り」の子

蛙の子は蛙のようです 笑

 

もうすぐ、里にも雪が降りそうな遠野ですが、観音堂近くの家には、そのまま放置のこんな物が。

丸くて黒い物としか言いようがありませんが、豆柿です

今でこそ大きな柿が自由に買える時代ですが、私が幼少の頃は、これが普通の柿でした!

なんてことを思いながら、今年最後の屋外での郷土芸能を楽しんだ半日です 笑

 


2015 石鳩岡神楽交流会後編

2015-11-17 08:37:00 | 郷土芸能

昨日のこと、「遠野市役所兼とぴあ」で、茨城のKさんにバッタリ

この方、遠野市内の郷土芸能あるところにKさん有りというぐらいの通い人

日曜・月曜とも市内で郷土芸能は演じられないはずだったが、私の知らないところで

何かやったのかな?と気になる私です 笑

さて、交流会の後半

 

プログラムでは、笹除りのはずでしたが、急きょ、もう一演目の追加となりました

 

注連切の舞・・・石鳩岡神楽

「これでおしまいか!」等とひやかしの野次が飛んでいましたが、

皆さん、うれしい誤算だったようです 笑

 

笹除りの舞・・・平倉神楽

 

くずしに入る前にちょっとしたハプニング発生・・・お疲れ様でした!笑

 

三韓の舞・・・石鳩岡神楽

 

天王舞・・・綾内神楽

これでは、どういう内容か、わかりませんね!

機会があったら直に観て下さい!一見の価値はあると思います 笑

 

綾内神楽の皆さんです!

 

天降りの舞・・・石鳩岡神楽

 

と、続き、

 

とうとう最後の権現舞

 

石鳩岡神楽さんを中心に弟子神楽である綾内神楽さんと平倉神楽さん、

三柱の権現様の揃い踏みで、交流会は幕を閉じました

習得したとおり演じられるようにとの意味も含めた交流は、

お互いに励みになる良い機会でもあるようです

来年は遠野で!という話も出ていましたが、さて、どうなりますか、乞うご期待 !

 

 

 

 

 

 

 

 


2015 石鳩岡神楽交流会 前編

2015-11-16 17:34:03 | 郷土芸能

今年も行ってきました!隣町東和町での石鳩岡神楽交流会

昨年のこの日は、朝方には雪がありましたが、今年は、まだタイヤ交換もしていません。

紅葉は早かったのに気温は、今のところ、それほど下がっていません。

 

11時、打ち鳴らしで定刻スタート

 

石鳩岡神楽の会長さん、来賓の挨拶に続き、まずは平倉神楽の四人鶏舞

 

今年デビューした女性も落ち着いて踊っていました

他人の目線より高い場所では、チョー緊張する私には、その落ち着きが羨ましい限りです 笑

 

翁舞・・・綾内神楽

 

三番叟・・・石鳩岡神楽

ここで、お昼となり、お餅が振る舞われました。

用意されている餅と観客の数を目で確かめ、今年は遠慮せず頂くことに・・・

神楽も楽しみですが、この餅も・・・と食い意地が張ってきたおじさんです 笑

 

八幡舞・・・石鳩岡神楽

 

山の神舞・・・石鳩岡神楽

 

今年もこの方の山の神が観られて満足です 笑

 

岩戸開(本開き)舞・・・石鳩岡神楽

 

アメノウズメのこのシーン、個人的に好きです

 

面をはずして静から動へ

太鼓の上に顔が見える方に注目!

 

演目の決めのシーンでは声援を送り、終わりには大きな拍手

交流会の演目半ばで、日本酒の一升パックも半分以上空いている様子

神楽もそうですが、この方から目が離せません。笑

 

 

 


笛吹峠から和山・貞任・新山と

2015-11-12 21:53:32 | 地域

先日の事、土淵方面に仕事で向かったものの時間が早かったので、ちょいと貞任まで

 

厚い雲が遠野盆地を覆い、隙間がら光が差し込んでいるのは青笹町でしょうか

ここも、もう少しで道路閉鎖になるのでしょう

 

雪がいつ里に降るかと心配しているこの頃ですが、

昨日は六角牛山北側に白い物が見えました

 

天気が良かった今日は、山田町へ・・・

遠野から山田町へは、基本的に

① 遠野→釜石自動車道→釜石市街地→大槌町→山田町、

② 遠野→旧仙人トンネル→釜石市街地→大槌町→山田町、

③ 遠野→笛吹峠→鵜住居→大槌町→山田町、 

④ 遠野→土淵町山口(又は米通)→大槌町小鎚→山田町

⑤ 遠野→立丸峠→土坂峠→大槌町金澤→山田町

⑥ 遠野→立丸峠→川井→宮古市→山田町

ルートがありますが、何となく、③ルートを選択

 

笛吹峠頂上付近までさしかかった頃、普通に行くと時間が早すぎると思い、なんとなく、左折

先日行ったウインド ファーム、今日は天気が良いからもう一度寄って行こうか・・・

などと、なんとく思ったのが運のつき

かなり前に利用したことがあったので、そんな大変な道ではないと思い、どんどん奥へ、奥へ・・・

舗装道路だったような気がしていたが、どこまで行っても砂利道

20分ほども走ったでしょうか?どこを走っているのかさえわかりません・・・

引き返せる道路幅もなく、行きつくところに行くしかありません 汗

 

やっと牛舎が見え、舗装道路となり、着いたのはこちら

 

堺木峠を通ってきたようですが、これらの地図の通りだったような気がしませんでした

ここまで40分

 

その後、土淵町山口から上がってくる道路に合流し、こちらへ

 

展望台が出来てから始めて来ました 笑

 

向こうには薬師岳、早池峰山

 

そして大槌湾

 

ひょうたん島も見えました!

こんなことなら、土淵町山口経由で来たほうが良かった・・・汗

しばらく景色を眺め、海まで小鎚川沿いを下り、目的地山田町入り

帰りは、逆③ルートを利用したものの、途中で睡魔君降臨

チョー!疲れた半日でした!

良い子の皆さん、ナビにないような道は決して行ってはいけませんよ~!

例えナビに道があっても、道路幅までは書いてませんからね~!

 

 

 

 

 

 

 


郷土芸能のない週末

2015-11-08 22:00:03 | 地域

天気予報では、土曜が曇りで日曜が雨

と云うことで、降る前にこちらへ

 

土淵町山口の水車小屋

10月20日過ぎに行った時には、ちょうど解体作業中で、今回は解体した材料の搬出作業中

 

左隣りにある水路が本来のもので、右は水車への引き込み用

建物のあった場所には礎石風の石があるだけ

見ようによっては、何かの遺跡に見えなくもない・・・笑

右側の丸木は田んぼのハセ掛けに使うものではなく、かや葺き屋根を支えていた小屋組材

と、作業していた方が教えてくれました 笑

来春には、新しい水車小屋に生まれ変わるらしいです

(あまりにも新しく見えると、なんだか、がっかりですが・・・)

 

さて、

遠野の山々は、常緑の木々と落葉するものとが、はっきりわかる状況となってきましたが、

 

夏の間は暗い場所も落葉し、若干、日が射して、

この黄色ものが無くなる頃には、あの嫌な白い景色になるのでしょう 笑

昨年以前同時期の写真を見ると、やはり紅葉・落葉は早いようです

 

郷土芸能のない土曜の日中は、予定皆無

遠野ブロガー諸氏が、午前中から撮り鉄に出撃しているとの情報から、午後は私も・・・汗

曇天に秋の残景では、気合が入りません 笑

 

で、予定がないというのは困ったもので、頼まれもしないのに来年のお祭り参加者用にポチっと・・・

(姫猫さん、余計なコメントはノーコメントですよ)

支援してくれるところもない貧乏団体では、色々な笛を混ぜて使っており、

本番にはテープ・CDという強い味方があるので、音の違いは他の人にはわからず (汗)

とは云いながらも、毎年、一本ずつ同じメーカーのものを買っているのですが、

このメーカー、歩留まりが悪すぎる

今回も一本の1カ所の音が完全に違うようです

(篠笛のように、音程チェック済みの商品をそれ相応に値段別に販売してくれればよいのですが)

こんなことなら、地元のしし踊りや神楽の笛吹さんに同じ値段で頼んだ方が、よっぽど良いと

憤慨している笛の吹けない笛吹です 笑

この憂さは「とりたてホップ一番しぼり」で晴らすしかありませんね!