「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2023 達曽部八幡神社例祭後半

2023-09-12 11:02:47 | 郷土芸能

今週末16日(土)は遠野駅前の町中で、17日(日)は遠野郷八幡宮で遠野まつり。

 

旧遠野町内の南部ばやしでは、最小規模の仲町、昨晩から衣装貸出が始りました。

どのポジションも人が足りない状況ですが、少ないなりに精一杯努めます!

と、関係者談。オリンピック精神かな?(参加することに意義がある)

さて、本題の達曽部八幡例祭の続きです。

 

御旅処に到着すると神事、中に入らない人たちは、ここで少しだけ休憩。笑

私も、ペットのお茶で水分補給・・・めまいがしそうです。

 

神事が続く中、暗黙の了解で芸能奉納

 

最初は舘大神楽さん

 

文化7年(1810)の獅子頭があり、その辺りから始められたと考えられるようです。

 

女の子たちの祝いの舞

 

続いて、米田大神楽さん

米田は昭和42年頃に今は廃絶となった宮守の下栃大神楽から伝授されたとのこと。

宮守にはこ他に上宮守大神楽があり、4つの大神楽があったことになります。

 

基本構成は舘大神楽と同じですが、一度両者を続けて観ただけで所作の違いがわかります。

 

達曽部の宿は、紫波と遠野を結ぶ中継地だった場所で、新しい文化は紫波方面から

入ってきたのでしょう。

 

こちらの舞は、以前は女性たちも一緒でしたが、今回はお一人。

皆さん、注目していました!

 

大神楽の次は、湯屋神楽さんのシンガク

明治初期頃に湯屋のお隣、大迫町の大償神楽の系統の法印から教えられたとのこと。

 

神楽の最後は湧水神楽さんのシンガク

こちらの神楽は16日(土)の遠野まつりでは、神楽共演会にも出演予定。

 

続いて、行山流湧水鹿踊さん

 

この湧水(わくみず)さん、遠野まつりの16日(土)は、午前11時頃から

湧水神楽さんの猿田彦が先頭で始まり、12時過ぎのお通りでは湧水神楽として出演、

15時30分からは湧水鹿踊に替わり、16時30分過ぎには湧水神楽として

神楽共演会に出演という二刀流を丸々一日こなします!

 

御旅処での最後は、子供たちのお御輿。

担ぐ子供達がワッショイ!と云えば、周りで見ていた他の芸能の子達もワッショイ!

みんな達曽部小学校の仲間です。 とてもいい感じでした!

 

御旅処から宿の通りのはずれまで歩き、

 

最後は、あの石段を上って神社へ戻ります。

 

新コロ前でも、相当決心してからでないと、あの石段の上り下り2回は大変でした。

今年は、まだ体力・気力に余裕がないので、通りはずれで撤収。

日課の散歩代わりに歩いたお祭り、いい運動になりました!笑

最後に、週末からの遠野まつり、中、高生の皆さんで、アルバイト感覚でお祭りに

参加してもいいかなあと思っている友人・部活のグループの皆さん、

仲町を筆頭に各南部ばやしでは、まだ、お手伝いできる人を募集していると思います。

相談の上、各祭典事務所に顔を出してみては如何でしょうか?



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
達曽部八幡後半 (掛け持ち人)
2023-09-13 18:09:47
御旅所では結構見る人がいましたが八幡宮の方ではほぼほぼ関係者のみ意外と寂しいものとなりましたが何とか奉納する事が出来て良かったです。かつては大川目さんさ、中野神楽とあと2つあったのですがどちらも活動休止中です。どちらかでも復活出来ないのかと思う次第です。
達曽部 (笛吹)
2023-09-14 08:58:18
掛け持ち人さんへ
神社のあの石段、相当の決心が必要です。笑
達曽部の芸能として湧水鹿踊、湧水神楽、中野神楽、舘大神楽、米田大神楽、湯屋神楽、大川目参差、中斎念仏剣舞、米田田植踊り、鋳物神楽、中斎百姓踊り
が、「遠野の郷土芸能」に載ってあります。
物凄い数です。一つの集落で複数の芸能が行われていたようですが、これも時代の流れ。人がいなければ伝承もできず。
新コロ以後、どこでも、芸能の危機が叫ばれるようになってきましたが、今が正念場かとも思っています。
さて、週末の遠野まつり、掛け持ち人さんの出番に観られるか微妙ですが、限られた時間で徘徊したいと思います。頑張りましょう~!楽しみましょう~!

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