「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2015 加茂神社宵宮

2015-07-29 17:30:51 | 神社

塚沢早池峰神楽の門打ちを追いかけた26日(日)は、塚沢神社の例祭日であり、

遠野市松崎町のスーパー、アクティーの南側道路向かいにある加茂神社の宵宮

 

6時からの宵宮神事のために、早瀬町の方々が準備中

 

遠野遺産第77号として加茂神社と御神木の桜が認定されているが、桜は倒木し、写真左側の如し

この後ろ及び右側に水路があり、現在はコンクリート製となっているが、かつては、写真手前の石造橋下に流れあり

 

神社の創建についての案内板

南部師行創建説の遠野小誌を見ていないので、その説のことはわからないが、

早池峯神社末社説については、妙泉寺文書で確認済

子供の頃まで盛んであった大工町の夜祭は、この神社の宵宮であり、水の神として拝んでいた由

コンクリート製の水路となるまで、大雨になると水路の氾濫常習地帯でもあり

 

6時、神楽打ち鳴らしで神事

 

以前は大出早池峰神楽さんも招へいされていたが、去年からは鱒沢早池峰神楽さん

 

前日に塚沢の宵宮でもお会いしており、同じ演目だよ!とのこと 笑

 

鶏舞

 

外では、暗くなる前から無料ビールを片手に・・・さぞかし美味しいでしょう

 

八幡舞

 

二日続けて、お疲れ様!

 

下舞い

 

権現舞

 

7時過ぎ、終了

 

この後は、きれい処の踊りなどが披露されるが、私の役割はここまで・・・笑

 

さて、次の日曜(8/2)は、東穀町の欠ノ上稲荷例祭、綾織町の石上神社例祭、宮守町稲荷穴まつり

と、重複例祭デーとなります

今回は諸事情により、出撃不可ということで、遠野ぶれんど郷土芸能班諸氏にお任せします 笑

 

ところで、昨夜は友人宅の上棟式にお呼ばれ

上棟式そのものが省略されることが普通となったこの頃、

お神酒を頂いた勢いで、普段あまり口にしない日本酒を頂き、帰宅

朝まで爆睡できました 笑

 

 

 

 


2015 塚沢早池峰神楽門打ち

2015-07-28 00:06:46 | 郷土芸能

雨の宵宮とは、うって変わり晴天の日曜

30℃越えを覚悟し、日焼け止めを顔に塗り、いざ出陣!

 

集合場所は聞いていませんでしたが、おそらくここだろうということで・・・

塚沢地区構造改善センター・・・旧塚沢小学校

午前10時、集まった神楽の皆さんと地域の小中高生が一緒に権現様に礼をし、出発

 

まずは近場から

 

以前、同行した時には、もう少し人数が多かったが、時代の流行にのっているようです

 

塚沢の中でも、今回は、国道396号線から北側の地域

流石の私も、未踏の地です 笑

第一印象は坂だらけ

 

そして、家の廻りや山には、ヤマユリが沢山咲く里

 

行く先々でひと踊り

 

子供たちは元気です

 

途中、見かけた空家

興味深く観察していると、神楽の方々から、塚沢早池峰神楽の元祖の家だとのこと

寛政年間(1789~1801)辺りから踊り継がれる早池峰嶽神楽の流れをくみ、

中でも児野の門兵衛・深治両人は名神楽衆で、

飢饉で嶽神楽が人手不足になった折には、馳せ参じたと言い伝えられているそうです。

依頼があれば、釜石まで踊りに行ったようなので、宵宮で脇に張られた幕に記された釜石の人々は、

それが縁で幕製作に一役かったものと想像

 

廻り始めて1時間半も過ぎると、体力に年齢差が生じます

会長の目線は地面に・・・

 

御花がはずむと、権現舞も・・・笑

お昼頃、あと数件で終わりだと聞き間違いをした私に、あと十数件回るとのお言葉

 

南無阿弥陀仏、金毘羅大権現の他に、はじめてみる石碑、級長津彦神・級長戸辺神

地元では「風と雨の神」として拝んでいるそうです

 

この地域、家のある場所には水があり、珍しいものを教えて頂く

現在休眠中の土塗壁の水車小屋、水車自体は鉄製で、修繕が必要の様子

これが動くようになれば、カメラマンの餌食になること間違いなしです 笑

 

門打ちは、まだ続きます

 

真ん中の山のふもとから、こんなに登ってきました 車で 笑

 

一番高い位置にある家で最後

 

午後1時を回っていましたが、子供たちは嫌な顔ひとつしていませんでした

私は、途中から風景撮りとなりましたが・・・ 笑

この地域には先にも記したようにヤマユリが多く見られますが、家々にはご覧のようなものも・・・

どこかの風景コンテストに、案外いい地域なのではと、密かに思った笛吹です 笑

塚沢早池峰神楽の皆さん、お世話になりました!

 

 

 

 

 

 


2015 宮守町塚沢神社宵宮後半は

2015-07-27 08:26:36 | 郷土芸能

梅雨時特有の蒸し暑い雨模様の宵宮、汗か雨かわからないが、タオルで顔?頭?を拭きっぱなし

定番の式六番が終わったところで、集まった方々には、うれしい演目です 笑

 

汐汲み舞・・・塚沢早池峰神楽

遠野市内の

神楽では、私は初めて拝見

 

流石に神楽女子、上手い!

 

天降り舞・・・平倉神楽

 

久しぶりにこの方の舞を見ましたが、キレ味は最高です!

 

飛んでいるところをアップでという思いが何とか叶いました

が、ピントがイマイチ・・・腕のせいにはしたくないので機材のせいに・・・汗

 

川崎さんも満足したのではないでしょうか?・・・なんのことや 笑

 

最後に 権現舞・・・塚沢早池峰神楽

 

塚沢早池峰神楽さんをはじめ、地域の方々の努力によって昨年復活した宵宮

残念ながら雨となりましたが、舞手も観客も熱気むんむんの良い宵宮でした

お祭りでも、なかなか式六番をきちんと舞うことが無くなったと聞いていたので、御見せ頂き感謝です!

 

 


2015 宮守町塚沢神社宵宮式六番

2015-07-26 23:47:52 | 郷土芸能

土曜日は日中本業に勤しみ、夕方からご案内を頂いていた宮守町塚沢へ

 

雨の遠野市街地から曇りの予報を信じ向ったが、現地も雨・・・

長靴に履き替え準備OKということろで、まずは塚沢早池峰神楽の皆さんが神社で打ち鳴らし

 

大出早池峯神社同様にくぐり拝殿で行われる神楽の準備も済み開始時間を待つ

こちらは明治41年8月1日の幕

宮守村 伊藤易人と現在の釜石市小川の松坂子々松の大きな文字の他、

釜石の大畑、定内、大松、平田、両石、そして大槌の金澤、遠野の暮坪の方の名前が見える

どういう経緯でこの幕が作られたかは伝わっていないとのこと。

唯一わかるのは、宮守の人、伊藤易人は、塚沢早池峰神楽を始めた家の人だということだけなようです

 

雨足が強くなってきたところで、伊藤良介会長の挨拶で夜神楽の始まりです

 

式一  鶏舞・・・塚沢早池峰神楽 去年と同じ、伊藤・浅沼コンビです 笑

 

式二 翁舞・・・塚沢早池峰神楽 会長です!

 

式三 三番叟・・・塚沢早池峰神楽 若手の木村くん

 

岩手ではなく若手です 笑

 

式四 八幡舞・・・鱒沢神楽 諸事情によりワンカットだけです 汗

 

式五 山の神舞・・・平倉神楽

 

 

この辺りから観る方々のアルコールが効き始め、世間話から声援まで聞こえます 笑

遠野では奥さんの事を山の神と呼称することがありますが、どういう意味なのか

私には、さっぱりわかりません 笑

 

式六 岩戸開き舞・・・塚沢早池峰神楽

 

 

開始からあっという間に2時間が過ぎ、式六番の終わりです

この日は、遠野ぶれんど郷土芸能班から私の他、とらねこさんとksuzさんが来ていましたが、

この時点で、珍しくksuzさんは、まだ居ましたが、とらねこさんの姿が見えません。

どうやら、雨のぬかるみで尻もちをついて撤収したとのことでした。笑

 

 


今度の週末は?

2015-07-22 22:43:42 | 地域

アメダスデータでは今日の遠野の最高気温は33.5℃、我が家の外の日陰では38℃

午前中に外出を済ませ、午後は案内所に引き籠りました

お蔭様で涼を求めにやってきた方々との話だけで日中は終わり

 

この暑さで、我が家の庭の花っこも、何となく顔色が悪い・・・

 

と云うことで、ご案内 笑

 

今度の25日(土)は、宮守町下宮守6地割の塚沢神社の宵宮です

遠野方面から盛岡へ向う国道396号を利用し、ジャジー牛ソフトで知られる「まきばのおもてなし」という

ソフトクリーム屋さんを過ぎると右手に最初の店「日立屋」が見えます

その道路向かいに例祭の幟旗があるところが塚沢神社です

午後6時30分から夜神楽となります

 

地元、塚沢神楽をはじめ、数団体が演じる予定とのことです

 

おおよそ9時頃には終了するものと思われます 笑

 

また、翌日26日(日)宮守町柏木平でリバーサイドまつりが開催されるとのこと

(詳しくは遠野市観光協会HPのイベントをご覧ください)

 

遠野南部流鏑馬とは異なる、スポーツやぶさめや、

 

子供たちが楽しめるイベントもあるようです

 

午後には、たぶん2時過ぎだと思いますが、先の塚沢神社では例祭です

近くの別当さんの家から塚沢神楽と役員さん方の行列があり、下舞いと権現舞が披露されます

短い時間ですが、お祭りの雰囲気は感じ取れるかと思います。

以上、告知だけでした 笑

 

仏壇に供えても良さそうな花が咲きだすと、あっという間にお盆がやってくるような・・・

で、先ほど仕事のスケジュールと千両箱の空き具合を確認すると、

まだ小判を入れる余裕がありそうなので、郷土芸能撮影のお誘いは断らず、

土用の丑の日にうなぎを食べながら一献などという誘惑には負けずに邁進する所存です。 笑