「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2010 小友祭り&岩龍神社例大祭 後編

2010-08-31 00:07:35 | 郷土芸能

神社へ神輿が戻った後、通りでは各郷土芸能団体が門掛けへ

 

このあたりになると、どこの団体を追えばよいのか迷うほど一斉に始まる

 

おおよそ、廻る順番が決められており、

こちらのしし踊りは、神社の橋のそばにある家の細い玄関先に

 

手踊りは通りで最後の踊りを演じる

(ここで、このじっちゃん何を思ったのか踊り手の前に顔を出すや、

じ~と見入る・・・・タイプだったようだ)

 

かと思えば

 

青い半纏の女の子は、先頭のおねえさんの踊りを

じ~と見ながら踊り続ける

 

いろいろな人間ウォッチングをしている頃には、しし踊りもクライマックス

 

目の前で

 

通りいっぱいに

 

そして、投げ草

 

午後1時からこの時点で5時

 

6時過ぎから行なわれる郷土芸能競演会まで

休みなく演じられるのかと思うほど続く祭り

 

まだまだ、観ていたいと思えども

 

持ち時間終了となり、この場を去る

 

そして、帰り道でみつけた「遠野なもの」

私の手帳では9月1日が210日

30℃越えが連日続く遠野、気温はいつ下がる?


2010 小友まつり&岩龍神社例大祭 前編

2010-08-30 00:28:26 | 郷土芸能

天神の山を後にし、保冷材の入ったバッグに入れられたおにぎりを

頬張りながら綾織町から土室峠を越え、小友町へ入る。

 

今、まさに神輿渡御が始まる寸前に到着

境内には、町内から集まった多くの郷土芸能団体が集合

残念ながら、長野しし踊りの「雌じし狂い(遠野語では、雌じしぐれ)」は既に終わっていた。

 

町民が云うところの「天狗」を先頭に

 

一行は、橋を渡る

 

先日綾織町山口愛宕神社で見かけた鷹鳥屋神楽と鮎貝神楽が続く

 

この日しか観られない小友町南部ばやし(通り踊り)

 

保育園児や小学生による子供神輿が続き

 

町内婦人会による手踊りがもうひとつの華を添える

 

長い行列の最後には、地元「長野・山谷・鷹鳥屋」しし踊りが連なり、御旅処へ

 

30℃超えのこの日、御旅処から戻る一行は、なかなか現れず、

おにぎりだけでは足りないメタボバーラに出店の広島風お好み焼きを食べさせ、3本目となる450mlのお茶までサービスし、時を待つ

この間、行列に付いていくはずの方が一升瓶を小脇に抱え、

コップに注いだ物をグビグビ一人で・・・・・祭り

 

やがて、神輿があらわれ、

 

一升瓶の方も人ごみに紛れながら、神社へと戻る

 

山車を押す男衆の役目ももう一息

 

小友町南部ばやしは「うさぎ」を踊りながら戻る

 

そして、門掛け

 

続く

 

 

 

 


2010 菅原神社例大祭

2010-08-29 10:10:57 | 神社

天神の山には祭りありて獅子踊りあり

 

そこは遠野遺産第34号の地なり

 

神事までの間、童子ども相撲に興じたり

行司の校長先生は事のほか相撲が好みと聞こゆ

 

紅黄物、身にまとい女人のみ集へり

 

息子の編する書物を紹介したる父あり

親子の絆の深さを知る

 

大出神楽の着たるを待ち、やがて神事

その様子を伺う清楚なる人あり

 

神楽の響きたる中、一筋の列作れり

 

境内を廻る輪の中にしし踊りの先立ちたる童子ども、彩りを添えり

 

やがて、塵たちたる処を見ゆればしし踊り舞い始め

 

今が盛りと思ふ時、その場を去れり

 

残る女人に後ろ髪を惹かれるも、如何ともあたはざりき


2010 綾織町山口愛宕神社例大祭

2010-08-24 22:28:07 | 愛宕

この情報は、二日町の人高橋君より聞きたり。高橋君は話し上手にはあらざれども誠実なる人なり。

 

ということで、こちらへ

 

国道下の農道から見るターゲット周辺の景色は新鮮そのもの

 

午前中の例祭は、午前10時を目安に行動することが多いが、こちらへ到着すると11時あたりから始まると教えられる。

 

「年寄りは早ぐ登れねがら・・・・」と家を出た後、この鳥居でまず休憩

 

一足先に神社まで登り参拝を済ませても時間が余り、周辺を行ったり来たり

 

そして、注連縄飾りに集まった地域の「若げ~したズ(若い人達)」の車に乗せて頂き、行列に合流

 

ここでは数箇所に分かれた地域が持ち回りで祭りの取りまとめ役を

務めているのだということで、今年は、田屋の大杉近隣の方々が務める。

 

行列は二日町駅踏切から北へ続く道を、国道沿いの石屋さん前を通らず、細い旧道を神社までまっすぐ登る。

 

国道そばの鳥居をくぐると、愛宕神社のご多分に漏れず、急な山道を登る、登る。

 

そして、例の如く神社の廻り三周

 

神事が始まる頃、先に鳥居でお会いした二人が祭りの始まりに笑顔で応える

 

一方、行列からここまで休まず歩いてきた「若げした~ズ」はご覧のとおり

 

神事が終わるあたりに、神楽奉納

今年は、石上神楽ではなく、鷹鳥屋神楽

なんでも石上神楽の胴元?が調子を悪くしているとか

 

地元、山口大神楽

 

少数精鋭で頑張る

 

そして綾織しし踊り

 

しし踊りの後、子供神輿が奉納され、下山となる。

 

この後、楽しいご苦労会が待っていると思うと、下る足の速さは子供も大人も同じであった。

 

どんどはれ!