「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2023 鱒沢神楽初舞 其の参

2023-02-18 14:01:43 | 郷土芸能

先日の最低気温は-15℃以下、今日の最高気温は+7℃ぐらいの予報。

少しずつ春に近づいているんでしょうね~!

と云うことで、鱒沢神楽初舞の最後です。

 

六番目は鱒沢神楽さんの八幡舞

 

例によって女性二人かと思っていました。

 

鶏舞に続いて、彼です!

 

新コロで舞えなかったぶん、存分にねえ~!

 

そして、7番目は大出早池峰神楽さん

 

岩戸開き

 

大出さんは何番舞ってもいいですよ~!という感じになってきましたね~

 

以前までだと、神楽共演会と同じ演目をこの初舞でも、

と云うことがあったのですが、今年は皆さん、気合が違いました!

 

この調子で、9月の遠野まつりまで頑張りましょう~!

他の地域の方々から、がっかりされるような祭りにだけはしたくないですよね~

 

最後は主催者、鱒沢神楽さん

 

演目の幕は岩戸開のままですが、下舞

 

権現舞

 

この後、御礼の挨拶にて初舞の終了となりました!

ここで一息つくと、お出でになった皆さん一緒に直会ということだったと思います。

「かだらないの?」と声をかけて頂きました・・・

かだらないの?→ 肩だるいの? 語らないの?

家族間の会話でもそうですが、日本語は難しいですよね~!

「参加しないの?」と、云われましたが、翌日は健診でした!

桜が咲くころには、ご馳走になれるかも・・・笑


2023 鱒沢神楽初舞 其の弐

2023-02-16 09:01:58 | 郷土芸能

先月からの盛岡通い、その半分は朝食抜きか前日から食事抜き

 

帰りのお昼だけが、今は楽しみです。

腹いっぱい食べられ、とことん飲める、こんな幸せはないよね~!笑

さて、腹ごなしに初舞の続きです。

 

四番目は大出早池峰神楽さん

この鱒沢神楽初舞、基本的には、この大出早池峰神楽さんの弟子神楽が集まって

開催されているようです。(が、どこにも例外があります。汗)

 

三番叟の特別バージョン

 

大出の皆さんの席には、この日、子供たちが多く陣取っており、

何をやるのだろう?と思っていたところ、このような状況でした!

少子化が叫ばれるご時世に、これだけの子供たちが一緒に神楽、

なんと素晴らしいことでしょう!

 

五番目は、宮守町達曽部の湧水神楽さん

大出早池峰神楽に縁ある神楽の皆さんが集まっている初舞の例外?

と云うと失礼になりますが、おそらく鱒沢神楽さんと湧水神楽さんは

宮守村時代からの旧知の仲ということなんだろうと思います。

 

竜殿の舞

 

こちらの神楽も、演目に応じて、舞手を変えながら、魅せてくれます。

 

新コロ以前辺りまでは緑の協力隊の女性が、この初舞に舞手として参加していました。

それも、懐かしいと感じる新コロ後です。笑


2023 鱒沢神楽初舞 其の壱

2023-02-15 11:46:59 | 郷土芸能

1月末の遠野郷神楽共演会が終わり、2月も既に半月。

何かやったような・・・何もやってないような・・・。

 

1月から昨日まで何度か盛岡に通い、来週からは矢巾。

2月いっぱいは、今と同じような生活かな?汗

動き回れる内にと云うことで、3年ぶり開催の遠野市宮守町の鱒沢神楽さんの初舞です。

 

2月12日(日)10時 農村婦人の家にて

打ち鳴らしで、スタート

 

1月の神楽共演会への出演も無かったので心配していましたが、

やはり新コロの影響が大きかったようです。

 

鶏舞から

 

3年前のこの日、デビュー?した男性が、この鶏舞を演じて、さあ、これから

と云うところで、新コロ。その後は、どうしたのだろう?

 

と、思っていましたが、今回も、参加しておりました!よかった~

 

続いて、綾織町の石上神楽さん

現在活動中の大出早池峰神楽の弟子神楽の中では、最後に伝えられた神楽です。

 

松迎の舞

 

胴は民謡張りの唄声です。

 

前回の神楽共演会で翁を演じ、今回は千秋の舞手さん、

この日は奥様とお子様もご一緒に観ておりました。

 

続いて、附馬牛町の小倉神楽さん

大出から、いつ伝えられたかは不明のようですが、その大出が昭和24年の火災で

神楽道具一切を焼失した後、この小倉さんから道具を借りて細々と御神楽を奉納していた

時期があるとのことです。

 

八幡舞

 

男女の八幡舞

 

前回の神楽共演会では鳥舞をやり、その後のどべっこ祭りにも演じたようなので、

もしかして、その時の演目が八幡舞だったのかもしれません。

 

練習の成果が表れていた舞でした!

まずは、ここまで。笑


2023 遠野郷神楽共演会 其の参

2023-02-01 13:03:55 | 郷土芸能

2月ですね!真冬日から脱したと喜んでも、まだ最低気温はマイナス10℃前後。

もうしばらく、我慢、我慢。郷土芸能が好きではない方々も、我慢、我慢。笑

 

開会前に権現様をパチリ!

よく見ると7柱、参加団体は9団体、小倉神楽さんは、ふるさと村へ行く都合があるから、

権現様はいらっしゃっていないとして、もう一団体は?

私が撮影した後に揃ったようですが、撮影前に頼みますよ~!笑

さて、共演会の最後です。

 

八番目 塚沢早池峰神楽さん

 

鐘巻

舞のあらすじは2017年2月3日の拙ブログを参照してください。笑

 

どう見ても、普通の綺麗どころとは思えない女性

 

数珠や赤い布が、その怨念じみた動作を引き立てます。

 

ダメだと云われれば、そうしたくなり、結果、蛇身となる。

 

この顛末を知った客僧が、法力で助けるのですが、

この日演じた女性と客僧は、本物のご夫婦でした。笑

 

九番目 大出早池峰神楽さん

 

鞍馬

 

舞手の二人、文句なしです!

 

十番目 平倉神楽さん 演目はそのとおり 笑

 

久しぶりの舞ですね~

 

思わず、前はいつ?と調べると2019年の石鳩岡神楽交流会だったようです。

 

所謂、八岐大蛇の話になります。

 

またまた悪い癖で、大蛇役は誰なんだべ?なんて思いながら・・・笑

すいません、くずしの写真を選び忘れました。

 

最後は、塚沢さんの下舞と権現舞

準備されたお酒は?と見ると、国稀(くにまれ)

塚沢の会長さんの仕事は北海道のお酒、国稀の杜氏さん。この時期は本業で北海道。

ちなみに飲みやすいお酒です。笑

 

もうひとつ気になった権現幕・・・去年、新調したようです。笑

 

まだ、お客さんをステージに招いて祈祷できない一月。

次は、どこで、何が観られるかなあ~、その頃には、いつも通りにできるのかなあ

と思いながら、共演会終了です。