快晴の日曜、約束にて午前中届けるべきものを届け、
予定していた処へは帰宅していては間に合わないと判断し、行き先変更
車で行った先は、
鍋倉から五百羅漢へ行く途中の程洞稲荷
道路脇の案内板のあるニの鳥居から山道を歩くこと10分
境内に到着
今年で四回目だが、年々息が上がる
今年も焚き火でアブ除けをしながら六日町の役員の方々が出迎え
八幡神楽の法螺貝の音で神事始まりを知らせる
静かな山の中では、この音がよく響く
遠野郷八幡宮宮司様による神事
太鼓の打ち鳴らしから始まり玉串奉典、神楽打ち鳴らしと神事
神事終了後、一息つくと自治会館にて直会
年々参加者が少なくなっているとお聞きするが、こうして、郷土芸能を呼んで例祭を行う
神楽は岩戸開き
八幡神楽は、明治以前、遠野郷八幡宮例大祭に遠野一円の山伏が集まり、
上組町蒼前神社(現駒形神社)別当竜法院が中心となり、
一座を組んで行われていた神楽が基になっている。
山の神
昭和の戦時中、一時中断し、踊り手不足から演目が減るが、
八幡地域の方々の参加により、演目数を増やす努力を続ける
権現舞
1月15日の小正月を初舞とし、5月5日の子供流鏑馬、
9月14日の八幡宮例大祭宵宮、翌15日の例大祭にて演じられる
この日も参加された皆さんの厄除けをし、無事終了
境内にて
程洞稲荷は、かつては女性の参拝者が多くあったという
山の神は、名前の通りの山仕事の方々の神様であるが、
田の神にもなることから農業の神様でもある。
遠野物語拾遺には、妊婦は山の神が現れないうちは子供は生まれないと云われているので、
馬を曳いて山の神を迎えに行くという風習が載せられており、
程洞稲荷さんに女性が参拝していた理由の一端を知ることができる。