「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

吹雪乱舞

2021-01-30 15:36:11 | 景色

先週・今週は、お隣の釜石まで何度となく往復。

来週以降もまた、別件で行きそうです。

 

そんな釜石、雪が積もることは少なく、別世界。

 

こちら遠野はと云うと、圧雪状態だった今月半ばにはだいぶ融け、

 

先週末には町中の雪も業者さんが除雪してくれました。

 

これで本来の車道歩道の区別もつき、暮らしやすいと思っていたところ、

昨日から、また、雪

 

今朝は、家の周りの雪かきから始まり、私設案内所に来て、また雪かき。

雪の無くなった道路も一週間で、また雪道。

 

それでも先週の除雪で、雪を置くスペースが確保できたのは幸いでした。

 

吹雪乱舞、久しくそんな風景も見ていなかったここ数年、

川ではなく田んぼには白鳥の集団、密状態です。

 

午後、運休中だというJR釜石線の様子見に行くと、レールも見えません。

 

少しだけ風がおさまった遠野駅では手作業で除雪中

 

切り換えポイント等がある部分はどうしても手作業になるのかもしれません。

ご苦労様です!

 

駅横の親不孝通り

昨年末で閉めた馴染みの店も看板は外され、入り口は除雪の様子無し。

 

夜が営業メインのこちらもランチメニューの張り紙

 

今年最初の外飲みも、しばらく先になりそうです。

 

ところで、数日前、姫猫さんがこんな本を見せに来ました。

上郷町内にある平野原集落の郷土史です。

自治会独自でまとめたようですが、これがどうして、なかなかの本、

貴重な資料になること間違い無しです。

この本にはさわりしか載っていませんが、平野原氏

建保年間(1213~1219)阿曽沼氏の家臣平野原備後吉武(本姓菊池)、平野原助左衛門吉成が

平野原舘を築く

これが平野原の地名の初見になります。

参考緒家系図には、

平原氏 本名菊池 旧平野原と書く 菊池肥後守武重後胤 紋違鷹羽

吉武 始め菊池将監 平野原備後

先祖は菊池某、閉伊郡遠野へ来て阿曽沼氏の家臣になり、同郡平野原村を領して氏とする。

吉武、遠野孫三郎廣郷に仕える、慶長5年主家没落の時浪士となりて死す。

息子、平原助左衛門吉成、南部利直公の時、召出され、平原村に35石を賜う。

その後、この家系は盛岡に移り、遠野には平野原氏(平原氏)を名乗る家は無くなる。

八戸南部氏が遠野移封となった後、この地域は八戸家臣福田氏の領地となり、昭和の初め頃まで

福田家に米を届けていたと聞いたことがあるが、私自身は確証を得ていない。

 

例年、この時期に遠野郷神楽共演会が開催されますが、今年は中止。

また、町家のひな祭りは規模縮小で開催すると聞こえてきました。

岩手ではここ二日新型コロナ感染者はゼロ、しかし、今日は一人、

それでも、まずは県内ゼロ目指して頑張りましょう!としか言えませんが・・・。


2021 遠野郷八幡宮どんと祭

2021-01-16 11:41:17 | 民俗

2021年1月も気力がみなぎってこないまま半分過ぎてしまいました。

これは寒さのせいなのか歳のせいなのか・・・笑

 

寒さと云えば、今期の冬はかなりのもので、先週土曜日は-20℃以下。

そんな日に近所では上水道の漏水工事で断水のお知らせ有り。

断水しなくても家の一部では水が出ませんでしたが。笑

さて、今年の2回目の話題は、

 

遠野郷八幡宮どんと祭

3時からの神事に先立ち、地元八幡神楽の皆さんもお参りです。

皆さんの顔が見られてうれしい限り!

 

境内の主要な場所は除雪済みながら、表面は凍結状態

拝殿まで、皆さん恐る恐るの歩きでした。

 

神事の始まりは神楽の打ち鳴らし

この音を聞くと今年も始まったなあという気がします。笑

 

畏み、畏み申して、神事

 

所作に支障がない限りはマスク着用で

 

火伏、そして、新型コロナも退散するように・・・

 

拝殿内に集まった方々の頭をカミカミ

 

その後、外に移動し、火入れ前の神事 

 

何年も来ていながら、初めて種火?からの着火の様子を拝見

 

焚き上げる諸物の周りを権現様が回り、

 

参集者の頭をカミカミ

 

神社から頂いたお餅を竹串に刺して火にあぶって食すのが、この神社の習わしですが、

今年はビニール袋に入ったお餅をかざしました。

 

どんと祭、やってるよ~と合図の法螺が響きます。

 

カミカミして貰う中に今年は泣き出す子は居ませんでした。笑

 

暖かくなる頃には、せめて県内だけでも感染者ゼロになるように・・・

 

昨年より少しだけ長めに見守りつつ、

 

とらねこさんの処から売られてきたドナドナ機の初めての試し撮り試行錯誤。

今年は既に遠野郷神楽共演会も中止となり、撮影もままならず、

毎日のマイナス最低・最高気温を気にしつつ、都会の変わらぬ通勤風景をTVで観ては

まだまだ我慢だなと思う毎日です。


2021年謹賀新年

2021-01-01 16:43:23 | 景色

令和3年の幕開け。

 

新年明けましておめでとうございます!

今年も「遠野」なんだり・かんだりをよろしくお願い申し上げます。

 

年末近くになり慌ただしく我が家及び家人の居なくなった時々愛妻家の年取りの準備をし、

31日拙案内所を閉め、早めに帰宅し、さあ飲み始めるかと思っていたところに、花火の音。

事前情報により、これが年末サプライズ花火の合図と確信し、寒~い中、早瀬川へ。

 

手がかじかみ、シャッターは思うように押せない状況下、どうにか数枚捉えて、帰宅。

真冬の花火はきれいでしたが、流石にこの時期の外は厳しいものがあります。

 

取り寄せた焼津からのマグロと釧路からの毛ガニを肴に紅白を観ながら、家族で飲み食いし、

新町は常福寺の鐘が聞こえ始めた頃、遠野郷八幡宮へお参り

 

二の足を踏みそうなぐらい寒いので悩みましたが、長女がお供するとのことで、雪中行軍。

例年と比べ、かなり少ない人出でした。

 

帰宅後爆睡し、10時過ぎ、恒例により遠野三山の神社へお参り

 

例により、まずは綾織町の石上神社

下のバス停周辺に車を止めると、境内から鈴の音

ここで初詣の人と逢うのは珍しいのですが、今年は私のスタートが若干遅かったのが幸い。

 

路面凍結、その上に雪ということで、のろのろ運転にて、青笹町の六神石神社へ。

 

ここは例年通りといった感じで、宮司様とも新年のご挨拶し、

 

初詣

11時から神事と云っていた遠野ブロガー姫猫さんが来たので、あとはお任せし、次へ。

 

途中寄り道・・・雪の荒神様

 

最後は、附馬牛町の大出早池峰神社です。

町からここまで来ると流石に別世界。今年はとても遠くに感じました。

 

それでも、参拝客はそれなりです。

 

いつもは割拝殿にあるお札・お守りの販売所は社務所内に移動してあり、

八幡様や六神石さんも同じで鈴を鳴らす紐?はありませんでした。

それと、甘酒も今年はありませんでした・・・笑

 

境内にいる間に降ってくる雪の量が多くなり、お札を求めて退散。

其々の神社でいつも通りの祈願の他、今年は例の禍が治まるように祈ってきました。

と、云うことで、まずは、例年通りのスタートです。

例年通りと云えば、恒例の同級生新年会も各種新年会も例外で、開催無しです。

今年は下手に風邪をひくと、有らぬ心配をすることになるので、

もうしばらくは東北人らしく、じっと我慢の子でいましょう。笑