「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

宮守町達曽部 中斎駒形神社例祭

2013-08-21 08:22:30 | 駒形

お盆休みの最終日18日は、朝一番から大忙し

斎場にて仏事出席、着替えて五日市へ行き、、昼食後、ご案内を頂いていた達曽部へ

 

稲荷穴へ向かう途中の中斉地区の駒形神社例祭

 

午前中に神社を出発した一行は、御旅処になっている生活改善センターにて昼食となり、

午後は、また神社へ戻るとのことで、その後半部分を追いかける

 

 

 

県道106号線の西側にある旧道を進む

 

 

駒形神社境内で三周

 

湧水神楽による打ち鳴らし  神事

 

中斎神楽(シンガク)

 

年配者による笛・手平鉦・太鼓に合わせ子供たちによる舞い

 

遠野市唯一の太鼓系・・・・・行山流湧水鹿踊

 

投げ草

 

このしし踊りを見るといつも思うのが、坊主と云われる子供のこと

太鼓系しし踊りで、この役回りが今でも残っている団体は他にもあるのだろうか?

 

神事・踊り終了後、ご案内頂き、拝殿へ

 

駒形神社、かつては、観音堂

 

 

 

 

 


2011 綾織駒形神社 例大祭 後編

2011-09-05 16:27:52 | 駒形

このような小さな祭りを観ていて思うのは、

伝統に従がって粛々と事が進められているのだろうと。

 

ところが、さにあらず

 

神事は別にして、餅撒きのタイミングも郷土芸能奉納の最後の年もあれば、

神事終了直後のことも

 

それぞれの年の反省を踏まえて変える

これが長く続けられる秘訣なのかもしれません。

 

という訳で、

郷土芸能奉納のトップは、綾織しし踊り。若手主体で演じられる

 

2週間後に行なわれる遠野まつりへ向けた最終調整かな?

 

太鼓の方も唄の練習に余念がありません

 

遠野まつりでは、重鎮のこの方が太鼓を叩く姿が

また見られることでしょう

 

 

そして、綾織南部ばやし

 

市内最多の演目をもつ

 

遠野の旧市街地に伝わる南部ばやしでは、

神社へ奉納するまでの間に踊る、「通り」

奉納が終わって町内に戻るまで踊る「帰り(通称:六方」

余興に踊られる「うさぎ」

の三演目となるが、近年「うさぎ」は正式演目ではないとの理由から

「通り」と「帰り」のみとなり、行き帰りに関係なく両方演じられている

「うさぎ」は、小友、宮守、そして、この綾織に残され、

もうひとつ、この綾織のみに存在するのが「剣ばやし」

 

仲町、一日市、穀町、上組町の皆さん、ぜひ、一度観ては如何でしょうか

 

前回は、この後、神楽の奉納が行なわれたが、今年は無く

帰りしな、綾織南部ばやしの門かけに出会う

 

神社境内での奉納の無かった石神神楽も門かけ

 

まだ、黄金色とまではいかないが、頭を垂れ始めた稲

 

もうすぐ、祭り一色になる遠野

 

 


2011 綾織駒形神社例大祭 前編

2011-09-04 21:55:49 | 駒形

日曜のお昼時ぐらい、いいよね!

 

と云うことで、こちらへ

 

台風の影響による雨はあがっていたが、生憎の曇天

それでも、祭りは札場橋を渡る

 

神様のひそひそ話し

 

境内を廻った一行は拝殿にて神事

 

そして、餅撒き

 

至福のときをむかえる

 

つづく

 


荒川駒形神社 小正月

2011-02-19 09:56:28 | 駒形

めずらしく、雨降りとなった金曜日、予定していた外での作業が出来ず、

お昼前の

1時間ばかり時間を頂く。

 

主要道は雨で雪が融けているが、横道に入ると湿った雪で悪路そのもの

 

樹齢440年を越える遠野市指定天然記念物の杉の大木そばにある

元駒形神社の社

小正月の準備に枝払いが行なわれたようだ

 

例年であれば、附馬牛町上柳の町の入口に駒形神社の幟が立てられているはずなのだが、

今年は見えず、不安に思いながら昇っていくと、人が数人いて、ホッとする

 

神社の宮司さんの話では、年取りに雪で本殿まで上がれなかったのは初めてのことだという

 

屋根の下には沢水が流れており、「おみたらしさん」と呼ばれ

腹の病気に効くとのこと

人間だけではなく、馬のお産にも良く、いかにも駒形さんらしい話である

 

平日の雨降りということもあり、例年に比べ参拝者が少ないが

いつものとおりに儀式は行なわれる

 

以前はこの近所に住み、現在は上郷にいる荒川高原放牧馬の仕掛け人も遅れて参加し、

滞りなく、神事が続けられる

 

七七十里から、馬を連れ立った人々が参拝に訪れ賑わった駒形信仰も、

農耕運搬用・軍事用ともに廃れた現在は、一部の馬関係者と地元の人々によって

鎌倉時代からの行事を繋ぐ

 

神社の帰り、出会った彼らのいる附馬牛町上柳周辺

江戸時代には、遠野南部家(遠野八戸氏)の領地ではなく、盛岡南部藩の一部として、

小八戸氏の領地であったといわれる地域であるが、

その範囲は?と常々妄想する

遠野物語に登場する天神の森にある神社には、小八戸氏の家臣と思われる方が奉納した道真?像があり、現在の小中学校の敷地は、その小八戸氏の屋敷地だったと云われる

 

 

 

 

 


2010 綾織駒形神社例大祭

2010-09-05 19:48:26 | 駒形

今日も暑い一日だった。

前々日の疲れと夜なべ仕事のそれとがダブルで重なり、

立っているだけでめまいがしそうな天気の中

 

こちらへ

ここの始まる時間は遅いと自覚していながら、確かめもせず早めに現地入り

車を神社脇に停め、歩いて猿ヶ石川の向こうにある消防コミセンへ行き

行列と一緒に神社まで(正午出発)

 

日影が恋しいとず~と思い続けて歩く札場橋

 

コスモスも「がおって」いる

 

神社を取り囲むようにある道を三周ではなく、一周だけして神社へ

 

奉納

 

神事に続き神楽

今年は綾織愛宕神社と同じく小友町鷹鳥屋神楽

ここで「ここはどこ~・・・・早池峰の~」を聞く

 

神事終了後、最初に餅撒き

 

 

綾織しし踊り奉納

 

神社の杉木立が日差しを遮り、被写体に思うように光が当たらず

参加している方々も木陰から動かず

 

例祭ではこの日しか踊られない綾織南部ばやし

 

通り・うさぎ・剣ばやし・帰り  の4演目を観る

 

祭りの華

 

奉納が済むと団体それぞれが門掛けに向かう

 

昨日あたりから、秋の祭りに向けて祭典事務所が開かれ始めた遠野

 

仲町南部ばやしでも、そろそろ練習が始まるようだ

鼓の中高生(大人も可)や踊りの小中学生を募集中とのこと