「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2011-03-30 18:43:57 | 景色

今日は、仕事の合間をぬって、先日の仏事の事務処理

 

いつものこの時期であれば、「一雨ごとに春が近づく」と思いながら(笑)

外の景色を眺めるのだが、

 

河川敷には

 

震災後、雪が降ったり、雨が降ったり、氷点下・・・℃となったりと

地震同様に落ち着かない天気にも関わらず、テントで頑張る自衛隊の皆さんに目が行く

 

そんな夕方

 

昨日同様に夕焼け

 

日中、ラジオから流れていたのは、坂本 九の「生きていてよかった」という曲

 

なぜかしら、ジ~ンとくる

 

そして、

 

次に頭を駆け巡ったのが、

 

谷村新司の「陽はまた昇る」

 

もう少し落ち着いたら、みんなで飲みましょう!

 

と、書いている最中に、また、地震

 

 


合掌

2011-03-25 19:24:55 | 地域

震災後、時間が経つにつれて、あれもこれもと気忙しくなってきた年度末

 

本日、火葬

 

嫁さんの従姉。釜石市松原町に住んでいて、義母と従姉が流される。

 先に身元確認ができた義母の火葬が釜石で昨日、後で確認された従姉が遠野で。

本来であれば地元でと思うのは当然だが、待っていると来週になるとのこと。

 

この日は、大槌町と山田町の方も遠野で火葬。皆、震災犠牲者の方々。

 

これらの方々が云うには、身元確認ができ、火葬できるだけでもありがたいと。

 

小佐野の安置所には、まだ、火葬されないままの多くの犠牲者が安置されていた

 

 

遠野に戻るまで務めていた職場の先輩は、南三陸町のどこかの避難所で、頑張っていると安否情報にあった。家は流されたはず。

私の職場では、昨日、おにぎりと豚汁を作り、以前手掛けた大槌町小鎚の幼稚園に、津波で泥だらけとなった1階の泥出しに行った。園児の中には不明となっている子もいるという。

 

こんな状況の中で、我が子らは物心ついて初めての火葬に立ち会ったが、

一生忘れられない出来事になっただろう。勿論私も。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

まとめきれない文章となったが、いずれにしても、生かされた者は、前を向くしかない。

 

がんばっぺし!三陸

 

頑張ろう!日本

 

 

 

 

 

 

 

 

 


震災の現実

2011-03-20 20:52:25 | 地域

3月18日(金震災から一週間、遠野は電気もガスも水道も復旧。

閉めたままの店が多く、たとえ開いていても物があまりない状況は、内陸部と変わらないと想像する。

 

また、

 

ガソリン・灯油が不足しているのも同じなのだろう

 

職場へ、徒歩あるいは自転車で通勤していたのだが、

週末からの連休に、どうしても車を使わなければならず、不本意ながら、列に並ぶ

そして、その日の午後、一本の電話が入り、

不明だった嫁さん方の親戚の身元確認ができ、火葬の打ち合わせのため、

夕方、釜石入り

小佐野の安置所前にて待ち合わせをし、電気の点かない新仙人トンネルを抜け遠野に戻る

 

釜石ではNTTで電話をしようとする人たちの何キロにも渡る車の列、安置所へ向かう人たちの姿

 

土曜、伯父の一周忌

震災がなければ、遠くにいる親族をはじめ、多くの方々とこの一年を振り返る日となるはずだったが、

近親者のみとなる。

 

明けて日曜

 

先日、所在のつかめた伯母家族に会いに大槌まで

 

残念ながら、病院へ行った直後で、直ぐには会えず

 

周辺を廻る

 

 

町の中心部は今だに立ち入り禁止だったが、

大槌川沿いだけでもご覧の通りの状況

 

数百メートルの違いで、全壊、床上浸水、無傷の家が並んでいたが、伯母の家は床上浸水

断水中の町には、兵庫県からの給水車が回り、目にした自衛隊は北海道・八戸からと

多種多様な救援が行われていた。

 

待つこと、5時間、帰ろうと車を走らせたところで、従兄の車と出会い

一緒に行った母は、姉に会うことができた

88歳になる伯母は近所の人に背負われて批難し、

釜石で仕事をしていた従兄は、徒歩で大槌に戻り、

途中で奥さんを見つけ、翌日、家にたどり着いたようだ。

 

遠野と一山向こうには、現実の震災の姿がある。

 

釜石のhanaさんのお母さんと妹さんも大槌にいるはず。

また、気仙沼に嫁いでいる娘さんとお孫さんの安否も気になる。

 

その後、

 

上記のhanaさんのご家族は全員無事とのことで一安心。

 

 


消息不明

2011-03-15 09:25:59 | 地域

遠野では電気が通り、どうにか生活していますが、ガソリン・灯油等が不足し、仕事もままならない状況です。

店に並ぶはずの商品も油同様に、物流機能が麻痺しているのか、入っていません。

一般物流の経路確保も必要です。

 

さて、我が家では、津波被害を受けてた大槌町に母の姉一家がおり、いまだに消息がわかりません。

叔母の上野サキ、従弟の上野宏明・光枝夫婦です。

 

大槌高校の下にある金沢へ通じる道路と川の間、高校より川上に家がありますが、

ネットの被害画像にも、その辺の情報がありません。

心配しています。

どなたか、情報がありましたら、教えて下さい。