11月も今日で終わりです。
28日(土)までに取り急ぎ対応を必要とする案件を処理し、空白となった日曜日。
日帰り温泉という手もありましたが、助手席搭乗者と時間調整がつかず、
掛け持ち人さんからの情報により、奥州市江刺へ!
遅れてもいいと思いながら出発したところ、到着して、まもなく開演。ラッキー!
江刺は久しぶり・・・のような気がします。
一番目 社風長京(みやぶりながきょう)神楽さん
お隣り東和町の丹内神楽を江刺野手崎の羽黒派修験が伝授され、
安政3年に長京神楽として始まり、明治になって当初伝えられた丹内神楽が
社風神楽に変遷したのを再伝授され現在に至る、とのこと。
この日は八幡舞
出演者の顔ぶれを見ると、どこかで見たような・・・
データ確認をすると、東和町で観た社風神楽の人たちです。
江刺の社風長京神楽では若い舞手が少なく、また、本家筋丹内の社風神楽さんでは
演目数を増やすために逆に江刺から習いなおしているようです。
2番目 軽石薩摩奴踊さん
これは初めて観ました!
甲州の人から盛岡家中の人に伝えられ、後に北上の人に、その北上から江刺へ
という流れのようです。
奴踊りは花巻、北上周辺に伝えれたようで、気仙地域の大名行列の奴振りとは、
少し違うもののようでした。
3番目 奥山行山流増沢鹿踊さん
文政10年(1827)に当時の伊手村から伝授されたとのことで、現在の人たちは
12、13代目になるそうです。
演目は礼庭
4番目 小川原(おがわ)流和田神楽さん
昭和7年に同じ江刺の田原地区の川内神楽から伝授されたということです。
江刺には梁川、石関、田原など、多くの地名を冠する芸能があり、遠野人からすると
どこがどの地域なのか、なかなか覚えられません。笑
演目は山ノ神舞
どことなく沿岸の神楽を思わせる所作
出演者の名簿を見ると皆さん及川さんでした!笑
5番目 金津流野手崎獅子躍さん
江刺の石関から梁川栗生沢に伝わり、昭和56年に栗生沢から伝授されて
平成24年に現在の名前に改名。
この日の演目は案山子躍りでした。
幕踊り系にも同じ演目があり、内容もなんとなく似ており、親しみを感じます。
今年、まとまった数の芸能を観たのは、9月の六神石神社宵宮・例祭以来で、
今回は、撮るというより観て楽しんだ良き日となりました。