「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

遠野七観音七番笹谷観音

2006-10-24 23:52:18 | 観音
とうとう最後の笹谷観音(附馬牛観音 附馬牛山長洞寺)本尊勢至観音立像
「長洞や ささべの里の松風に 萬の罪も 消え失せるかな」
他の観音堂と同様に寛政13年(1801)松田理右衛門らの由緒額には他と同様に大同2年の創建、慈覚大師作の観音の一尊であると記されている。また、近年悔やむべきは、素木の本尊に誤って漆箔を加え古作を損なったとある。(変な話)
伝説として、附馬牛の沢の口には「七井戸」があって七体の仏像をそこで清めた話や、ここで仏像を刻んだ一本の松の木を切り倒した梢が届いた所が松崎という話もある。また、この御堂は長洞という所にあったので長洞寺と称したという説もあるという。(長洞とは上郷の長洞ではないのか?)
ここの境内は他6箇所に比べ、あまりにも狭い。また、御堂も小さい。これも七観音合わせの為の作為を感じる。(あくまでも個人の見解)続きは後日。