「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2013 鷹鳥屋まつり

2013-09-30 18:03:56 | 郷土芸能

9月最後の日曜日は、宮守町砥森神社のお祭りとの認識の私だが、

前日の土曜に神輿渡御に従い、翌日は、郷土芸能の門かけを追いかける予定で出撃

ところが、例祭式の最中に新町南部ばやしの方と話していたところ、

今日は小友町の鷹鳥屋でおまつりがあるらしいので、そちらに行ったかと思っていたとのこと・・・

と云うことで、急きょ予定変更で、小友町へ 笑

 

ここでは、収穫祭を兼ねた地域のイベントとしてのお祭りが盛大に開催されている。

到着した頃には、既にしし踊りも神楽も門掛け終盤であったが、会場に着くなり、

一緒になった茨城の海東さん

(この方は、私以上に遠野周辺の郷土芸能を追いかけており、9月は毎週お会いしている)

と、遠野の祭り追っかけ中の盛岡のお姉さんと共に、

鷹鳥屋の滝大好きカメラマンのえいきさんの案内で、席に座る

おいしいおにぎりありがとうございました!

 

合併後の遠野西中ブラバンの演奏に始まり、語り部子供たちの話や保育園児の踊り

と特設スーテージでの出し物が続き、

 

鷹鳥屋神楽・・・・シンガク

 

鶏舞い

 

お父さんと娘さんによる舞いに感動!

 

権現舞・・・会場内の希望者をカミカミして歩く

 

激辛カレーやラムネ、日本酒に焼酎の早飲み競争など盛りだくさんなアトラクション

陸前高田市小友町と同名つながりでの交流があり、お出でになった方々と一緒に楽しむ

写真は小友町対抗子供玉入れ

 

お祭りで、いつも熱演のふくべ振りの親父さん

ほっかぶりとお面をはずすといい男です!

 

アトラクションの合間には、笛の指導

この日は地域の奥さんたちが、しし踊りの笛に参加すべく、皆さん真剣に練習していた

来年には、各種祭りにデビュー間違いなしです!

 

鷹鳥屋獅子踊り

小友町のしし踊りは、手踊りが他地域に比べ、斜め前方に大きく手を延ばすのが特徴

 

巌龍神社と伊豆大権現、小友らしいしし頭

この日の柱がかりは、超熱演でした!

 

合間に頂いたつみれ汁・・・激ウマ!

 

マドロス姿も有名だが、鷹鳥屋甚句の太鼓もベテラン

若い頃はしし踊りもやっていたそうで、芸達者な方だと実感

 

そして、お目当ての餅つき唄

 

餅つきはよ~楽に見せて楽ではないよ~♪

あねっこ来るならよ~酒持って来いよ~♪

 

今回もお聞きできて、最高!

 

やがて、餅まき・・・・鷹鳥屋地域の人口の数だけ撒いたようだ

 

ここまで見て、撤収となったが、見て良し、味わって良しの最高の地域のまつりを堪能

インターネットは見ていないと思うが、えいきさん、お世話になりました! 笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2013 下宮守で郷土芸能

2013-09-29 19:08:28 | 郷土芸能

遠野市宮守町下宮守は、めがね橋のある地域

今年も、ここが一番熱くなる時期がやってきた

 

町の南側にある砥森山に由来する砥森神社の例祭だ

昨日は、その神輿渡御の様子を記したが、今回はやはり郷土芸能 笑

今ださないで、いつ出すの?

この地域には、上記写真の下郷さんさと新町南部ばやし{(あらまち)旧表記では、粡町)がある

以前は、神楽もあったと聞く

 

新町南部ばやし

神輿渡御に加わり、例祭終了後は、地域内を門かけして歩くのが恒例

 

昨日の老人ホームにて

 

mm1にて

 

南部ばやしも・・・

 

さて、昨日の神輿渡御には神楽も加わったのだが、

 

最初のほうで、神楽が無くなった旨を記したが、

この砥森神社は、下宮守と田瀬に同じ名前の神社があり、どちらのものか不明ながら、

大償系の砥森神楽があったようだ

現在、神事に加わっているのは、その代役として参加し始めた鹿込(ししごめ)神楽

 

大清水温泉の看板が見える地域の北側にある地域が地元で、小沢八幡神社にも奉納

 

何年か前にこの神楽を見た時、太鼓を叩いていたおじいさんが印象的だったが、代替わりしたようだ

 

一日目の神輿渡御が終わると、他の団体と異なり、一日だけの門かけ

 

昭和初期に上宮守神楽から分かれ、江刺の早池峰神楽系野手崎の神楽から指導を受ける

と、遠野郷の郷土芸能には記されている

 

下郷さんさや新町南部ばやしのような華やかさはないが、

例祭には、無くてはならない神楽

鹿込には、神楽の他、幕踊り系のしし踊りがあるが、今だ見られず

 

例年は、この砥森神社例祭が終わると、郷土芸能が奉納される祭りも終わり、

私的には、シーズンオフ

ネタの対象が祭りから風景に変わることになるが、今年はどうしたものか・・・・


2013 砥森神社例祭

2013-09-28 22:39:20 | 神社

やはり、行ってしまった・・・砥森神社

午前9時過ぎ、来客ありと云うことで、午後からの出撃かと思ったが、ぎりぎりセーフ

 

ちょうど神事が始まったところ

 

そして、神輿渡御がスタートしたところに、とらねこさんが遅刻で到着 笑

 

一行は、遠野市宮守総合支所&消防署へ

 

それぞれでお祓い

 

またまた途中、何カ所かでお祓いをしながら

 

老人ホームへ

そろそろ、12時で、皆さんお疲れモード

私もお疲れ続きなので帰宅し、昼食・休憩後、朝から3回目となる「あまちゃん」最終回を見て再出陣

 

お昼を食べたのかどうか不明の一行は、下郷の西側、町はずれまで行き、帰途へ

 

黄金花咲く、道を通り、

 

めがね橋を横に見て

 

宮守町mm1へ

 

宮守川に架かる門内橋を通過

 

本殿・拝殿下の境内を廻り

 

 

無事、帰還

 

神事にて終了

 

やあ、よかった!よかった!

えっ、何か物足りない? 神聖なる神輿渡御ですが・・・

郷土芸能は、どうしたかって?

人の話では、明日日曜の午前11時から例祭式があるようなので、

郷土芸能も門かけをするような・・・・

私は、今日、堪能してしまったので・・・・汗

 


遠野の奥深さを知る

2013-09-28 00:10:10 | 神社

昨晩、所用があって宮代辺りに行くと、元八幡神社周辺に灯りが・・・

どうやら明日が例大祭かと思いながら近づくと

 

幟旗に灯り

ひっそりと宵宮の知らせでもしているのかと思いきや・・・

 

御神灯も

 

行ってみると境内は予想を超えた賑やかさ

 

遠野まつりが終わって、まだ一週間も経っていない・・・・

 

特設ステージでは、薬研太鼓

 

夫唱婦随のお二人

 

本格的だ!

 

しばらくすると、きれいなお姉さん方のフラ

 

遠野郷八幡宮が現在地に移る前の元八幡

こんなにも地域の方々が盛り上げていることに感動!

 

明日は、10時半から神事、そして、八幡神楽、北小薬研淵太鼓、各種出し物で賑わうようだ

また、同日、同時刻に宮守町砥森神社では例祭神事及び各種郷土芸能奉納の予定

 

むかし、むかし、あったずもな・・・の時代から、続けられてきている祭りも、

開催日が定まらないイベントひとつに翻弄されているきがするここ数年

たて続けに参加する側が疲弊しないことを願う

 

それにつけても遠野のなんと奥の深いこと・・・・

彼の柳田國男先生の願いをはるかに超え、平地人でなくとも戦慄せしめられそうだ

 

 

 

 


2013 六神石神社例祭

2013-09-27 08:18:14 | 郷土芸能

二日間にわたって開催された遠野まつりが終わった翌日23日

この日は、青笹町中沢の六神石神社の例祭

職場?のある町場の通りでは、午前中に紅白幕の片付けがあり、

若者の範囲に入る?私も例年通りに率先して作業にあたる

そして、いざ、六神石へ!

 

到着後、直ぐに神事となり、板沢しし踊り保存会が奉納

例年は、同様に佐比内鹿踊りと細越獅子踊りもやってくるが、今年は欠席

三日連続の影響は、ここにも

最後にやってきたのは、地元、青笹しし踊り保存会

「今日も来たのが!好ぎだな~!」と云わんばかりの笑い

私も笑うしかありません・・・

 

拝殿前での奉納

参加者の顔ぶれは昨日までと若干違うような・・・・

 

境内では、遠野太神楽や手踊りなどが行なわれ、地元の方々が和んでいる中、

昨年に続き、釜石の白浜虎舞の奉納舞い

私には昨年より表情が柔らかくなったように感じた(虎じゃないよ)

 

甚句・・・・板沢しし踊り・遠野太神楽の皆さんも見守る

 

下の境内に移動して

 

さあ、やりましょう!

 

虎舞いの姿を見ると、親方だけでなく、私も喜ぶ!

 

昨年の例祭を思い出しながら、皆さんが見入る

 

その昨年、撮りそこなった場面

このひょっとこさんの役は何というのだろう?などと思いながら・・・

 

板沢しし踊りの御礼口上

後ろでは酒を勧められ、飲み干す方も・・・・

 

元気な舞い

 

青笹しし踊りの御礼口上

この口上、上手にやり過ぎてもダメなようで、

笑いをとるのも一苦労?

 

抽選会に餅まきにと、参加者もお客さんも喜ぶ内容盛りだくさんの例祭・・・大トリ

地元の青笹が舞う

 

最後の力を振り絞って

 

よいさか、さっさかさ~

で、青笹六神石神社の例祭が終わり、この後、11月23日の勤労感謝の日をもって、

板沢、青笹とも踊り納めとなる

 

遠野時間と云われるどこの田舎にも通じるのんびりとした時間感覚も

そろそろ通じなくなっている昨今、

何百年も続けられてきた「日本の心のふるさと遠野」の民俗伝承も

レッドブックに登録間近といった雰囲気濃厚のもの多数

形あるうちに見ておきたいと真剣に思うこの頃である

 

そうかと思えば、明るい兆しも・・・