「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2013 遠野の紅葉

2013-10-29 18:24:10 | 景色

連続してやってきた台風前後の強風・雨天で、紅葉情報を出す前に、

遠野の山々の見頃は既に終盤の様子

遠野ブロガーの何人かは状況確認に、ほっつき歩いたようなので、

お昼ちょっと前に、私も・・・

 

附馬牛町重湍渓を見れば、その上の山の様子はわかるだろうと向ったが、やはり終盤

 

強風の影響かは不明だが、落葉多し。もみじは、いまだに緑色あちらこちら

 

小出集落の山も、また、赤、少なし

 

ここより標高の低い福泉寺へ移動

途中、

もみじより真っ赤な色合いのとらねこさんの愛車が停まっているのを確認し、

 

とらねこさんのお庭も、終盤の雰囲気ながら、まだ、OK

やはり、寒暖差が足りないのか鮮やかな赤は少ない

 

階段の先が気になったが、タバコ吸い過ぎで咳き込み可能性大なので(笑)、

車で上まで移動して

 

少し下がると、例年は、赤や黄色のじゅうたんとなる一角も、落ち葉がほとんどなく、

お気に入りをズームで一枚だけ 笑

 

多宝塔辺りも、一枚

 

納めとして、五重塔

 

町の中のもみじやイチョウは、これからの寒暖の差次第といった遠野

だからといって、急激に寒くなるのも困ったもの

 

里では、天日干しした稲も姿を消しつつあり、

残りの紅葉を長く楽しみたいと思いながらも、いつ来てもおかしくない初雪情報に怯える 笑

 


2013 住田町文化産業まつり

2013-10-27 21:45:04 | 郷土芸能

台風が去り、かなり、久しぶりに雨が降らない日曜

釜石まつり前から喉の調子が良くなかったが、何とか、絶好調三歩手前まで回復し、

赤羽根トンネルを抜ける

 

行った先は、隣町 住田町

町庁舎隣りの農林会館前には例年のとおり、沢山の出店と人

 

その一角には、立派な杉の丸太

町民がサンドペーパーらしきもので、丸太を磨いている

象徴木と記されている木が四本あり、どうやら現在工事中の新庁舎に使用するもののようだ

 

近くには、住田町新庁舎の模型が展示されている

気仙杉の産地らしい木造の建物になるようだ

 

展示と云えば、

 

ピンクのクラウンも・・・・・

 

さて、今回の目的のひとつは、例によって、郷土芸能 (笑)

 

大股神楽・・・・八幡舞

早池峰 大償神楽系 明治33年頃、岩谷堂餅田から伝承

と町教育委員会編「住田の歴史と文化」には記されているが、

餅田には幸田神楽があり、現在は岳神楽系となっている

 

大平梅ノ木念仏剣舞

 

念仏剣舞は、今年は、上郷町郷土芸能祭にて陸前高田市横田町の槻澤鎧念仏剣舞を、

三陸海の盆での大船渡市川原鎧剣舞に続き、三回目

仏教色の濃い郷土芸能である

 

金津流外舘鹿踊

 

五葉念仏剣舞

剣舞では、太鼓の打ち手が、手を上に上げ、バチを振る動作がきれいだ

 

七つの子

大人の舞に習い、子供たちが同様に踊る演目であるが、何とも微笑ましい

 

剣舞・・・・何度か記しているが、遠野でも元禄初期に気仙で流行っていたものを

細越・佐比内の若者が習って踊り始めたと遠野旧事記にあり、

昭和になっても同じく上郷町来内に残っていたようだが、現在は市内に存在しない

 

山ひとつ隣りの町とはいえ、旧伊達領、郷土芸能にも違いがある

 

今回訪問の目的のもうひとつ・・・・住田型復興モデル住宅

住田町は大船渡市・陸前高田市とは元は同じ気仙郡

震災後、100戸を超える一戸建て仮設住宅を先んじて建設し、被災した方々が居住しているが、

今後想定される仮設廃止に伴う定住化に向け、復興住宅の提案を積極的に行なっている

 

帰り道

お坊さんと一緒にウォーキングする方々

目的も、行き先もわからないが、その姿には笑顔も見られた

 

天気の良い日曜日、当初は、遠野の紅葉風景でも、廻ってみようかと思っていたが、二兎は追えず (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 


2013 釜石祭り 御神輿還御 その後

2013-10-21 21:08:56 | 郷土芸能

駅前鈴子町から行列にくっ付いて、釜石市役所まで来たものの、

雨は、だんだん強くなっているような・・・・

観たかった虎舞い以外の郷土芸能も観たことだし、このへんでオイトマしても良いような・・・・

「御神輿が船で帰るのも、何だかさびしいけど、それもまた、良いよ!」

と、hanaさんの悪魔のようなささやき・・・・笑

「昨日から、ずっとお祭りに張り付きっぱなしだ」

と、云う信平さんの呟き・・・・

帰宅時間には、まだ時間があるし・・・・

 

そんなこんなで、またまた歩いて浜町台村公園の下まで

ここでも、またひと踊りあるようなので先回り

自販機で水分補給をしながら待っていると、やってきました!

 

御神輿が到着すると、先に着いていた各郷土芸能団体が一斉に囃子たてる

 

東前太神楽の奉納

この太神楽は、釜石の富豪村井家によって尾崎神社に奉納したのが始まりとされているようだ。

 

村井家と云えば、盛岡では近江商人として知られるところ

 

各虎舞いの奉納の合間には、

 

子供たちの七福神舞い

大槌で観た雁舞道七福神が昭和28年に釜石から習ったと云われる

その本家ではないのかと思いつつ見入る

七福神舞いは大船渡でも踊られており、沿岸部で多く観られるのかもしれない

子供たちが舞う姿を廻りの大人たちがうれしそうに見守っている様子が目に焼き付く

 

2011年7月に行なわれた釜石復興祈念の祭りが

開催された場所ではないかと思いながら眺める

 

もう、ここまで観たから、もういいじゃないかと云う天使の呟きをかき消し、一人向うは漁港

車で行っても、ここから、結構距離があることは百も承知なのだが、

乗りかかった舟と云うことで・・・・

てくてく歩いて港に着いて、しばらくすると、御神輿が到着

着いてきたのは八雲神楽と尾崎神社御神輿関係者のみ・・・

 

神楽の音に見守られながら、御神輿は舟に移され

 

儀式上の奥宮へ帰る

 

尾崎神社例祭は、奥宮から海上を御神輿が渡り、対岸に御旅処を造り、一般の方々の参詣を仰ぎ、

また、戻るという習わしが元禄の頃より続けられてきたが、

その御旅処が昭和8年の津波で流出し、昭和27年に現在地が里宮となったようだ

この祭りもまた、津波との関わり浅からぬ祭りだと実感

 

などと、感慨にふけながら、来た道を、休まず、また歩くこと40分弱

自分の祭りでもこんなに歩かないのに、お前も好きだね~

と、思うものの

好きだね~の域を超え、ぐったり

今日あたりから、身体のあちらこちらが悲鳴を上げそうな気配

生涯忘れられない日となる 笑

 


2013 釜石祭り 御神輿還御

2013-10-20 20:50:19 | 郷土芸能

一昨日金曜日は釜石の尾崎神社、昨夜は小川町の山神社の宵宮で

その昨日は秋晴れの中、尾崎神社の海上神輿渡御が行なわれたようだが、

残念ながら見ること叶わず

明けて本日、外は雨 遠野は本降り状態だったが、少しでも祭りの様子が観たくてトンネルを抜ける

 

11時少し前、鈴子町シープラザには祭りに参加する人たちでいっぱい

(おやっ、どなたかがピースサインでポーズ)

この桜舞太鼓のメンバーの他、この後二人と遭遇

釜石到着直後には、遠野の方にも会い、見知らぬ祭りの心細さが和らぐ 笑

 

出発前の山車が空いている合間に、こっそり太鼓を叩く虎舞の子

 

神事終了後、太神楽の奉納

南部藩壽松院年行司支配太神楽・・・・南部藩の芸能集団七軒丁の流れを組む

内陸の例祭では、山伏系神楽が打ち鳴らし神事に参加するが、

こちらでは太神楽がその役割を担っているようだ

 

釜石市長の挨拶の後、祭列を組み

 

出発!

 

大町周辺では、各団体の踊り披露・・・・錦町虎舞

 

台村虎舞

尾崎虎舞という名前だと思っていたが、袢纏には台村の文字

 

平田神楽

 

八雲神楽

 

 

どちらも太鼓は打ち手が首から下げ、片面打ちをしており、

唐丹町の天照御祖神社例祭で見た権現舞や黒森神楽の舞込みでも見られる叩き方だ

 

行列は、その後市役所に立ち寄り、神事、そして次の場所へ

 

勢いで、駅前からここまで歩いてきたが、結構な雨降りとなり、ずぶ濡れ

この後、各所にて神事・郷土芸能奉納と続くとのことだったが・・・・

 


再会

2013-10-13 17:16:30 | 地域

土曜は遠野ぶれんど飲み会が中止となり、風邪気味なので大人しくしていようと思っていたが、

姫猫さんからの召集に応え、プチ同級会

 

山形に嫁いでいるT子さんが連休を利用して帰ってくることから、

東和町に住むT子先生と盛岡からけばりすいじんさんが参戦し計5人

 

海の幸と焼き鳥メインで、それぞれの近況を聞く

 

二次会に行く少し前に、時々愛妻も参戦し、6人

同級生ママの店にて、少しばかり唄っこ

姫猫さんの時間制限の都合から、けばりすいじんさんが楽しみにしていた?

カツ丼を食べずに、その日のうちに帰宅

(けばりさんは、実家に帰ってもご飯が無かったのでは?)

 

明けて、本日、釜石へ

とらねこさんや姫猫さんを見習って、時々愛妻を伴い、

 

仕事の関係先の進行状況を確認しながら、本郷へ

小白浜もこちらも穏やかな海では、のんびりと釣りをしている姿が多くみられた

 

途中、シープラザにて「フォトライフ」写真展を見学し、

夕ご飯の買い物をして、帰途へ

の、つもりだったが、釜石ラスクの話となり、

この連休中に釜石ラスクの感謝祭があるのを思い出し、寄り道

 

工場の敷地では、ちょうど桜舞太鼓が演奏中

 

釜石の写真家菊地信平さんと、お話をしながら、桜舞の進化している姿を追う

 

メンバーは皆さん元気な様子

 

私だとわかったかな?

 

皆さん、すこしだけふっくらしたような・・・気がした

 

太鼓に興味のない時々愛妻は、ラスクを沢山買ったようだ 笑

 

私も、久しぶりにのんびり過ごした休日となる