「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2016 早いですが年末の

2016-12-30 15:43:43 | 地域

昨夜は遠野話題をメインに発信しているブロガー(遠野ぶれんど)の忘年会でした。

 

2006年からスタートした拙ブログも、今年で10年

その間、ツイッター・フェイスブックなどに移行した人、休眠した人、コメンテーター

などなど様々な方々と出会いながら、今年も相変わらずの忘年会となりました。

 

日本酒・ワイン・ビール・焼酎と「遠野ぶれんど」らしく、なんだり・かんだりを飲み干し、良い子の時間に帰宅

したのに、今朝は気がついたら11時 笑

 

慌てて、案内のあったこちらへ

今では珍しくなった臼と杵での餅つきです。

 

搗いた餅は、その場で袋に入れ、餅撒き

(これが遠野の一般的な年末の風物詩だと思われては困ります 笑)

 

このお宅に集まった方々がどういう関係なのか全く把握できませんでしたが、

30人以上は、居たのではないでしょうか

 

ただ、写真を撮っているだけでも、搗きたてのお餅を頂くことが出来ました。笑

主曰く、遠野でも臼と杵で餅を搗くことがなくなってきたので、子供や孫に見せてやりたかったとのこと。

御馳走様でした!

 

その後、銀行で今年最後の記帳をし、本業も完全休業

公私ともに、皆さんに助けられ、無事、2016年を過ごせたことに感謝申し上げます。

 

さて、ここで恒例の同級生新年会の告知です!

2017年1月2日(月)午後2時から、「いちい」にて

二次会は、暗くなってきたら「寿々」に移動です。

みんなに食べさせたい、飲ませたい物があったら大歓迎

都合のつく時間からの参加でOKですので、同級生だと思われる方は、ぜひ、どうぞ!

 

それでは、良い年末年始をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 


2016 総集編 後編

2016-12-27 14:18:30 | 地域

朝から雨降りの遠野、鍋倉山は白くなり始めています。

今年は一回しか雪かきをしていませんが、いずれ積もるんでしょうね・・・

それでは、後編へ

 

7月

恒例により、大出早池峯神社宵宮・例祭

珍しく両日とも雨は降りませんでした。

 

宮守町塚沢神楽の夜神楽と翌日の塚沢神社例祭共に、こちらも雨は降らず

この辺りから、天気状況がおかしかったんでしょう

雨降りに当たるお祭りに雨が降らず

 

8月

土淵まつりは雨が降るとの予報で、屋内での開催

お盆直前に、不用意にも大切にしていた白レンズを落とし、この辺りからは、撮る気力にかけています。涙

 

綾織町の石上神社、上宮守の愛宕神社と、ここ小友町巌龍神社の例祭とも雨無し、無事開催

 

その雨降らずの反動が、30日の台風

土淵町に大きな被害があり、今もって笛吹峠は通行できず

 

9月

義弟の一周忌から始まり、遠野まつり&遠野郷八幡宮例大祭

遠野最大のお祭りは、二日間のうち、どちらかが雨になると云われますが、

今年はその雨で八幡宮へは行くこと叶わずでした。涙

 

一日だけの遠野まつり後は娘1号の遠野勤務による引越しを済ませ、翌週は達曽部八幡神社例祭

 

10月

遠野郷八幡宮での篝火シシ踊り 冬並みにとても寒い日でした

 

太鼓系と幕踊り系のシシが一度に観られる機会は、そうそうあるものではありません。

 

例年より仏事の多い年でしたが、白いネクタイも付けました! 嬉

 

10月後半は駒木鹿子踊りが県立博物館にて記録の為に招へいされ、

幻の「しし酒盛り」の他、位牌供養も

 

11月

達曽部の湧水鹿踊150周年と相伝式

記念すべきシーンに立ち会え、感激しました。

 

気仙民俗芸能祭にて、太鼓系シシ踊りの歴史に関する話を聞くことができ、

鹿踊ブロガー羚英さんともお会いすることができました。

 

12月

石鳩岡神楽交流会が遠野で開催されました。

 

そして、西方面へは東和町までしか行かないようにしていましたが、

とうとう、江刺まで行ってしまいました。

 

こうして振り返ると、天候不順と人の生死、そして、いつものように郷土芸能に浸りながらも、

なんとか自転車操業を続けてこられた一年でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2016 総集編 前編

2016-12-26 22:41:45 | 地域

今年も残すところ、今週のみ

本業は先週末で、おおよそ今年の収支も出揃ったところですが、春先からお盆辺りまではトップスピードで

駆け抜けてきたつもりでも、後半戦の踏ん張りがきかず、目標には届かずといった結果のようです。汗

雲行きの怪しい来年は、取りこぼしのないよう体調管理共々、精進したいと反省中。大汗

 

さて、気を取り直して、今年の総集編

 

1月

無事、正月を迎え、15日は恒例の遠野郷八幡宮どんと祭にて、今年最初の郷土芸能となる

八幡神楽の権現舞からスタート 

 

1月後半は遠野市神楽共演会

 

2月

鱒澤早池峰神楽の初舞

 

2月下旬は小友町巌龍神社の裸参り

 

3月

義弟の納骨

 

娘1号・2号其々の卒業式

 

4月

娘1号の就職と娘2号の入学式

 

ゴールデンウィーク前に満開となった市内の桜

この頃には、どうにか公私ともに落ち着き、

 

5月

いつものように、遠野さくら祭り(暮坪虎舞い)

 

南部神社例祭(上宮守神楽)

 

6月

上郷町日出神社例祭(平野原田植踊り)

 

菩提寺の本堂上棟式(この後、工事の進捗率0)

 

ここに書いただけでも、何だか数年前の出来事だと思うほど、その他もろもろ、祝儀、仏事の多い前半となりましたが、

後半は何があったのか、これからじっくりと写真を見て、思い出したいと思います。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


釜石まぐろ祭りで・・・

2016-12-20 18:15:26 | 郷土芸能

雪が積もったと思ったら雨になり、-10℃に近づいたかと思えば+10℃

なかなか身体が気候についていけてない師走も後半

 

土曜日まで積もっていた雪が日曜には解け始め、先週から恒例となっている陸前高田市まで

仕事で使うたった一枚の写真を撮りに出かけ、

 

その帰りは三陸自動車道にて釜石で開催中の濱幸水産のまぐろ祭りへ

一昨年はお昼過ぎにも買えたので期待して行ったのですが、ブロック売りのまぐろは完売

姫猫さんも同じようなことをブログに載せていましたが、今年は販売量が少なかったのではないでしょうか?

会場にいたカメラマンの信平さんの話では、サケもイカも不漁だったとか・・・

 

上の娘にここ数年、年末はマグロの刺身を食べてるよね!と背中を押されたのですが、

 

残念ながら、役目を果たせませんでした。泣

 

 

 会場に入ったのが、お昼過ぎということで、幸運にも、ちょうど郷土芸能がスタート

 

陸前高田市の氷上太鼓さん

同市で開催されていた全国太鼓フェスティバルに感動し、有志によって始められたとのこと。

女性メンバーの多くは目鼻立ちがしっかりしており、同市生まれで山形で看護師をしている

美人の同級生を思い出しました。

 

最後に陸前高田の郷土芸能、動く七夕のお囃子が披露されましたが、その笛をよく観ると

頭に赤い飾りが付いています。

 

出番終了後、その笛を見に行きましたが、明笛です。

指穴と唄口(吹き込み口)の間に穴があり、塞いで使用

動く七夕では明笛を使用する組があると聞いてはいましたが、現物を見るのは初めて。

この笛はメーカーが遠野仲町南部ばやしと同じですが、笛の長さが異なります。

動く七夕で、明笛が使われるようになったは、なぜなんでしょう?気になります。笑

 

続いて、釜石 錦町虎舞さん

 

この日は大漁音頭?らしき唄が披露されました。

今まで聞いたことがなかったのですが、もしかしたら、交流のある鵜住居虎舞さんが唄うのかもしれません。

 

来年には虎の頭などを新しくするということでした。

 

まぐろ祭りの〆ということで、地元釜石の桜舞太鼓さん

この場に及んで、たぶん、今年はじめての撮影です。

 

出番前に久しぶりにメンバーと話をしましたが、お互い少し歳をとったような・・・笑

 

新メンバーも加わり、初めて聞く演目もありで、相変わらずのかっこ良さでした。

 

2014年4月に唐丹駅で行われた三鉄南リアス線の再開通祝いに出演されていた時、

 そばで声援をおくっていた女性がいましたが、この日も同様で、女性ファンが多いのも

この桜舞太鼓さんの特徴です。笑

 

さて、毎回毎回、同じ告知となりますが、

1.同級生ミニ忘年会は明日21日(水)

2.山猫さんも駆けつける遠野ぶれんど忘年会は29日(木)

3.同級生新年会は1月2日(2時~)

いずれも迷わぬように同じ会場になるようです!

皆の都合もあるだろうから、告知を怠るな!との事務局からの指示でした。笑


柿内沢鹿踊のルーツを訪ねて

2016-12-18 23:03:54 | 郷土芸能

先週から陸前高田市・大船渡市へ行ったり来たり

大船渡市内での用事を済ませ、住田町経由で遠野に戻る途中、用件を思い出し、逆戻りで陸前高田市へ

と、同じようなことを何度か繰り返して、お疲れ気味の笛吹です。涙

何が原因なのでしょう?

ひとつは、同じ物件で書類の提出先が市と県の出先機関で、二市に分かれていること

そしてもうひとつは、頭の切れが無くなってきたこと 汗

 

そんな中、時間調整で回った陸前高田のかつての町中

海抜10m以上のかさ上げ工事がかなり進んでいました。

 

かさ上げが終わった場所では大規模な建物の工事がやっとスタート

 

 そんなこんなの某日、ちょうどお昼時間になるということで、予てより行きたいと思っていた場所へ

思いつきで出撃!笑

 

白糸の滝です

いえいえ、これを見にきた訳ではなく、滝が有るのさえ知りませんでした。笑

 

目的地は、陸前高田市矢作町馬越にあるこの建物です

 

案内板には御覧のような説明文

 

この建物の事を知ったのは、今年のお盆に住田町柿内沢鹿踊さんがここで踊っている写真を見たからです。

ごく普通の神社やお堂であれば、それほどの興味も示さなかったのでしょうが・・・。

 

屋根の下にある組物、流石は気仙大工

 

彫物も見事です

六角形のお堂というだけを頼りに、矢作町の方々から場所を教えて頂き、訪ねた甲斐がありました。笑

 

さて、話は柿内沢鹿踊へ

 

この鹿踊は、現一関市大東町大原の山口派と云われる行山流鹿踊ですが、

寛政年間(1789~1801)初期、住田町、栗原家の加三という人が矢作町馬越の

鹿踊り連から伝授され、これを柿内沢の人々に伝えたのが始まりと云われています。

住田町世田米から気仙川沿いを下り、陸前高田市竹駒町から橋を渡ると矢作町

その矢作町からR343を西へ進むと山口派鹿踊の生誕地、大東町大原へ通じます。

馬越はそのR343から奥州市江刺区、または遠野市小友町へ抜けられる道のさらに枝道沿いの集落

難しく書きましたが、大原と世田米の中ほどの北側山中となります。

 

馬越の鹿踊は、明治・大正期には廃れており、集落で踊ったという記憶を持つ人は今は、いないようです。

この馬越と山を越えた隣りの集落には現在も生出鹿踊があり、こちらは寛政12年(1800)に

同じ大原の山口から伝授されており、馬越より後に伝えられたことになります。

(生出には剣舞もありますが、これは明治初期に住田町の大山与五郎から教わったもの)

ちなみに、仙台市泉区福岡では、慶安2年(1649)に剣舞が、寛政4年(1792)に鹿踊が伝えられており、

剣舞・鹿踊は不即不離の関係にあり、一対として伝承されてきたといいますが、

陸前高田市や住田町へ鹿踊が入ってきた年代と、あまり差がありません。

 

ここでもう一度、馬越周辺の案内図

気になることが出てきました。

生出・馬越、世田米、江刺区梁川、遠野市小友町、全ての道は大東町大原へ通じ、

其々の共通点には金山があります。

またまた妄想の始まりです。笑

 

さて、ここで葬祭幹事長から業務連絡です!

恒例の同級生新年会は、1月2日(月)午後2時頃から、いつもの同級生夫婦の店で、とのことです。

また、新年会の打ち合わせ(云い方によってはミニ忘年会)は明後日21日(水)だとか・・・汗