「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

昭和の日 桜とSL銀河

2015-04-30 00:19:55 | 景色

はずかしながら4月29日が「昭和の日」だったなんて知りませんでした

「みどりの日」はどこにいったんだ?とカレンダーを見たら5月4日なんですね・・・

なんだか恥ずかしくて人には言えない・・・汗

その祝日の昨日は、案内所を出たり入ったり・・・

 

SL銀河の運行日ということもあり、撮り鉄さんを冷やかしに綾織方面へ

途中、気が変わり、撮り鉄ではなく、芝桜のきれいな道路に予定変更

 

何気なく上の山のほうを見ると桜

 

ここ数日で散った桜がほとんどだが、場所と品種によっては、まだまだ

この場所には、色々な花が植えてあり、マクロレンズを持っていかなかったことを悔やむ

 

そうこうしているうちに、多数の車を引き連れてSL銀河がやって来た

もう場所を変える訳にはいきません

 

このまま、この場所で

 

さて、明日から5月となりますが、GWの予定は如何でしょう?

遠野市内のイベントは「遠野市観光協会」さんのホームページをご覧になると参考になります 笑

その中で私に関係ありそうなものをピックアップすると

5月2日(土)南部神社宵宮18:00~神楽の奉納あり

5月3日(日)南部入部行列(蔵の道広場及び町の中)12時過ぎにスタート

13:30から同所で郷土芸能共演会

5月4日(月)南部神社例大祭 12時30分から境内で郷土芸能共演会

5月5日(火)遠野郷八幡宮では11時から八幡神楽奉納、12時から子供やぶさめ

また、

一日市通りの「とおの物語の館」(旧むかしばなし村)では、2日~5日まで20時から45分程度の神楽

と、いった具合で、どこかに出かけなくても郷土芸能が満喫できそうですが、

公私共に、そういうわけにもいかないようです 笑

 

「昭和の日」の午後一番は上郷にて

 

人気の直線コースを避けたつもりでしたが、ここにも5名ほど・・・

釜石線は、私のようにただ撮るだけなら、どこでも撮れるので、

子供をだしにして撮り鉄気分を味わうのも、よろしいのでは?笑

 

~遠野ぶれんど関係各位への告知~

例年開催しているGW期間中の水分補給は、5日(火)

たまには、他に行きたいのに、いつもの店で・・・ということらしいです 笑

 


2015 唐丹町天照御祖神社式年大祭 其の参

2015-04-29 00:10:24 | 地域

SLファンの皆さん、安心して下さい。式年大祭シリーズも最終回です!(笑)

 

通りを歩く行列の最後尾の様子を見届けることなく、御旅処となる小白浜漁港へ

大勢の人たちが待ってました!

 

到着した順に、御旅処の鳥居前で奉納の踊りを披露し、最後にやってくる御神輿の到着を待ちます

 

参加者全員が揃ったところで神事

唐丹町の三地域の御神輿が並びます

 

奥は二組一対となる御神楽が二団体ぶん

手前の大ぶりのは、踊りの奉納はありませんでしたが、もしかすると本郷伊勢神楽のものかもしれません

伊達藩政時代以前から伝わるとパンフレットにはありますが、この他に小白浜地区にも伊勢太神楽が

あり、こちらは元禄年間とされており、おかめが付随しているようです

本郷の伊勢神楽は2010年に開催された雨のさくら祭りでも拝見しましたが、

獅子が剣を持ち、おかめと一緒に踊っていました

いつの日にか、また拝見したいものです。

 

神事終了後、芸能奉納

荒川熊野権現御神楽

荒川地区に伝承、1187年に熊野の分霊を勧請したのが始まりとされ、

渡り囃子、御神楽、地の守、駒囃子、太神楽そして、四つの舞で構成されるとパンフレットにあります

 

常龍山御神楽

天照御祖神社の奉納神楽で片岸地域に伝承

獅子頭は権現さまと云われていることから山伏神楽の系統ではないかとパンフレットにあります

私には荒川・片岸共、太神楽の系統に思えました

今はありませんが、唐丹町の荒川と山谷地域にはかつて鹿踊り・獅子踊りがあり、

幕踊り系に近いしし頭にかんながらを付け、太鼓を持って踊るという幕踊り・太鼓系両方の遺伝子を持った

しし踊りが存在していたようです

大変興味深い地域です!

 

御神楽の太鼓は遠野ではしし踊りや神楽で使用するような物を片面打ち

笛は調子の確認はしませんでしたが、篠笛

(もしかして四本調子だったりして・・・笑)

 

大石虎舞

唐丹町には釜石虎舞系の小白浜虎舞もあるようですが、今回の出演は無し

 

唐丹小中学校の生徒&PTAによる手踊り

太鼓は本郷と花露辺の皆さんが担当

 

最後に桜舞太鼓

久しぶりに馴染みの皆さんにお会いしました

本郷の漁港そばに練習場?が出来たようですが、道具を流されないようにね!

 

この日は、兄妹共に遠野に嫁いでいる?二人が故郷のお祭りを見に来ていて

子供の頭を権現様に噛んで頂いていました!

 

この後、一行は神社へ帰還するとのことでしたが、朝ご飯も食べていない私は、

出店のお好み焼きを5分で食べて帰途へ

今回は、小白浜漁港までの行列でしたが、いつの日にか、本郷の桜並木のお通りを観たいと願いつつ・・・

また、漁港はだいぶ復興が進んでいますが、住宅の再建は、これからが正念場だと思いながら・・・

 

 

 

 


2015 唐丹町天照御祖神社式年大祭 其の弐

2015-04-28 18:49:47 | 郷土芸能

通称「釜石さくら祭り」は正式には唐丹町常龍山鎮座天照御祖神社の「式年大祭御神輿渡御式」

桜の咲く時期に行われるので、さくら祭りとも称される

 

と、「三陸ひとつなぎ自然学校」の方に頂いたパンフレットにありました

この「さんひと」の中に知人がいたのにはビックリ!

彼は震災後、三重県鈴鹿市から釜石に来て仕事をしているのですが、

空き時間のほとんどをボランティアに充てているツワモノです

 

八坂神社の幟が立っている小白浜の通りの中間辺りが休憩所

そこで大名行列を迎える

この行列は、江戸時代、伊達領の南部境にあった本郷番所

津波で本郷番所跡の石碑が無くなっているのが気になる)

に駐屯していた伊達藩士から教えられ、渡御式に取り入れたと云われている

(この大名行列は隣町の大船渡市盛町や住田町世田米にも伝承されています)

 

渡御に随行してきた郷土芸能もこの場所で奉納(荒川熊野権現御神楽)

 

常龍山御神楽

 

大石虎舞・・・釜石のテンポの速い他の虎舞と異なる

慶長年間奥州の豪族葛西三郎の家臣新沼善次郎が気仙(大船渡市)の立根に伝えたのがはじまり

和藤内が虎にまたがり、天照皇太神宮の神札を掲げる

 

猛虎を承服させた後、敵を家来にしてお祝いをする場面なんでしょうか?

衣装から考えると、パンフレットにある「御神楽」に該当するのかもしれません

 

行列の後半に天照御祖神社の宮司様御一行が到着すると休憩終了 笑

 

各所で演じながら漁港に向かいます

 

先に行った大名行列の皆さんは通りのはずれ盛岩寺を通過

 

最後尾の手踊りは、まだ、通りに入ったばかり・・・とても長い行列です

 

震災の年の4月24日の盛岩寺

山門・鐘楼堂と大きな建物が被災しましたが、再建

檀家の皆さんの強い意志が感じられる地域です

 

 

 


2015 唐丹町天照御祖神社式年大祭 其の壱

2015-04-27 21:11:33 | 郷土芸能

震災後の2012年5月6日に初めて見に行った式年大祭、三年に一度のこの大祭に日曜日、出撃!

 

三鉄南リアス線唐丹駅東側の臨時駐車場に車を置き、国道45号線を南下、

熊の木トンネル手前の神社まで徒歩

着いた頃には、既に神事が始まっており、行列に参加する郷土芸能もスタンバイ

 

予定時刻超過後、郷土芸能の奉納(写真は荒川熊野権現御神楽)

同様に各参加団体が奉納している中、行列は順番で小高い山の境内から下へ

(各団体をここで見ている余裕がありませんでした)

 

先に下がっていた大名行列の一行が整列し、歩き始める

三年前は境内のみで行なわれたが、今回は例年に近い行列ということで、

勝手のわからない私は、右往左往・・・

 

下がってくる団体ごとに、鳥居前でひと踊り

(その度にあっちからこっちに移動)

 

最後の方で、三基の御神輿が下がると

 

各郷土芸能が一斉に囃したてる

 

これは何だ?と思うものまで囃子たて

 

上手い具合に列車も通過

 

国道45号線から見物の皆さんが見守る中、かつての唐丹小学校前の道路を出発

(この辺りで行列に参加する皆さんの概要をやっとつかむ)

後列の郷土芸能が気になるところですが、まずは先を急ぎます

 

まだ手摺などが修復されていない片岸川の水門を眺めながら橋を渡り、

 

以前は、演じながら長い時間をかけて歩いたという道を急ぎます

目指すは小白浜!

私の時間の都合上、乏しい内容のまま 其の壱の終わりです 笑

 

 

 

 


桜とSLそして、しし踊り

2015-04-26 20:34:55 | 地域

金曜日は自宅のある地区の総会

案内所?勤務になってから、地区の人たちと顔を合せる機会も減っているが、総会は欠かさず出席

昨年は一日だけの参加だった遠野まつり、今年は二日間参加することを前向きに検討してほしい

という意見が出されたのが特筆すべきことだったような気がします 笑

総会後の懇親会には、酒豪が残るので、並飲みの私は短時間で撃沈させられました! 汗

 

そういうわけで午前中エンジンがかからないまま、SL銀河営業運転初日はこんな場所で・・・

桜の下で弁当をひろげ、花見をしていた家族越しにSLを撮ろうと画策していたら

SL到着前に花見が終了し、企画倒れとなりました 笑

 

遠野駅前ではSL銀河お出迎えのイベント中

乗車客や観光客の皆さんに初日恒例?のひっつみのおもてなしがあり、

私も顔なじみの方々から「観光客ですよね!」と念押しされ、美味しく頂きました! 笑

 

給水時間等の間、乗車された方々は市内に繰り出したのを見計らい、ホームへ

実は、ここが一番間近で記念撮影ができるなんてことを云わずにおこう・・・笑

 

駅前では、早池峰上柳しし踊りが歓迎の踊り

 

若い頃はフルートでならしたその腕?唇?をしし踊りの笛に変えてデビューした新人もいました

 

C58に因んで580個の餅まき

撒く方々がお若いせいか私の処まで届きません

 

お馬さんもお出迎え

 

この日参加された上柳しし踊りの皆さん

 

この後、とおの物語の館(旧、昔話村)でも・・・

 

おやつの時間、所用を思い出し、そのついでに・・・

釜石のhanaさん同様に、ここで偶然の出会い

人の人生は、いつどう変わるかわからないものだと、震災を恨めしく思う

 

遠野遺産第82号村兵稲荷神社の桜は満開でした