「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2012 小友まつり&岩龍神社例大祭

2012-08-26 22:36:41 | 郷土芸能

土曜日、12時半近くに綾織を後にし、一路小友町へ

 

なんとか間に合う

 

神事が始まる前の境内では、各郷土芸能団体がそれぞれ休憩を挟んでひと踊り

 

長野(上)と山谷(下)のしし踊り

 

拝殿前では、この日だけ演じられる小友町南部ばやし

笛のこの方も頑張ってました! 笑

 

中学校再編により、この町から中学校が無くなるということで、今年は集合写真を撮る

(しし踊り団体はこれには含まれていません)

 

綾織でも耳にした廃校という言葉

郷土芸能を通じた地域づくりの足を引っ張らない再編であることを関係当局には、せつに願う

 

小友町の方々が云うところの天狗さん(猿田彦)もスタンバイし、出発

 

参加団体が列を作って通りの南側、上宿橋を渡り、折り返し地点まで行き、

休憩を挟んで神社へと戻る

 

一行の姿が通りから見えなくなったのを見計らい、

出店で空腹を満たし、ここに着いて2本目のペットボトルの水を飲む

ただ、撮っているだけの私が、そうなのだから、担ぐ方々の大変さは、それはもう・・・・

 

境内に戻るとそれぞれが踊りを奉納

暑さのためか、神社まで追っかける人もまばら

 

祭列から解かれた団体は、通りへと戻り、踊りの披露

いつも思うのだが、小友町の南部ばやしに出ている子供達、

遠野まつりでも、仲町南部ばやしに参加してくれないかなあ~と 笑

 

今年はとにかく暑いということで、日影側に見物人も集中

小友町婦人協議会の皆様、お疲れ様です!

 

鷹鳥屋神楽の皆さんは、岩龍神社そばにある常楽寺へ門掛け

 

この当たりで、遠くから雷の音が聞こえ出し、雲行きも怪しくなり、帰途へ

 

来年こそは、夕方からの踊りを見るぞと、例年通りの誓いをたて、早々に退散

 

日中のツケを払うため、夜なべ仕事をした明くる日

 

遠野の町中ではジンギスカンマラソン

見覚えのある名前をつけたランナーが通り過ぎる

 

そして、手を振ってカメラの応援をしてくれた?ちょんちょんさん

お疲れさまです!

 

さて、8月も残り一週間弱、遠野まつりも近くなりますが、

その祭りに参加できるように、私も仕事の追い込みをしたいと思います

 

朝晩に関わらず、居留守を使うと思いますので、悪しからず 笑

 

 

 

 

 

 


2012 綾織町山口愛宕神社例大祭

2012-08-25 22:14:37 | 愛宕

11時少し前、昨年空振りだった愛宕さんへ

 

例年、山谷川を挟んだ二つの地域の持ち回りで出発地が変わるようだが、

今年は山口中央公民館出発

ここは、明治12年に設置された綾織尋常高等小学校山口文教場跡地

 

祭列を組んだ一行は、国道396から見える鳥居を潜り

 

九十九折の坂道をえっちら、おっちら

 

そして、三周

 

石上神楽の打ち鳴らしにより神事

 

神楽もしし踊りも吹く、師匠も健在の様子

 

神事が終わると地元山口太神楽の奉納

 

ここを訪れるのは、この太神楽の様子が気になるが故

イベントを除き、ここでしか見られない郷土芸能

既に笛はカセットテープによる演奏となっている

 

石上神楽・・・・・砂子沢以外の子供達から応援を頂く

 

綾織唯一のしし踊り

 

9月9日に行われる綾織駒形神社の例祭を経て、遠野まつりへと突入

 

既に準備万端の様子

 

昨日に続いて夕方に雷鳴轟き、やがて、雨

そして、

仕事帰りの頃には、夕日

30℃超えが続く、8月

仕事をするなら、夜に限ると負け惜しみ 笑


土淵まつり 後編

2012-08-20 21:20:16 | 地域

後編の最初は野崎神楽

 

野崎地域の隣りは、あの山口さんさということもあり、人数確保に苦労しているという

 

昭和7年、民俗学者本田安次郎氏も見た神楽

気になったのは、太鼓の方が見ていた本

あの本田氏がこの神楽のことを著したものではないのかと

とても、とても、気になる

 

どこでもそうであるが、ここでも親子兄弟が参加

 

三番叟に飛び入り?した男の子

お兄さん達に合わせて踊る様は、まさに狂言舞 

 

遠野の郷土芸能の華 山口さんさ

 

今年は六本木ヒルズで踊る予定があるとのこと

 

演目が多数あるようだが、未だに名前が覚えられない

 

そして、またもや、予期せぬ出し物

 

フラダンスに飛び入り出演のおじいちゃん

演芸祭で鍛えた技術は流石です!やんや!やんや!

 

トリは飯豊神楽

 

四人八幡舞で〆る

 

お文殊さんの境内で来年以降も続けるのかどうかわからないが、

良き物を見せて頂き、感謝


土淵まつり前編

2012-08-20 00:24:16 | 神社

近年、土淵地区センターで行われていた土淵まつりの会場が、今年から倭文(しどり)神社へ

地元の方々は「お文殊さま」と呼ぶ神社

江戸時代、羽黒派修験喜楽院が別当をしていた文殊堂は、明治の神仏分離令により倭文神社と改名し、

戦時中までは土淵村の村社だったこともあり、ここの祭りは地域で一番賑わうものだったという

18日(土)は宵宮ということで、夕食後、まがってみる

 

 今年も五日市の方々による夢灯り

 

かつての別当喜楽院の別家に当たる栃内の北川氏によって祭祀

盆明けとはいえ、まだまだ蒸し暑い夜、滞在時間30分で全身汗まみれとなり帰還

 

明けて日曜のお昼

 

神社の例祭日に合わせて土淵まつり

 

慣習に従い、拝殿前にて土淵しし踊りの奉納

 

同じく野崎神楽

 

そして、ここから土淵まつりのはじまり

 

保育園児の手踊り・・・・・お客さんの確保には欠かせません 笑

 

やがて、餅撒き

 

石段とステージの二方向から撒かれ、あっちとこっちに手を上げる人・人

 

その後、中学生の合唱及びよさこいソーランの披露となり、

 

奉納舞を済ませたばかりのしし踊りが再登場

 

9月の遠野郷八幡宮例大祭にも出演する

 

この日は素人にも理解しやすいように踊りの解説付きで、私も満足 笑

 

ここ土淵には、先に紹介したしし踊りの他、山口さんさと三つの神楽が伝承されるが

 

先陣はその神楽のひとつ、似田貝神楽

 

神楽が続くかと思っていると、突然、派手な衣装のピンクレディー軍団の登場

幅広い年齢層に合わせた各地区の出し物に酔う

 

つづく


2012 お盆後半

2012-08-18 14:27:18 | 民俗

無くなったデータを元の状態に戻し、なんとかお盆後半へ

 

15日は遠野の花火

今年は自宅からのんびりと見ようと思っていたが、娘から写真は撮らないのかと云われ、

そそくさと機材を準備し、アルコールも摂取せず・・・・・

 

お盆と云えども、仕事のことが気になり、気持ちが入らず

 

それでも、シャッターは切り続け

 

静かに過ごす

 

明けて16日

午前中にも関わらず34℃の釜石へ・・・・・・約束により仕事・・・・・・

バテバテの状態ながら午後には事務所へ復帰(笑)、仙台より来客

宮城県の被災地周辺の仕事状況をお聞きする

 

日没近く、附馬牛へ

 

送り盆行事

とらねこさん、ksuzさん、24地割さん、雷鳥さんと共に舟っこ流しへ

 

今年はこの地域で亡くなった方が多かったとお聞きする

 

水量の少ない川には例年より多くの灯籠

 

お盆の終わり=夏の終わりを感じる

 

合掌

 

17日、またまた釜石へ

 

とおのおぢさんの助力を得て、仕事を片付け

向った先の唐丹町本郷・・・・港は、あのまま・・・・可愛い名前の小舟発見・・・・鳩丸

 

夕方、4時過ぎ、遠野へ戻る途中にTELあり

「うこんの力」を買って来いとのこと・・・・

 

着替えもできず、そのまま某所へ侵入すると、既に8人

6時頃との案内に4時には始めていたとか

当初は10人くらいとの予想に最終的には20人の同級生

東京、千葉、仙台からの参加者もいて、やはり、顔を見ても名前のわからない人もいました(笑)

何より、驚いたのは、一晩で髪が真っ白になったという和尚様

この日葬儀だった一人と今年亡くなった他の二名の同級生を思いながら・・・・

やはり、翌日となった次第