「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2019 宮守町砥森神社例祭

2019-09-29 16:05:47 | 郷土芸能

砥森神社例祭に初めて訪れてから13年、年月が流れるのは早いものです。

ここのお祭りにて、市内のおおよその例祭が終わり、私の追っかけもシーズンオフ。

ブログ更新のネタに悩む季節となります。笑

と云う前置きから、昨日の様子へ

 

9時30分過ぎ、今年は遅刻せずに神社到着

宮守総合支所(旧宮守村役場)の南を東西に流れる宮守川の向こう側です。

 

境内には渡御(とぎょ)に加わる下宮守の郷土芸能団体が集まっています。

 

10時頃には神事となり、打ち鳴らしを勤めた鹿込(ししごめ)神楽さんのシンガク

初めて関係者の女性と話をしたところ、毎年のようにこのお祭りに来ているカメラマンだと覚えていました。

訛が強いので、これでも案外シャイなんです。汗

 

続いて、新町(あらまち)南部ばやしさん

市内の南部ばやしは「囃子」では無く、ひらがな表記となります。

 

そして、下郷さんさ踊りさん

 

その後、お御輿、太鼓の和會さんと続き、渡御の始まり。

左に見える田んぼでは、毎年このお祭りの日には既に稲刈りが終わっています。

出来はどうだったのでしょう?笑

 

支所前、JA花巻宮守支店、消防署、建設会社さんと廻り、老人施設へ行き若干の休憩となります。

 

このお祭りを見に来た当初には、まだこの世に生を受けていなかった子供たち。

なんだか不思議な感じです。笑

 

老人施設下から見える好きな風景

大きな家とコスモス

 

ここのお宅では、いつものように薪がきれいに積んであり、冬支度完了の様子。

 

通りを歩いきて、この先の集会所でお昼となります。

右に見える軒花は、花巻から型抜き、着色した物を購入して、各家で形を作り、飾っているとのこと。

その花巻の方(業者?)も作るのを止めるようだと話していました。

市内で一から手作りしている地域が、どれぐらいあるのか気になるところです。

 

皆さんお昼ということで、私も道の駅みやもりにある銀河亭で昼食。

てっとり早いラーメンのはずが、かなりの混雑で、午後のスタートには遅刻です。

ちなみにこの日の我が家の夕食は煮込みラーメン、よくあることです。笑

 

いつもは町はずれまで行き、引き返しますが、今年は大きな蜂の巣がルート上にあるということで、

JR釜石線宮守駅で引き返しました。

昨年高校生だった彼も、今年は大学生、染められる髪があるっていいですね!笑

 

ここで、盛岡のK村さんが合流、誰もいない神社へ行っていたとのこと。お疲れ様です!

市内のカメラマンがいない中、その他に東京のD門さん、八戸のあちゃこさん、大阪のY崎さんもお出でになっており、

嬉しい限りです。(本業の報道関係者が皆無という寂しさはありますが)

 

道の駅みやもり、mm1の前で

 

下郷さんさの皆さんは先週の遠野まつりに引続きということで、平均より年上の方々は疲れ気味の様子ながら、

流石に若者は違います。

 

境内に戻ると元社殿廻りを三周し、

 

鹿込神楽さんが最後のシンガクを奉納し、拝殿内にて神事となり、終了。

その後、各郷土芸能関係者は門掛け。

今日も、きっと、門掛けの最中でしょう。


2019 六神石神社例祭

2019-09-26 09:01:37 | 郷土芸能

遠野まつりが終わった翌日の23日、傘を手にして仲町南部ばやしの片付けをした後のお昼、

「お祭りができるくらいの雨?」と入院中の姫猫さんからメール

「けっこう降っているのでどうかな?・・・」と私。

そうこの日は青笹町中沢の六神石(ろっこうし)神社例祭なのです。

天気を考えると例年どおりのお祭りにはならない予感、と、祭り疲れで身体が云う事をきかず。

「どうかな?」って、それは様子が知りたいという事でしょうか?

とは聞かずに、シャトルバスに乗るようであれば戻るつもりで出発。

また、その前には同級生夫婦から同じように六神石神社例祭の問い合わせがあり、それも気がかりでした。

 

運よく、境内下まで車で行けましたが、

途中で板沢しし踊り関係者の車とすれ違い、駐車場では平倉神楽さんと入れ違い。

境内には既に出番が終わった遠野太神楽さんと準備中の三本柳さんさ踊りさん。

辺りを見ると、遠野まつりに参加してくれたS君とHさん、そして問い合わせのあった同級生夫婦、

他、カメラマンの集団と例年よりかなり少ないお客さん。

いつもの白浜虎舞さんの姿も無く、神楽殿で始まったのは今年のゲストスコップ三味線、

その後、準備の整った三本柳さんさ踊りさんの登場になりました。

 

境内下の一の鳥居前から列を組み、拝殿前で一同、礼。

 

今年もここで、あのさんさが観られます!

 

三十過ぎても踊らば踊れ 踊る雀は百までも

と唄っていたかはわかりませんが、遠野まつりで疲れた頭には、ほど良い歌声。

 

いつ見ても完成度が高く、

 

流石!と云う言葉しかありません。

 

このような天気の中、お出で頂き、無理を押して行った甲斐があったというものです。

 

その後、餅撒き

遠野の郷土芸能を見に良く足を運んでくれるさんさの踊り手さんも、張り切って拾っていました。笑

 

1時半近くに、地元青笹しし踊りの皆さんが境内へ

 

三日連続での踊りでへとへとの様子ながら、

 

K兄もこの方たちも笑顔で応えてくれました。

 

刀かけをよ~く観ると、

 

男性が一人、近年では板沢以来でしょうか。

 

女性陣も負けてはいません。女性の掛け声は華やかさを増します。

 

御花御礼口上にも力が入り、

 

恒例の柱掛かり

 

こちらの種ふくべさんには、まだ元気があるように見えましたが・・・笑

 

終盤は全員揃った踊り

 

シシも脱落することなく、

 

最後の最後まで踊りきって終了。

お疲れ様でした!

ところで鬼も笑う来年の9月はと云うと、19日(土)から22日(火)が連休。

19、20が遠野まつりになると、21日(月)が六神石神社宵宮祭で翌22日が例祭となり、

関係者には、またまた悩ましい日々となりそうです。

課題は両方に関わる関係者で、徐々に疲弊の度合いが増しているように思います。

と、云いながら、今度の土曜は砥森神社例祭。


2019 遠野まつり八幡宮から・その後

2019-09-25 11:50:11 | 郷土芸能

遠野まつりが終わって三日。やっと社会復帰した感じです。笑

おまつりに際し、お酒・カボスを頂いた橋本さん、山崎さん、海東さん、ありがとうございます。

御礼の挨拶が遅れ申し訳ありませんでした。

遠野ぶれんど仲間、そして、我が家にて美味しく頂戴しました!

 

 

遠野まつり二日目の遠野郷八幡宮では馬場に次々と郷土芸能が登場します。

持ち時間の中で観ることができた団体の残りということで、これは大出早池峰神楽さん。

ここを歩く神楽は基本的にシンガクを舞っており、これが神楽の全てだと思っている方もいるようですが、

神社例祭の神輿渡御などに随行する際の演目になります。

 

土淵町の似田貝神楽さん

 

青笹町の六角牛神楽さん

似田貝神楽さんと似たような衣装ですが、袴と袖の模様が異なります。

 

土淵町の飯豊神楽さん

今回神楽デビューした方の顔もありました。

 

土淵町の野崎神楽さん

 

先日お会いした宮守町達曽部の湧水神楽さん

 

葬祭幹事長が出ていない青笹町の青笹しし踊りさん

 

とらねこさんの地元松崎町の駒木鹿子踊りさん

 

小友町の山谷獅子踊りさん

 

土淵町の山口さんさ踊りさん

 

宮守町の下郷さんさ踊りさん

今度の土曜日開催の宮守町砥森神社例祭にも引き続き出演すると思いますが、

タイムスケジュールが確認できていません。昨年は10時頃が神事で渡御スタートのようでした。

 

後姿になりますが、上郷町の暮坪虎舞さん

来年は出られないかもしれないと云ってから何年になるでしょう?笑

 

松崎町の横田田植踊さん

江戸時代までの遠野の中心部から松崎町辺りまでが横田村でした。

 

途中でトイレを済ませ、南部ばやしの出番が近づき、移動中の神楽殿では宮古市小国の末角神楽さん

いつも書きますが、八幡さんに集まる郷土芸能全てを観ることは、ほぼ不可能で、

芸能の種類と数を観るなら馬場、神楽の主要演目をじっくり観るなら神楽殿、しし踊りの主要演目は拝殿前

来年の参考して下さい!笑

 

その後、馬場での南部ばやしとなり、内ばやしと共に歩いて地元仲町へ戻って16時。

 

今年も八幡さんへの奉納を済ませ、無事帰ってきました!

と、云うお知らせと感謝を込めて、曲は「帰り」のみ

 

よちよち歩きの頃から参加している御嬢さんも先頭を無事を勤め、

自治会館前での舞納めとなり、

 

着替えて、ご苦労会

人数が多いので存分に!という訳にはいかないので、お互いを労うということで。

その後、代行車を確保する都合により、寄り道して帰宅。

大変お疲れ様でした!

お風呂に入り、小腹の空いた私はというと、焼きそばを作ってビールを飲み爆睡。笑

 

明けて23日は午前中、後片付けです。

祭典事務所の撤収と、お囃子で使った大胴、鼓を分解し保管。

 

前日の内に干していた衣装はクリーニング用とその他の物に仕分け整理となります。

おまつりの諸道具の準備、人の確保、運営資金の調達、飲食品の発注、それらの始末

と、相当数の方々が表・裏で支えての仲町南部ばやしのおおよその終了です。

ご協力を頂いた皆さんに感謝申し上げます。


2019 遠野まつり八幡宮へ

2019-09-24 17:41:00 | 郷土芸能

遠野まつりが終わって二日目、今朝は義母からの電話で起床。表で紅白幕の片づけをしているとの事。

拙案内所のある通りでは、23日午前中にお祭り用の紅白幕を撤去する予定で、私ともう一人が

一部を片付けたのですが、その他の人は出て来ず・・・おそらく、日程が変わり、今日になっていたのかもしれません。

その後、住んでいる地域の自治会元区長の火葬・葬儀へ参列し、半日終了。

頭も体も、まだ云う事を聞いてくれません。汗

 

予想どおりに本業のなんだりかんだりを含め、バタバタした休み明けですが、

話題は遠野まつり二日目です。

朝8時、内ばやしを祭典事務所前に運び、9時過ぎ、再集合。

いつどしゃぶりになっても良いような不安定な天気ながら、いざ、遠野郷八幡宮へ!です。

その前に気付けのお酒を少しだけ・・・笑

 

時間に間に合った人達で一曲舞い、出発。

 

穀町、上組町の祭典事務所前で同様に舞い、決められた時間内にバイパス通過

(その前の上早瀬橋の坂がキツイ・・・私は声援担当ですが・・・笑)

 

恒例になっている老人施設を慰問

 

こちらでは上組町南部ばやしさんが、整然と「通り・帰り」を披露していました。流石ですね~!

 

なんとか、規定時間内に境内到着

他の南部ばやしと異なり、軽量・コンパクト(見た目の問題は別にして)なるが故、可能なのですが。笑

 

どうやら天気が持ちそうな雰囲気の中、肉体労働の後は、お弁当。

大人の楽しみは水分補給といったところでしょうか。

 

減っていた体内水分が満たされたところで、馬場では神事が始まり、

 

遠野南部流鏑馬

 

「よう、射たりや~!」

 

その後、郷土芸能のスタートとなり、こちらは大工町の皆さんメインの遠野太神楽

 

附馬牛町張山しし踊りさん

 

上郷町板沢しし踊りさん

年に何回も見られない姉妹揃っての参加

このように故郷に戻って参加している顔を見るのも、お祭りの楽しみのひとつです。

 

今年正式に太鼓デビューした人も

 

いつもの皆さんも、

と云う事で、お昼に補給した糖分高めの飲み物で、テンションも上ります。笑

 

つづく


2019 遠野まつり笠揃えと1日目

2019-09-23 21:44:27 | 郷土芸能

遠野まつりが無事終わりましたことを入院中の姫猫さんにご報告申し上げます。

 

私設案内所の通りでは、今日午前10時から紅白幕の撤去予定が、雨模様のため

明後日に延期になっていたようです。

その連絡の無かった方が作業を始めていたので一緒に4枚はずし、先ほどまで案内所で乾かしました。

お祭りの準備があれば当然片付けも。笑

 

さて、日付はお祭り前日

 

20日(金)午後6時、仲町南部ばやしの笠揃え

北海道のS君は2時間の講習を経て、初参加。内ばやしを押す役には東京からHさん

 

そして震災後ボランティア参加して頂いていた神奈川大学からは自費で現役・OB・OGも駆けつけてくれ、

 

翌日の体制がなんとか整ったということになりました。

お祭りの両日は天気があまり良くないという予報から、S君・Hさんに頑張ってもらうべく天気まつりとなり、

 

当日22日(土)午前10時祭典事務所に集合

(この2時間前には内ばやしを保管庫から押してくる作業があり)

地元の人、応援に駆け付けてくれた人など皆さん、笑顔の再会

 

10時半の出発式後、町内を練り歩きます。

 

辺りでは、お祭りの準備する人、既に門掛けをする団体もあり、

 

土淵しし踊りさんも門掛けに励んでいました。

 

毎年同じコースを歩く仲町。昭和通りからとぴあ裏を通り、その表を廻り、

 

駅前の観光協会さんには飯豊神楽さんの姿がありました。

土淵の方々は、早くから働く人が多いようです。笑

 

自治会館のある蔵の道ギャラリー前で記念写真を撮り、お昼となります。

大胴(大鼓)には今年2名の新人がデビュー。

 

こちらも土淵の山口さんさ踊りさん、早くから働くのは土淵の人という確信を持ちました。笑

 

お昼に1本だけシュワッとした物を飲み、午後1時、新町方面を歩き、

 

砂場丁を廻り、

 

あえりあ遠野で踊り、

 

午後の出番に供えます。

一日市どおり東側では出番直前に長野獅子踊りさんが門掛け、時間は有効に使います。笑

 

これから出番となる一日市南部ばやしさん、いってらっしゃい~!

 

上組町南部ばやしさんもスタートし、仲町の出番

 

知人がいないかキョロキョロしながらの一日市どおりを過ぎ、駅前どおりを歩き、最初の出番終了。

復興もちまき、しし踊り群舞が終わると、お弁当を頂き、

 

予約済みの某店にもぐりこみ、既に始めていた方々と乾杯!

仙台の24地割さんは遠野に宿がとれず、釜石泊ということで短い再会。

 

その後、市役所前での平倉神楽さん、駅前通りでのしし踊りを見て、

 

夜の出番となり、内ばやしを保管庫に戻し、着替えをして、

再度某店に戻り、乾杯のやり直し。

無理やり参加要請し、何が何だかわからないまま一日目の終わったS君、Hさん、

鹿児島から家族を伴って駆けつけてくれたK子さん、いつものように新幹線での山猫さん、

その他地元勢5名+2名、入れ代わり立ち代わりでの宴となり、帰宅、爆睡。(-_-;)