神輿が御旅処で一泊する風習が昨年より無くなり、既に神輿殿に戻され、
11時から神事とお聞きし、訪ねる
長い間引き継がれてきたこのような行事も、時代の流れか・・・・
打ち鳴らしから始まる神事の後半、鹿込神楽による権現舞
昭和初期、上宮守神楽から分かれ、昭和5年に江刺市梁川野手崎の早池峰神楽から指導を受けて成立
野武士のような風貌を持つ方はここの笛吹きである
神社拝殿に飾られている提灯には鹿込鹿子踊の文字があり、
昭和62年に奉納されたもの
残念ながら、砥森神社への奉納舞は途絶えて久しいとのこと
神事が続く中、外では郷土芸能の奉納
下宮守 下郷さんさ踊り
花巻市横志田から東和町谷内を経て伝わったもの
盛岡さんさとも遠野山口さんさとも違い、なんとも愉快になるリズム
宮守町新町(あらまち)南部ばやし
大正年間に仲町の「キヨンケイサン」を招き習得とのこと
笛は、後に遠野で尺八を教えていた菅田さんという方から習得
現在は、三味線がなく、「通り」と「うさぎ」のふたつが伝承されている
ここで、いつも考えること
「キヨンケイサン」とは?
祇園のけいさん?祇園芸者?・・・・
仲町が花街だったことを想像しながら・・・・
男子中学生による奉納御輿
地元の老人ホームを慰問する南部ばやし
田園地帯を流す一団
宮守町のメインストリートでの「下郷さんさ」
午後、三班に分かれて門かけに行く「さんさ」を追う
同行させて頂いたこの班は、田瀬方面の宮守ぶん集落へ
日が暮れるまで、こうして門かけをして
夜にメインストリートに集合し、9時前後まで踊り続けるのだとか
残念ながら、この後分かれたが、来年は後半の部を見たいと思う
南部ばやしも夕刻、山車に灯りがつき、メインストリートを流し、
下郷との境にある踏み切りまで踊ると納めとなる
実りの秋
砥森神社の例大祭が、遠野お祭りゴールデン月間の終わりを告げる