「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

総会・消防演習

2018-05-27 21:50:36 | 地域

新年度も5月終盤ともなると、あちらこちらで総会

 

木曜日は拙案内所のある通りの総会、こちらの軒端をお借りしてから7年目。

いわゆる町中に居る訳ですが、それまで町中の街灯が通りの人たちの自費で設置し、

その電気代を支払っているなんて思ってもみませんでした。

とぴあ前では現在歩道工事中で、その街灯を新しくする必要に迫られているようですが、

高齢化、空家増加などで、街灯どころか電気代も重荷になっているとのことです。

 

続いて金曜日は職業柄の関係団体総会

長年、経理事務をして頂いていた方が退職。一括コンピューター経理の時代に入ってきたとのこと。

それでも入出金の伺い書に上役の判子が必要なのは変わりないのでしょうが・・・。

まずは、お疲れ様でした!

 

そして本日は遠野市消防演習

午前中ぐらいはグダグダしていたいと身体が訴えていたので、足を運ん見ることに!笑

 

早瀬川河川敷の堤防にはハマナスが咲いていました。

 

カメラを通して参加者を見ていると、だいぶ知らない人が多くなったような・・・

それだけ歳をとったということなのでしょう。

 

配られたパンフレットの中隊長名には、同級生が数人

側から見れば、私も皆さんのような歳に見えるのかと思うと・・・・。

 

小学生

 

ご婦人も参加し、

 

例年どおりのポンプ操法

 

そして、消防ラッパ隊と

 

一斉放水

 

最後に岩手県防災ヘリ「ひめかみ」が登場し、終了

遠野ブロガーカメラマンの姿がありませんでしたが、皆さん、SL銀河の追っかけだったのでしょうか?

 

お昼の後、案内所へ戻る道すがら、国体記念サッカー場の前を通ると、ペンギンユニフォーム

高総体だったようで、後で結果を見ると、ここまでは勝ち上がっているようです。

吹けよ北風強くとも ああ薄明に球を追い 鍛え鍛えたこの力  栄えの試合に示すのだ

征けよ若人 おお遠高 遠高サッカー部 ♪

 

なんだか若者からエネルギーを貰ったようで、また、明日から仕事が頑張れそうです。笑

 

 

 


競技流鏑馬大会in遠野郷八幡宮

2018-05-12 22:49:13 | 民俗

今週は2日続けて大槌・釜石方面行きで、来週もまた、同様になりそうです。

GWが明けた途端、あれもこれもが重なり、一人稼業にはかなり厳しい状況ですが、

Never Give UP!

30分程度の息抜きだけは欠かしませんが・・・笑

 

その息抜き 笑

お昼時間も忘れて案内所に籠っていると汽笛の音

遠野から釜石への出発時間ということで、歩いて2分のこちらへ

カメラを持った高校生が大勢いてチーム撮影のようでした。

 

さて、GW話題も最後です。汗

こども流鏑馬大会が終わると、今年はもう一つ

 

競技流鏑馬 in遠野郷八幡宮

 

市内柏木平で毎年開催されているスポーツ流鏑馬ですが、この正式名称が競技流鏑馬のようです。

全国組織があることを初めて知りました。

 

境内の緑の中に出場者の衣装が映えます。

 

腕に心得のあるカメラマンさんたちは、横からの流し撮りに挑戦していましたが、

横着な私は、射終わった皆さんの表情メインということで・・・笑

 

皆さん、笑顔が素敵です。

 

遠くからの撮影では、トリミングにひと苦労。笑

 

遠野代表のお一人、レジェンドと呼ばれていました。

 

9月の遠野郷八幡宮例大祭流鏑馬に出ている方も、よう射たりや~!

 

「おら、おらでひとりいぐも」的な暴走馬もいて、かなり楽しい時間となりました。

来年以降の5月5日子供の日は子供と大人の流鏑馬を緑いっぱいの神社境内で見るという、

新しい観光の目玉だと確信を持った一日となりました。これは一押しです!

 

GWの集大成

その晩は、遠野ブロガー関東支部長迎撃の宴

時節がらの「しどけ」と、りんどう店主一押しの魚の甘露煮をはじめ、肉に刺身にと盛りだくさんで、

 

山猫さん持参の「やまとしずく」と幹事姫猫さんの「天狗舞」

其々、大吟醸を水の如く飲み干し、一日を二日に分けながら更新したGW話題の終了です。

(これで義務感無く、PCに向えます 笑)


こども流鏑馬大会

2018-05-11 00:01:01 | 民俗

雨模様の今朝は、全くもって春眠暁を覚えず。別に曰く、としょり(年寄)の健康は天気に左右される。

 

名も知らぬ我が家の庭花

 

GW話題は、まだ残っています。

5月5日子供の日は、毎年、遠野郷八幡宮で子供やぶさめですが、

今年は名前も一新し「こども流鏑馬大会」

 

参加する子供の他にきれいな衣装をまとった大人も参加し、神社へお詣り。

 

昨年まではポニーでしたが、今年は立派なお馬さん

 

参加者も多く、境内そばの駐車場は、ほぼ満員御礼状態でした。

 

乗り物が変わると、射手の表情も大人びて見えるのはきのせいでしょうか?

日本民藝協会という団体が発行している本に「民藝」がありますが、先日、この本を届けてくれた方がおります。

今回は小絵馬の特集で、その中に遠野市宮守町鱒沢、鞍迫観音の南部小絵馬の事がありました。

 

民藝協会の民藝館で所蔵する絵馬の中に鞍迫観音にあったものが含まれ・・・。

昭和9年当時、観音堂の神職をしていた方の記録に、夏、東京より三名が訪れ、名刺には大学教授某と。

 

その後、観音堂の絵馬数百枚が研究の為、東京へ持ち帰られ、その一部が民藝館に収められる。

と記されていました。

遠野では神社の拝殿内で奉納された絵馬を見ることがよくありますが、八戸でも同様のようです。

 

奈良・平安の頃には、名馬の産地として知られていた道の奥

鎌倉時代の遠野を治めていた阿曽沼氏、その後の南部氏の領地ともに馬産振興に縁ある土地

と云う事で、のんびりと子供たちの流鏑馬をみながら、絵馬を思い出した笛吹です。

 

次の準備が整うまでの間、しばし、休憩です!

 


遠野郷八幡宮 八幡神楽奉納

2018-05-10 00:06:03 | 郷土芸能

山の木々も一斉に芽吹く、五月の遠野

 

我が家の庭木にも可憐な花が咲きました。

と云う事で、もう少しGW話題です。汗

 

5月5日の子供の日、遠野郷八幡宮では10時から拝殿にて出雲大神祭が行なわれ、

11時から神楽殿にて八幡神楽の奉納、その後の12時過ぎから子供流鏑馬になるのですが、

今年は、さらにその後がありました。

まずは、法螺貝を合図に、八幡神楽の奉納です。

 

準備が整うまでの間、良い笛の音を聞かせて頂きました。

 

神降ろしの打ち鳴らしでスタート

 

遠野山伏系よろしく、岩戸開き舞

遠野郷八幡宮では、明治になるまで遠野郷一円の山伏が集まり、一座を組んで神楽を演じていましたが、

明治5年の修験禁止令により、その活動が難しくなると、一座の中心であった上組町の蒼前別当竜法院が

八幡宮門前の方々にその神楽を伝え、現在に至るのが八幡神楽となります。

 

三番叟

遠野郷八幡宮は江戸時代まで羽黒派修験の良厳院が掌司する神社でしたが、

神楽の竜法院は大徳院の弟子で本山派です。

古い時代には、大徳院と良厳院が争う時期もあり、後には例祭にどちらの山伏も集い、

神楽を演じたということになるのでしょう。

 

恵比寿舞い

 

南部神社での上宮守神楽さん同様に魚を釣り上げるタイプの恵比寿舞いです。

 

この日は中学生が魚当番 

遠野らしく山菜を釣り針に引っかけても面白いかもしれません。笑

 

下舞い

珍しいものをお見せ頂きました!本来の役どころは笛です。

 

舞手が不足しているようなので、ぜひ、我もと思う方は八幡神楽へ!

 

権現舞

この権現舞の所作も、大迫早池峰系神楽と遠野郷山伏系神楽では異なります。

 

数年前までは絶品の山の神舞いが演じられていましたが・・・復活を熱望しています!

 

頭病みが治りますように!


5.4 平倉神楽IN遠野座

2018-05-09 00:03:57 | 郷土芸能

5月4日の日中に南部神社の例大祭があったばかりの夜8時から

一日市のとおの物語の館「遠野座」では夜神楽でした。

今年度は4月28日から始まっていたようですが、GW期間は5月3日~5日の3日間、

この後は7月14日(土)、28日(土)、8月4日(土)、18日(土)に開催されるようです。

時間は午後8時から45分程度で、無料 どこの神楽が出るかは遠野観光協会イベント欄で確認下さい。

と云う事で、夜神楽へ

 

この日は平倉神楽さん

南部神社でもお会いしていたので、日中の部は軽く流しました。笑

時間前に到着すると、先に来場していたお客さんに神楽の事前講義中

(全ての団体がこういうわけではありませんが)

 

最初は真似三番叟

高校受験も終わり、晴れて解禁となった神楽女子、残念ながら素顔は見られませんでした。笑

 

GW中に3度見た上宮守神楽さんも真似三番叟を演じていましたが、いわゆる遠野山伏系の真似三番叟とは

異なった演出になっています。

 

どこが違うかは、観ればわかると思います。笑

 

黒い面の蛭子命が一生懸命舞っている脇で、お客さんに拍手の催促

 

おどけてみせますが、キャリアの差が出てしまいます。K君、上手く舞い過ぎかな?笑

 

良いモノを見させて頂きました!

 

日中同様に笹除舞

 

下舞い

 

扇子を上手く回せるようになるのに半年はかかるとお聞きしました。

 

下舞いで拍手が頂けるのも遠野座ならでは。

 

祈祷権現舞

 

会場が良いせいか権現舞を演じてくれる神楽では、都会のお客さんは神がかった雰囲気を感じるようです。

 

最後に大勢のお客さんの頭をカミカミ

この中に遠野ブロガー関東支部長の山猫さんが混じっていたのを気づく人はありませんでした。

(写真は無関係)

その後、山猫さんを半ば強引に夜の町に引きずっていきましたが、そこで新たな出会いあり。

北海道からの遠野通い人さんを発見!

遠野物語を読み、年に何回か訪れ、レンタサイクルの経験あり

(なんだか周りにも、似たような人達がいるような・・・)

次回お会いした時には、きっと、お帰り!と挨拶すると思います。笑