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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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インビクタス・負けざる者たち(映画)ぐっときました

2010-02-10 | 映画
またしても、クリント・イーストウッドにやられました。

ネルソン・マンデラが、27年間に及ぶ投獄から放たれ
見事大統領になったところから話は始まり、これまで
迫害され続けた黒人と、多くの権力をいまだ有している白人が、
協力して新しい国づくりをしていかなければならない、
いったいどうするか、
という難題に対し、ラグピーワールドカップをうまく利用した、という話ですが・・・

ストーリー展開に大げさなものはないのに、じわじわと胸が熱くなります。
(もちろん、マンデラはいいことを語るけど)
観ていながら、「ああ、またクリント・イーストウッドの思うがままだ・・・」
と思うのですが、徐々に盛り上がる感動から逃れられないのです。

マンデラは、政治家として相当したたかです。
「赦し」とか言われてるけど、赦すとか赦さないとか
そんな次元にいたのでは新しい展開はなく、
もっと超えた次元で彼は国づくりを考えています。
そんな大きさが、少しずつ賛同者を増やしてゆき、
スポーツの祭典を利用することで一気に気持ちをひとつにしてしまった。

ワールドカップの決勝戦、しかも延長戦で、残り時間ぎりぎりで、
(これだけ条件がそろえば、感動しないはずがないじゃん)
勝利する。(おっと、ネタバレ!)
これで国は新しいスタートをきることができる!
よかった、よかった、よかった!
の感動がこみ上げて実に気分爽快になるのです。

「インビクタス・負けざる者たち」★★★★☆
南アフリカの独特な風景、そしていい音楽、マット・デイモンのたくましい体躯
くやしいくらいクリントの映画作りはさすがで、くやしさに☆マイナスしてしまった。
「インビクタス」は「負けざる魂」と字幕では訳してました。

監督・製作 クリント・イーストウッド
原作 ジョン・カーリン
出演 モーガン・フリーマン  マット・デイモン  トニー・キゴロギ
   パトリック・モフォケン  マット・スターン