久し振りに、いしいしんじに戻ってみた。
彼の「ぶらんこ乗り」は最高でした。
その後「麦ふみクーツェ」「トリツカレ男」を立て続けに読み、彼の変わった世界に浸りすぎて頭が疲れたので、しばらく距離を置いていたのですが・・・
このさし絵に引き寄せられ、手にしてしまいました。
そして前にもまして不思議な世界にめちゃくちゃ戸惑いました。
いくら読み進んでも、肝心の主人公ポーの姿が定まらないのです。
ポーは街を二分して流れる河で鰻を捕るうなぎ女から生まれました。
うなぎ女たちの姿も不明です。
で、彼はもしかしてウナギかと思えば、かっぱのようでもあり、途中からやっぱり人間の姿を想像したり、いやいや最後は白い鳩???
まったくいしいしんじにはかないません。
彼の頭の中はいったいどうなっているのでしょうか。
ある意味天才なのでしょう、きっと。
ありきたりではない情景に頭が混乱したまま、
ポーが出会う人々のいくつかの物語が、後半に向かって
ポーを中心につながって、それぞれにさまざまな、味わい深い結末を迎えます。
このあたりは、さすがです。
彼の「ぶらんこ乗り」は最高でした。
その後「麦ふみクーツェ」「トリツカレ男」を立て続けに読み、彼の変わった世界に浸りすぎて頭が疲れたので、しばらく距離を置いていたのですが・・・
このさし絵に引き寄せられ、手にしてしまいました。
そして前にもまして不思議な世界にめちゃくちゃ戸惑いました。
いくら読み進んでも、肝心の主人公ポーの姿が定まらないのです。
ポーは街を二分して流れる河で鰻を捕るうなぎ女から生まれました。
うなぎ女たちの姿も不明です。
で、彼はもしかしてウナギかと思えば、かっぱのようでもあり、途中からやっぱり人間の姿を想像したり、いやいや最後は白い鳩???
まったくいしいしんじにはかないません。
彼の頭の中はいったいどうなっているのでしょうか。
ある意味天才なのでしょう、きっと。
ありきたりではない情景に頭が混乱したまま、
ポーが出会う人々のいくつかの物語が、後半に向かって
ポーを中心につながって、それぞれにさまざまな、味わい深い結末を迎えます。
このあたりは、さすがです。