漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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償い・矢口敦子覚書

2008-03-19 | 
「償い」人生長くなるとこんな気分にもなるようで、つい買ってしまった。

肉体を殺したら法律で罰せられるが、人の心を立ち直れないほど傷つけたらどう償えばいいのだろう。

物語は、ある町で連続的におこる殺人事件を追うサスペンス的な内容だが、事件をおこすきっかけとして深い心の傷が存在している。危害を加えた者、加えられた者、さらには残された者の、言い訳しようのないあるいは償いようのない心の痛みと叫び。そして事実を捻じ曲げる先入観。

傷を負った者の存在自体も傷を与えた者に同じだけの重荷と傷を与えている。

なんだか出口のない難しい問題ですが、傷を負いながらもなんとか元気に生きてゆきたい。その先に心が晴れる日があるかもしれないから。

「恋愛漢方」の著者、来局

2008-03-19 | 漢方的話題
昨日は、「恋愛漢方」というちょっと変わった題名の本の著者、王愛延先生が当薬局にいらしてくださいました。

体質によって恋愛の仕方が違う?
そう、体質によって思考回路も違ってくるんですね。だけど偏りすぎると、ろくなことがない。だから食事や生活養生、漢方対策で弱点を補っていい恋愛をしよう!
という本です。

健全な体に健全な精神が宿る。

そのことを身近な恋愛をテーマに説いてくれた方です。
漢方って深く学ぼうとすると確かに難しいけど、ふだんの生活になくてはならない発想。
漢方の発想がもっと身近になればうれしいなあ。

当薬局のHPではこの発想を美肌作りに応用させていただいています。
王愛延先生は、内科、婦人科、皮膚科の専門なので、がっちり質問もさせていただき知恵を増やしたので、ご来局の皆さん、今後もまたよろしくね。

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