漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

2016-10-04 | 肌トラブル・アトピー・美容

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肌が乾燥しやすいのは補陰血対策を：漢方家ファインエンドー薬局

雨が多いこの頃ですが、早くも皮膚の乾燥、髪のパサつき、顔色に艶がない、
目の乾燥、便秘気味などの症状が現れてくるようなら「血虚」体質かもしれません。
（陰血消耗により営血による濡潤ができないため肌膚の失養枯燥が生じる）

肌の乾燥かゆみのファーストチョイスとしてよく用いられる処方「当帰飲子」の
配合生薬をみてみると「補血」の基本処方である四物湯がちゃんと配合されています。

四物湯とはトウキ、シャクヤク、センキュウ、ジオウの四種の生薬からなる処方

先日アトピーの女性が
『これからの時期は「当帰飲子」と「八仙丸」でしたね～』とさっそくご来局
涼しくなった途端に肌が乾燥してひび割れが起こりそうになったという。
早めの対策必須です。
慢性化している場合は、腎陰を補う八仙丸も必要。

続いて、高齢の女性が
『涼しくなると寝る頃に体中がかゆくなるからいやだわ～』
ひどくなる前にまずスキンケアをご紹介。

深海魚オレンジラフィーのオイルを配合したのびの良いクリームリスブランモイストエンリッチクリーム
→ショッピングカート

炎症を抑え皮膚の再生を促すなどの生薬エキスが配合された瑞花露薬用保湿クリーム
つけた後がサラッとしてべたつかないのが特徴
→瑞花露
→皮膚掻痒症

皮膚疾患は予防が大切。先手必勝です。
ひっかいて傷ついてしまうと、創傷の対策に追われてなかなか体質改善をする暇がありません
準備万端で備えましょう。

ハナミズキ　赤い実が美しいが、すでに来年の花芽も準備できている

＜食の養生＞身体に潤いを与える食材は
白きくらげ、バナナ、りんご、桃、いちじく、キウイ、すいか、いちご、海草類、豆腐、卵、オリーブ油、ごま油、豚足、鶏の手羽先、はちみつ　などがありますが旬のものを選んでください。

全国実力薬局100選子宝部門

2016-08-23 | 肌トラブル・アトピー・美容

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顔の紅斑とむくみを漢方対策・行き詰ったときはまず「掃除」

数か月前から顔に、大豆大ほどの淡紅の紅斑丘疹がぽつりぽつりと出て
かゆみあり、居座って引かず、押すと硬い。
「本当はこんな顔じゃないんだけど・・・」というのは、顔のむくみがずっととれないそうだ。
ぼんやりと顔全体が腫れていてまぶたも重そうな７０代女性。

聞けば、春の花粉症から始まって、耳鼻科、皮膚科、呼吸器科、眼科と
次々とアレルギー症状が出現し、あれこれ薬の処方を受け、飲んだが結局スッキリ治らない。
疲れると口にヘルペスもできやすくなった
お腹は空くが食べてもおいしくない、汗をかきやすくなった、舌胖大、白苔
雲芝+桃核楸皮（木鶏丹）で養肝益気、清熱解毒、祛湿、　玉屏風散（衛益顆粒）で補気

10日後
笑顔で来局
腫れがとれ、顔が一回り小さくなり表情がスッキリしている
紅斑の色もうすくなり、押しても以前ほど硬くないとのこと

行き詰ったときは、まず「掃除」
来局時はかなり肝が疲労している状態と思われ、
解毒対策を主に行ったのが良かったかと思う
その後、木鶏丹を半量に。引き続き衛益顆粒
「よい機会なので、しっかり体質改善やるわ～」と意気込んでくださる。

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2016-07-25 | 肌トラブル・アトピー・美容

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ニキビの漢方対策：胃腸の漢方で

沈んだ赤～赤黒いニキビが頬を中心に絶えない20代女性
顔色は白っぽく生理痛もひどいというので、補血活血対策でスタート
（婦宝当帰膠＋桂枝茯苓丸加薏苡仁）

2回目の来局
ニキビは悪化していないが目に見えて改善したとは言えない。
だが漢方服用によって体調が良いので続けてみたいとのこと。

とてもスリムな体型で、補気健脾（胃腸を元気にする）の必要を感じ、その後、
桂枝茯苓丸加薏苡仁を健脾散（参苓白朮散）に変更。

予想以上の改善。
見た目にも痛そうな大きなニキビはなくなり、全体的に赤味も改善され、ご本人も驚かれる

にきびや吹き出物の対策で、胃腸の漢方？
食べ過ぎ（たとえば甘いものや脂っこいもの）でニキビになるのは想像するでしょうが、
食べられない胃腸虚弱でも吹き出物や肌荒れになるとは考えないかもしれません。

しかし、よく考えてみるとどちらも胃腸に負担がかかった状況です。
もともと胃腸が丈夫な人がたまに食べすぎたという場合は、
その後少し食を控えれば吹き出物もおさまりますが、
ふだんから虚弱で食べられない人では、
胃腸に負担がかかった状況が絶えず続いていることになります。
その結果、皮膚代謝が滞り、にきびや吹き出物がなかなか治らないのです。

皮膚は内臓の鏡。弱い臓器を改善すれば肌はきれいになります。
脾虚がある場合、第一に胃腸を改善することですね。

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2016-07-05 | 肌トラブル・アトピー・美容

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皮膚炎のファーストチョイス五行草（スベリヒユ）

皮膚疾患のファーストチョイスは五行草（馬歯けん、スベリヒユ）ですが、
この植物は６月ごろから路傍の草としてよく見かけ、まさに旬の植物です。
中国では日常的に、皮膚の赤みや痒みに、この草を摘んでその汁をつけて
治療する身近な薬草なのだそうです。お浸しにして食べることもできます。

五行草には、抗酸化物質の一つであるグルタチオンや、オメガ-3脂肪酸を
多量に含み、ビタミンB、マグネシウム、鉄分も豊富でだそうです。
生薬としての働きは、去湿清熱で解毒消腫してくれます。

蒸し暑くなると同時に『爽肌精ローション《陽》、爽肌精クリーム《陽》』の
ご注文が増えました。口コミによるご紹介も増えています。
また汗をかくシーズンとあって『爽肌精オリエンタルハーブボディソープ』も。
いずれも『五行草』エキスなど「湿熱」を掃除する生薬がしっかり配合さ
れた商品群です。

⇒爽肌精ローション《陽》、爽肌精クリーム《陽》
⇒爽肌精オリエンタルハーブボディソープ500ml
⇒梅雨時の湿疹　五行草

⇒ショピングカート

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2016-07-02 | 肌トラブル・アトピー・美容

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汗をかいたら良くなったアトピー炎症：漢方家ファインエンドー薬局

少し前にアトピーが悪化して、清熱解毒薬を処方していた女性。
これまでも急性悪化するたびに漢方対応してきている。
忙しさで疲労やストレスがたまると悪化するかもしれない。
「排毒するには、汗をがっちりかくか、排便をしっかりするかでしょうね」と話した。

で、ホットヨガに行ってみたのだそう。
汗が肌にふれると痒くなるので、油性のクリームを体中に塗りたくって行ってみた。
そうしたら気持ちよく、どっさり汗をかいた。
たった2回のホットヨガで、気分はスッキリ。
その後驚くほど皮膚の黒ずみも取れ、肌の透明感がでてきれいになった。

清々しく愛らしい小さな花（大きさ５～６ｍｍ）蔓上にのびてたくさん花を咲かせているのですが名前不明

皮膚がかゆくなりやすい人は、汗をかくことを恐れるけど、
スキンケアを工夫して、是非運動して汗をかいてみてください。

彼女：「やっぱり「毒」がたまってたのかしら～～（笑）」とうれしそう。
そしてアトピー安定期の漢方と爽肌精スキンエア用品をご購入。

そうです、安定期の漢方養生こそが再発予防に重要ですよ～。
養生を続けておけば、回復力はついてきます。

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2016-06-04 | 肌トラブル・アトピー・美容

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漢方の爽肌精ボディソープ・漢方家ファインエンドー薬局

汗をかくシーズンになると、ぐっと売れ行きがアップする「爽肌精オリエンタルハーブボディソープ」

爽肌精オリエンタルハーブボディソープ500ml　2500円（税別）のリーフ

皮膚が敏感な人は汗にも刺激を受けるのですが、
そんな時は、シャワーで汗を落とし、
このボディソープでやさしく洗って皮膚面を健康な状態に戻してください。
肌を弱酸性に保ち皮膚常在菌を整え、炎症を改善する生薬が数々配合されています。

肌あたりが穏やかで、ほっとします。

⇒爽肌精ショッピングカート

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2016-05-31 | 肌トラブル・アトピー・美容

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汗をかいて体感温度の調整と皮膚代謝力アップ・漢方家ファインエンドー薬局

この時期は、戸外で運動などして汗をかき体感温度を夏バーションに変えることです。
体感温度が冬（？）のままだと、汗の調節がうまくいかず早々にバテてしまうことも。
猛暑がくる前に、汗をかく練習をしておきましょう。

冷房に逃げたりして汗をかかないでいると、汗腺の機能は低下して
ミネラルの再吸収がうまくいかず、汗はべとべとして、肌トラブルも助長されやすいのです。
汗をかくようにしたらアトピーの炎症がおさまったという最近の報告もあります。

先日、ウォーキング大会に参加し20㎞を歩いてきました。
終わってみると、足のサポーター（黒）の膝下辺りが白く粉をふいており、
顔もザラザラ、髪もごわごわ、塩だらけです。
汗をかくときは、水分やミネラルの補給大切ですね。

この大会では、所々で麦茶や梅干し、バナナ、煮つけなどの食べ物を用意してくださり、快調でした。

ルート沿いの民家の方が、手作りのツクシの佃煮、シソジュース、梅干しを置いてくれている。
ツクシの下ごしらえ、すごく大変なのですよ。とてもおいしかったです。心から感謝。

お陰様でだいぶ毒素が抜けた感じ、かな。
そう言えば、今日は店内27度くらいになってますが、嫌な汗をかくこともなく快適です。

これから冷房が入る毎日になるので、下半身の冷え対策も必要。
ストレッチなどで血流改善に心がけましょう。

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2016-05-07 | 肌トラブル・アトピー・美容

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連休日焼けのスキンケア（紫根）・漢方家ファインエンドー薬局

私事ですが、戸外で過ごしていた連休中。
初夏というより真夏みたいで、少々日焼けしました。

ハナミズキと妙義山（群馬県）

日焼け止めクリームはリスブランのものを使い、肌はリラックスしていましたが、

帽子もかぶらずに、新緑の照り返しも強いこの日差し。
その夜の洗顔後の顔を見ると、鼻や頬がわずかに赤くほてっていて、
いつもよりゴワついてるかなあ。（歳をとると潤い不足はすぐ起こる）
シワシワになるのを防がねば、ああそれからシミシミ！、シミ対策・・・

で、日焼け肌のスキンケアに信頼の紫根美容法、やっぱりよかったです。

ひどい炎症を起こしている様子はなかったので、
紫根美容法の『ハイシルバーローション』を手に取りやさしく肌を包みます。
じゅわーっと滲みこんでいく感じが心地よいです。
火照りがおさまっていく実感があり癒されます。
ローションだけでも潤い補充される感はありますが、

ここは美容液『ローヤルハイピンク』もつけたくなります。
翌日には、ゴワツキも赤味もなく、素早い回復。
さすが紫根パワー。
⇒日焼け肌の漢方スキンケア（紫根シリーズと爽肌精）

紫根（しこん）とは、ムラサキ科ムラサキの根
涼血活血・解毒透疹：つまり炎症を鎮め皮膚機能を回復させる働きを有する
外用では、皮膚化膿症、潰瘍、湿疹、皮膚炎、火傷、凍傷、痔などに利用される生薬

もしも炎症を起こして過敏になってしまった肌には、
炎症を抑える生薬がたっぷり配合された漢方処方のスキンケア爽肌精《陽》のほうが
肌辺りが柔らかくていいでしょうね。

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2016-04-16 | 肌トラブル・アトピー・美容

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鼠蹊部のおできがストレス疲労で悪化する：逍遥丸で

鼠蹊部のおできが膿んで治りが悪く、その後何か月も疲労がたまるたびに悪化するという女性。

初回はちょうど悪化時で、竜胆瀉肝湯などを用いて解決したように見えたが、
しばらくすると再発。何度か竜胆瀉肝湯で対応したが、
よくよく生活状況を伺うと、仕事上、肉体的な疲労もあるがストレスも絶えない様子。
おできの状態が落ち着いたところで逍遥丸を服用していただくことにした。

その後、久しぶりの声が明るい。あれから再発しそうになっても自力でおさまってくれるとのこと。

竜胆瀉肝湯：肝胆実火　下焦湿熱
逍遥散（丸）：肝鬱血虚　脾失健運

前回の投稿のように、気滞というと生理不順や生理前緊張症（PMS)そして気分的な症状が多いと思いますが、
実は気滞は体内のさまざまな反応に影響して流れを妨げます。

皮膚疾患の場合、西洋医学的には皮膚科で塗り薬か抗生物質の服薬という流れですが、
その原因をよく見極めて根本的養生するのが漢方医学のいいところ。
よく相談し合うことが大切ですね。

このごろよく見かける黄色い花はクサノオウ。乾燥したクサノオウを煎じた液で湿疹（クサ）を洗うという民間療法がある

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2016-03-17 | 肌トラブル・アトピー・美容

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花粉時の肌のむずむずかゆくなるをスキンケア爽肌精で

花粉症シーズンまっただ中。
くしゃみや鼻水だけでなく、皮膚もむずむずしてかゆくなるという人多いです。
粘膜も皮膚もつながっていますから鼻粘膜だけでなくそのほかも一触即発状態でしょう。
つまり敏感肌状態になっているわけです。

『爽肌精《陽》』
これでスキンケアしてると鼻や目の周りのかゆみがおさまる、と言われます。
炎症を鎮める生薬がたっぷり配合されています。
もちろん普段使いのスキンケアとして使えます。これからは紫外線による炎症も気になりますものね。

爽肌精ローション《陽》炎症対策に。ジュクジュク肌でなくても炎症がある状態におすすめ

漢方処方に基づく生薬配合のスキンケア「爽肌精」

ごしごしこすると、皮膚面がさらに荒れてしまうので、
痒くなったらすぐローションやクリームで保護してください。

⇒爽肌精HP
⇒爽肌精ショッピングカート

あ、そうそう。
胃腸は冷やさないことです。
温かい食事をよく噛んで食べてください。
体がぽっと温まった食後には鼻水や鼻づまりがおさまることもありますよ。
もちろん辛すぎるものや酒タバコなど刺激物は厳禁です。

花粉シーズンを快適にお過ごしください。

2016-02-13 | 肌トラブル・アトピー・美容

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つけ心地最高ＵＶプロテクトジェル・リスブランから

日焼け止めです。
まずリスブランにしては珍しく（？）スッキリしたデザインに驚かされます。
ジェルと言っても白いクリーム状です。
ジェルのように軽快に延びその後はさらっと透明です。
顔はもちろん首や腕など広範囲におすすめ。

量も45ｇとたっぷり入ってます　リスブランＵＶプロテクトジェル45ｇ　3200円（税別）

その特徴は、

がっちり紫外線カット　SPF50＋,PA＋＋＋＋

ジェルクリームという基剤。たぶんこれがこの製品の一番の特徴でしょう。
　つけ心地最高です。肌をつるっと伸びてその後オイルベースの透明になります。
　汗や水に強く（ウォータープルーフ）しかも洗浄料に馴染むので簡単に落とせます。

エイジングケアに着目した潤い保護成分「フィトコンプレックス」配合
　日焼け⇒肌の酸化⇒老化ですから、エイジングケアできるのはうれしいデス。
　※『フィトコンプレックス』
ユキノシタエキス、オウゴン根エキス、アセロラ種子エキスで、炎症を抑え潤いを補う生薬処方です。

日に日に、日差しは強くなっていますね。老化対策としてＵＶプロテクトお忘れなく。
ご注文は
⇒『漢方美肌づくりショッピングカート・リスブラン日焼け止め』

2016-01-16 | 肌トラブル・アトピー・美容

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カサカサ肌の食養生

まず三度の食事から対策。ポイントは３つ、補血、補陰、活血です。

１）働きの良い血液をつくる（補血）
レーズン、なつめ、クコの実、プルーンなどのドライフルーツ、レバー、ニンジン、ほうれん草　など

２）潤いを補う（補陰）
ごま、松の実、ギンナン、クルミ、きくらげ、山芋、貝類、豆乳　など

３）血液をサラサラにする（活血）
イワシ、サンマ、にんにく、玉ねぎ、ニラ　など

あまり食べたことないなあと思うものがあったら、意識してそれをメニューに加えてみましょう。

南房総で見かけた大きなアロエ。人の背丈ほどもある。
調べてみたら薬用アロエの猛刺蘆薈（もうしろかい）A.ferox Mill （フェロックス）別名青鰐によく似ています。面白い名前です。

▼カサカサ肌改善漢方対策で体力充実

１）栄養の運び手である血液を充実させましょう。
カサつく、鮫肌、顔色が白っぽい、髪もパサつく、冷え性などの場合
婦宝当帰膠　当帰飲子(かゆみもある)　十全大補湯など

２）年齢よりも老けて見えるようなカサつき状態の方は、
八仙丸　杞菊地黄丸　オリヂンP（プラセンタ）などの補腎剤を。

３）栄養を取り込む胃腸を丈夫にすることが大切です。
少食、おなかがすくがあまり食べられない、食べ過ぎると疲れるまたは下
痢になるという方はがっちり養生しましょう。
　香砂六君子湯　補中益気湯　レオピンファイブ　参苓白朮散など

肌も食べるものからできている。食事や漢方でフォローしてみてください。

2015-12-26 | 肌トラブル・アトピー・美容

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肌の乾燥とかゆみ・当帰飲子

冬になって肌がカサカサ乾燥すると無性に痒くなり、頻繁に掻くので赤味が増してきた30代女性
肌はうっ血しているような沈んだ赤色。
ほかに服用している漢方もあるが、当帰飲子を加える。外用として瑞花露入浴液。

2週間後
肌色がすっきりして透明感が出ていた。かゆみもずいぶん収まっている
瑞花露入浴液も気に入ってくださっている。

瑞花露スキンケア入浴液は、湯船に入れて入浴し洗い流さず、軽くタオルドライ
または、少量をお湯に溶き、肌にローションのようにつける方法

どちらかというと年中乾燥肌の彼女だが、夏場は紫外線や湿気や汗の影響で赤味が激しくなりもっぱら清熱解毒薬でなんとかしのいできた。
そして外気が乾燥するこの時期になると、清熱解毒薬よりも滋陰養血作用の当帰飲子があっさり効きいてしまうという一例。

皮膚の状態はひとりひとり体質によってずいぶん異なり、
また外界と接している皮膚は、季節の影響を直に受けるので、
漢方対策も季節ごとに処方を変える必要があります。
ふだんの食養生も大切で、旬のものを積極的に取り入れることで季節に体をなじませることができます。