漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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鼠蹊部のおできがストレス疲労で悪化する:逍遥丸で

2016-04-16 | 肌トラブル・アトピー・美容
鼠蹊部のおできが膿んで治りが悪く、その後何か月も疲労がたまるたびに悪化するという女性。

初回はちょうど悪化時で、竜胆瀉肝湯などを用いて解決したように見えたが、
しばらくすると再発。何度か竜胆瀉肝湯で対応したが、
よくよく生活状況を伺うと、仕事上、肉体的な疲労もあるがストレスも絶えない様子。
おできの状態が落ち着いたところで逍遥丸を服用していただくことにした。

その後、久しぶりの声が明るい。あれから再発しそうになっても自力でおさまってくれるとのこと。

竜胆瀉肝湯:肝胆実火 下焦湿熱
逍遥散(丸):肝鬱血虚 脾失健運


前回の投稿のように、気滞というと生理不順や生理前緊張症(PMS)そして気分的な症状が多いと思いますが、
実は気滞は体内のさまざまな反応に影響して流れを妨げます。

皮膚疾患の場合、西洋医学的には皮膚科で塗り薬か抗生物質の服薬という流れですが、
その原因をよく見極めて根本的養生するのが漢方医学のいいところ。
よく相談し合うことが大切ですね。


このごろよく見かける黄色い花はクサノオウ。乾燥したクサノオウを煎じた液で湿疹(クサ)を洗うという民間療法がある

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