アブソリュート・エゴ・レビュー

書籍、映画、音楽、その他もろもろの極私的レビュー。未見の人の参考になればいいなあ。

裸のランチ

2009-10-05 22:41:43 | 
『裸のランチ』 ウィリアム・バロウズ   ☆☆☆☆☆  再読。ご存知の通り、バロウズの名を一躍有名にした出世作である。が、と同時に「わけが分からない」「意味不明」「気持ち悪い」「最後まで読み通せない」「これを面白いという奴はカッコつけてるだけ」などと散々な言われ方をしてきた小説でもある。この本によってバロウズは難解、という抜きがたいイメージが作り上げられてしまった。  まあ気持ちは分かる。私も . . . 本文を読む