江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

2010-04-30 23:27:52 | 日記
材料の買出しに車を走らせていると、ほうぼうで見事な藤の花を目にした。
これは藤の花に呼ばれていると思い、この辺りでは有名な国領神社に行く。
実に久しぶりだ。
以前に行ったときは境内一面に藤棚があり、見事な房が垂れていたのだが、
今年は淋しい状態だった。
「千年乃藤」と呼ばれる古株に、花が一つも付いていなかった。
回りの若い株は、まだ蕾をいっぱい付けたままなのに、惜しげもなく芳香を
放っている。
見事な枝振りの古株、でもぽっかり開いた藤棚を見上げながら、
ふと芸人の行く末とダブらせていた。
古株が花を付けることは、もう無いのだろうか。
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古株の花が咲く頃… (sima)
2010-05-03 20:03:27
「古株が花を付けることは、もう無いのだろうか」この言葉が頭から離れず、ずっと心の中で思い続けていました。
国領神社の藤の花。大きな欅の木に絡まって咲き誇っていた頃を見てみたいと思いました。ですが、私の生まれる以前にその姿はもうなくなってしまったようで…。残念なことです。
古株も今年は疲れたのでしょう。アスファルト、鉄骨に囲まれていては、息が詰まることもあるでしょう。人間も歳を重ねればあちこちとガタがきます。元気ハツラツ!オロナミンCを飲むより、番茶を飲んでいた方が、疲れも癒えるのでしょうか。(くだらぬ考えが頭をよぎってしまいました)
花は咲かずとも、その古株から感じとれる生きる姿を見て、私は見えぬ花を頭の中で咲かせたいと思っています。人間は想像し、考えることが出来る生きものですから。花も人生も必ず終わりがきます。その時に、その花、人らしく終焉の幕をおろしたい、そう思って生きていきたい。千年乃藤はとても長生きですが、人間は老少不定と言われるように、いつ人生の終わりが来るか分かりません。花が咲く前に息絶えても、悔いのないように生きたいと思っています。
国領神社の藤の花は、5月の連休が見頃とのこと。古株に花が咲いていなくても、若い株が枝を広げ、古株の分まで補って見事に藤棚を花で埋め尽くしていれば、嬉しいなと思います。
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