朝、谷中にて金環日食を観察した一昨日の5月21日(月)、全て都営地下鉄線を利用して3ヶ所の美術展を巡りました。
千石⇒春日⇒都庁前⇒六本木→サントリー美術館→国立新美術館→六本木⇒築地市場→高橋宏子個展(帰路の地下鉄は、往路の逆。⇒地下鉄、→徒歩)
まずは六本木ミッドナイトタウンにあるサントリー美術館へ。ここでは「毛利家の至宝 大名文化の精粋」と題して『国宝・雪舟筆「山水長巻」』が特別展示されています。
毛利元就や毛利輝元に代表される毛利家の歴史が紹介され、そのゆかりの美術作品の数々が展示されていますが、圧巻は全長が展示された≪四季山水図(山水長巻)≫です。この作品の周りには長蛇の、2重もの列が出来、列の歩みは超ゆったりですが、これが幸いし、じっくりと鑑賞することが出来ました。(写真:入口のポスターより)
山水図は全長16mに及びます。絵巻ではなく、広大は”風景画”です。流れに沿って見ていくと、山あり、森林あり、川あり、崖あり、湖も現れます。深山が大河に替わり、船が浮かび、寺院に移り変ります。精巧かつ繊細な筆致で描かれ、寺院や邑で暮らす人々や、童子を伴う仙人風の人物なども登場し、私には絵巻の様にも感じられます。観ていて非常に楽しくなる”横長屏風”でした。(写真:入口のポスターの「山水長巻」より)
ミッドタウンから国立新美術館へ移動し、「日本新工芸展」へ。ここでは知人お二人の作品を鑑賞しました。田中忍さん「光の方へ」と題する焼き物。父上田中一晃氏の作風を受け継いで、淡いながら色彩豊かな器が展示されています。彼の妻さんが家人の勤務した高校の生徒さんでした。(写真;田中一忍氏作品)
次いで染色家高橋宏子さん「山夜根塊」と題する屏風。本人が語っているように、花や木を描いたこれまでの作品から離れて、自由に描いているようです。彼女は二条城前でクラフト和光を開いています。(写真:高橋宏子氏作品)。
最後に築地にある、茶の実倶楽部での開催の高橋宏子「暮らしを彩る工芸展」へ。今回は主として、彼女のオリジナル服装が多数展示・販売されていて、家人はその一点を購入。
ここは「うおがし銘茶」が経営する5階展示室。その2・3階は日本茶の喫茶店。普段喫したことのないような美味な日本茶二服に喉を潤して帰ってきました。(写真:会場内での屏風:尾瀬でよく見かける黄菖蒲とか)
(写真:二服の内の一服)
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