マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

光源寺でコンサート(その2)

2009年10月17日 | 身辺雑記

 コンサート開始17時より2時間ほど早く会場に到着すると、~フリーコンサートと交流の夕べ~と題されている様に、既に屋台が数件営業を開始していて、コンサート前段の集会も、やがて始りました。
 まず主催者を代表して、”日の丸・君が代”強制反対予防訴訟をすすめるの会の方の挨拶が始りました。
 「6年前に東京都教育委員会から出された『10・23通達』によって、卒業式は一変しました。今まで行われてきた『卒業生・在校生の対面式』形式は認められなくなり、教職員は”国旗に向かって起立し、国歌を斉唱すること”を命じられました。それに違反するものは服務命令違反として処分される事ともなりました。思想・信条の問題として起立できない教員もいるのです。、
『国旗・国歌法』審議の段階で時の野中官房長官が”決して強制するものではない”と国会で答弁しましたが、その政府答弁に逆行し、他県と比較しても突出した東京都教育委員会の姿勢が教育現場を苦しめています」とのお話です。
 前書きはまだ続きます。「多くの方は、確かに強制は拙いけれど、なにもそこまで反対する必要はないのではとおっしゃいます。しかしその様な方々にこそ、その強制の実態の凄さを、聞いていただきたいのです」と前置きして、語られた強制の実態と処分の有様。
 僅か40秒間の、一度の不起立で懲戒処分となり、賃金でも人事異動でも差別され、無理やりの研修も待っています。定年後の嘱託内定者は採用を取り消され、既に採用されていた嘱託の方は、次年度から”くび”です。2回・3回と不起立を繰り返せば何れ停職にまで至るそうです。この処分に対し「日の丸・君が代 予防訴訟をすすめるの会」が組織され、裁判で争われ、又人事委員会での審理が提起されています。東京地裁での判決では「10・23通達」は”日の丸・君が代”を一律に強制するものであり、憲法19条の保障する思想・良心の自由を侵害するものであるとの判決も出ています。

 続いて事務の方からは「数年前と比較して、授業料を払えない家庭が急増し、7人に1人の子どもが貧困状態に置かれている」実態が語られました。確かにGDP比の教育予算がOECD主要先進国中最低の日本。政権交代がどの様な変化をもたらすのか、多くの方が注目して予算編成を見守っているところだと思います。

 コンサートはパントマイムから始りました。続いて幾つかの演奏が続きました。この辺の実情が全く分からないマーちゃんとしては演奏者を書き並べるだけですが、生で聴く演奏、凄い迫力でした。
 ◆五十嵐正史とソウルブラザーズ 5人組みのバンド。メンバーは主に福祉施設で働き、新宿の越年炊き出しでも活動しているそうです。
 ◆寿(ことぶき) インディーズ系の大御所とチラシに書かれていました。
 ◆コール佐藤 「非常勤ブルース」を歌う、大学非常勤講師。
 ここまで聴いてきて急激な温度低下。寒さ対策をまったくしてこなかったので、慌てて会場を去りました。
 ◆市民による「自由の風」合唱団 聴きたかったのですが・・・。

 神社やお寺さんは広いスペースを持っています。広場を提供してくださり、そこでいろいろな催しが行われる、有難いとも思いますし、地域の活性化にも益ありと思います。昨日の富士神社のラジオ体操は40人もの参加。気候の良い時期、人の出も盛んです。