マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

そば処「おっこと亭」

2009年10月02日 | 信濃紀行

 9月27日(日)、小淵沢でレンタカーを借り、昼食にそば処「おっこと亭」を目指しました。
 長野県の地域を表現するのに、北から順に北信、中信、南信と呼ぶ事があります。その中信を仮に西から、西部信、中部信、東部信に分けることにすれば、西部信の中心が松本市、中部信の中心が諏訪市、東部信にはペンション群で有名な原村があります。その原村の隣が富士見町、山梨県北杜市に接します。その富士見町の一角に「おっこと亭」はあります。富士見町の乙事区が”村興し”で始めた事業、大繁盛しています。


        (おっこと亭入口)


         (おっこと亭暖簾)


         (おっこと亭店内)
 
 この日の到着が昼食時間帯という事もあり、20分待ちで漸く席に着けました。6人は座れるテーブルが12、満席です。八ヶ岳の裾野に広がる火山灰土に育った”玄そば”は軟質で、タンパク質の含有量が多く、そば切りに適していると言われています。それを八ヶ岳の冷水を用いて”完全本格手打”で仕上げます。100%地元産のそば粉の8割を使用しての二八蕎麦、打ち手は32名によるローテイション、いかにも”区民”総出でこの事業を支え合っている感じです。
 人気は”きりだめそば”。きりだめと呼ばれる盆の様なものに入れられてきます。越後の”へぎそば”に似ています。この”きりだめ”、かっては色々なものを盛り、そのまま食卓に出していたが、何時からか茹で上がったお蕎麦を盛って出すようになり、”きりだめそば”と呼ぶようになったと店内掲示に書かれていました。

 私達がこのお店を訪ねるのは4・5回ですが、”きりだめそば”は今回が初めて。食すると、やわらかく、そばの感触と香りが感じられます。野菜てんぷら(300円)と”きりだめそば”’(2人前:1700円)の合計2000円で昼食を済ませました。


         (やさい天麩羅)


        (名物 きりだめそば)

 
 この「おっこと亭」の利用者は年間70000名に及んだとか。だからといって味は落ちていないそうです。蕎麦打ち体験の参加者も年間で18000名。野菜を中心とした販売部もあり、村興し事業は大成功とお見うけしました。
 (「そば処 おっこと亭」で検索して見て下さい)