マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

光源寺でコンサート(その1)

2009年10月14日 | 身辺雑記

 我が家から歩いて15分の距離に浄土宗「光源寺」があります。実にユニークな寺です。11日の日曜日、この「天昌院 光源寺」の境内で”STOP!教育の貧困”とのサブタイトルのもと、あるコンサートが開かれました。

 白山から団子坂に向かう道を「大観音通り」と呼んでいます。この光源寺は江戸時代から、大きな身の丈の十一面の観音様が有名で、太平洋戦争で消失した後にも先代住職により再建されました。非常に大きな観音様で,目立つ為「駒込にある大きな観音様が目印のお寺」ということで『駒込大観音』とも呼ばれるようなったそうです。通りの名前もその名に由来して「大観音通り」と名付けられています。通りから観音様の頭部が拝めるように、特別に建物の上の部分はガラス窓になっています。


          (観音様を奉るお堂)

 この「光源寺」実は裁判で訴えられていました。観音像の制作者の遺族から「仏頭を無断ですげ換えたのは著作権の侵害」として、寺側に原状回復を求めた訴訟です。今年の5月28日に、原告勝利、被告光源寺側敗訴の地裁判決が下りています。
 
 この光源寺がユニークなのは寺の一部にステージを作り、ここでイベントを開催出来るようにしている事です。境内で”縁日”の出店が出せる様にもなっています。お寺さんから見て「我が意を得たり」、別の表現を借りれば「お寺さんのお眼鏡に叶えば」無料でステージや境内を貸してくれます。この点が一番ユニークでしょうか。
 私達は4年ほど前、お寺さん主催の「ほおずき 千成り市」に出掛けた事がありました。~地域でつながる・みんなでつくる・てづくりの縁日~ と題されたこの縁日、幾つかの屋台が出ていました。特に、ステージでの津軽三味線の生演奏に圧倒されました。映画「津軽じょんがら節」の比ではないのです。この様な模しものを主催するお寺に大きな興味を持ったのですが、日常の忙しさの中、記憶の彼方へ飛んでいっていました。
 そんな日々に「光源寺で コンサート」のチラシを見、会費1000円を送金して届いた入場券を手に、出掛けて行ったのでした。(次回ブログに続く)