行こう行こうと思っててもろもろの理由から行けてなかった居合の自主稽古、随分久しぶりに行くことができました。
居合に関する云々については改めて考えをまとめつつ吐き出していこうと思いますが、単純に体を動かす機会が激減してたせいもあってようやく重い腰を上げて行くことに。
行く前はかなり気が重かったり明日に回そうとかも思ってましたが、大体の行動がそうであるようにいざやってみると久々に広い場所で体を動かせたのでスッキリ。ただし1時間で筋肉痛で全身ガタガタ。
業前については長いこと稽古してなかったので曖昧になってる部分もあったものの、基本的な部分はなんとかできてた感じ。次回の稽古の課題も見いだせたのでよし。なにより稽古ができたのでよし。
この調子で少しずつ調子を取り戻していけたらと思います。オタクは体力がないとやっていけないからな……。
こうしたイベントが大阪でもやっているということ自体は去年くらいに知ったんですが、今回は非常に良い機会ということで参加してきました「裏武芸フリマ」。
イベントの内容は参加団体の公式twitterをすでにいくつかフォローしていたのでだいたい把握しており、ぜひ参加したいと思っていました。
というわけで仕事ほっぽりだして行ってきました住之江区。住之江区に行くのはこれが初めてです。
会場は住之江区総合会館・さざんか会館。
地図を見る限り駅から徒歩で行ける距離だったんですが、駅の出口の方向を間違えたせいで反対方向に行く、そこから引き返すも会場の場所がわからないといったアクシデントが発生し迷える子羊と化すわたくし。
そのため会場到着がけっこう遅れてしまい、イベント終了が15時だったので結局滞在時間は2時間弱。もっといろいろやりたかったなあ……。
会場では試斬体験、西洋剣術、和服の販売などなどが行われていました。
あとから聞いた話によると、本来なら西洋剣術のスパーリングを行うはずだったのがコロナのせいで中止となったそう。
次回イベント開催もなかなか難しいようです。
会場では何点か写真を撮らせていただいたのでここに掲載。
和服の販売を行っていたのは「古今堂 ふだん着物屋」さん。
正絹の着物や帯、草履など、カラフルなアイテムがたくさんそろっていました。
「浅花倶楽部」さんでは、ワンコイン試斬体験をやっていたので久し振りに真剣を手に取ることに。
試斬に使う材料はプールスティックだったんですが、斬りクズが飛び散らないし臭わないし後始末は簡単だしでなかなかいいですねこれ。
以前試斬をやっていたときには水に浸けた巻藁を使ってたんですが、斬りクズは飛ぶわ夏場は臭うわ捨てるときは重いわで大変でした。
久し振りの試斬だったのでちゃんと刃筋が通るか心配でしたが、なんとか斬れました。
試斬の次に、小さくカットしたプールスティックを土台となるプールスティックの上に固定して、それをプラスチック製の刀での抜き打ちで斬って落とすというゲームをやらせていただいたんですが、これがなかなか難しい。
最初は問題なくできるんですが、徐々にカットしたプールスティックが小さいものに取り替えられていくので、しっかり間合いと打点を意識しないとなかなか当たりません。
ついついカッコつけようとして片手抜刀からの片手袈裟をやってしまいましたが残念ながら空振り。
抜き打ちならだいたいできるんですが、的が小さいと袈裟で当てるのはかなり難しいんですよね。
普段は型稽古がメインなんですが、やはり実際に物を斬るとなると、斬るべきところを正確に斬れるかどうかが問われるのでやはり対象物ありの稽古は必要だよなあ……。
加えて、使っているのがプラスチック製の刀だったので、無駄な力が入るとすぐしなってしまい的を外しやすくなります。
これ、わざとしなりやすい道具を使うことで手元から切っ先まで力まずに力を伝達するための稽古ができそう。
今回のこの稽古は本当に勉強になりました。今後に活かしたいと思います。
そして「王子練習会」さんの西洋剣術。
西洋剣術については多少聞きかじった程度の知識しかなかったんですが、今回は実際に装備を見る以外にも、ロングソードを手に取ったり、鎧を着装させて頂いたりといった非常に貴重な経験ができました。
ロングソードは実際に持ってみると、使い慣れた打刀とは重さも重心もまったく別物ですごく新鮮でした。ロングソードはかなり鍔元近くに重心がある感じ。
西洋の武器については文献で多少知っていますが、重量や重さは文献では絶対に体験できない情報のひとつなので、とても貴重な体験ができたと思います。
また今回、手の内や構え、振り方も教えていただいたんですが、当然のことながら両刃剣と打刀は運用方法が大きく異なっていて学ぶところが多かったです。
特に、両刃なので「刀を返す」という動作がいらない、操作は右手主導で行う、大きく頭上に振りかぶるような動作がない(振り上げるのは肩まで)、一見大きく振り回しているように見える動作も実際には腕全体ではなく手元のスナップで操作していることが多い、鍔が左右に長いので相手の剣を絡め取れるなどなど、今まで知らなかったことを山ほど学べていい刺激になりました。
さらに、エペとフルーレ(だったか?)も見せて頂きました。
どちらも軽い部類の刀剣だというイメージがありましたが、実際に持ってみると両者の重量と重心バランスはまったく別物で驚きました。まあ考えてみれば運用方法や有効打突部位が違うので当然といえば当然なのかな。
いやしくも武器を用いた武道をやっている身としては、やはり握った際の手元が気になるわけですが、エペはもうほとんど握ってすらおらず、「手を置いているだけ」といった感じ。
また、打突についてもいろいろと教えて頂いたんですが、フェンシングではなんと、剣身のしなりを利用して正面から相手の背中を突く技があるとか! 男塾かよ。
ほかにも、剣身をしならせることで下から相手の裏小手を突いたりするテクニックもあるんだそうです。すっげー……。
これまであまり接することのなかった西洋剣術についていろいろと学ぶことができました。
あまり接することがなかったと言えば鎧です。
というわけで、わたくし今回人生初のフルプレート着装を体験してきました。
着装は慣れれば一人でもできるそうですが、やはり重量は約20キロ程度とかなり重いためなかなか大変。
着装は足から順にやっていき、上半身は鎧下である「ギャンベゾン」を着ます。
最後にヘルメットをかぶれば完成!
個人的に西洋鎧を着たときに知りたかったのが関節可動域と視界の2点。
まず関節可動域は、少なくとも鎧を着ているせいで関節部分の動きが制限される感じはあまりありませんでした。
当然自分の体格に最適化されたものではないので、重量バランスによる動きにくさはありましたが、手足の関節は自由に動かせます。
次に視界ですが、バイザー越しでも視界は良好です。少なくとも剣道の面と同じレベルの視界は確保されている感じ。
とは言え、やはり重いので慣れてないと突っ立ってるだけでも体力を奪われてしまいそう。
特に今回では、鎖骨と頭に掛かる重量が大きかった感じです。
聞いた話では、自分の体格に合わない重量の鎧を着装して試合に出た選手が、相手に攻撃を押さえられ続けただけで体力を失い負けてしまったという例があるとか。
動けないほどではありませんがやはり重いので、移動するときもすり足でないと難しいです。このへんの足さばきは介者剣法と同じ感じでしょうか。
また、打刀と同じ感覚で剣を青眼に取ろうとすると、両腕とチェストプレートが干渉してうまくいきませんでした。
この辺の違いも本当に楽しい。
そうしているうちに、あっという間に閉会時間の15時が来てしまいました。あと5時間くらいいたかった……。会場は小規模でしたが全部回れなかったしな……。
前述のとおり会場到着が遅れてしまったことが悔やまれます。事前に地図を印刷しようとしたらエラー出るし……。
ともあれ、ずいぶん久し振りに武術関連のイベントに参加しましたが学ぶところの多い1日でした。
武芸フリマの方は定期的に開催されているようなので、次回も是非参加したいと思います。コロナはいい加減収束してくれないかなあ……。
正確には昨日の話なんですが、サンサン劇場でメイドインアビスを見てくる前に久し振りに尼崎市記念公園にあるベイコム総合体育館にて稽古してきました。
しばらく前まではコロナのせいで施設が使えなかったのと仕事が忙しかったのとでなかなか稽古ができませんでしたが、ようやく時間ができたのとタイミングが良かったのとで行ってきました。
やはり家の中やその周辺でできることは限られてるのでのびのび稽古できませんし、定期的に体を動かさないとストレスが溜まります。そしてなにより、稽古してないことに対する焦りがかなり大きくなってました。
稽古の際にはベイコム総合体育館の剣道場を使ってるんですが、基本的に貸切状態。なので3時間みっちり稽古できました。
稽古内容は素振りから制定12本古流15本というオーソドックスなメニュー。
そこから各種の型の改善点をメモして次回以降の稽古でそれを直していくというやり方で稽古を進めていこうと思ってます。
さいわいサンサン劇場ではこれから話題作の上映ラッシュが来るので、それを利用して1週間に1回のペースを取り戻したいと思います。
そして今回は、Vitaを使っての演武の録画に挑戦してみました。
一人しかいないのでカメラ位置を調整するのに苦労しましたが、まあなんとか撮れました。
居合の一人稽古では自分の業を客観的に見るのが難しいので、こうして撮影しておくとあとから見直せるのがいいですね。
いちいちVitaを動かさないといけないのがなかなか面倒ではありますが……。
久し振りに体を思い切り動かせたのと、しっかり時間をとって稽古ができたのは非常によかったですね。
これもこの日記で何度も書いてきたことですが、居合に関してはかなり不快な出来事が多かったので、居合を続けることには大きな迷いがありました。
身をあずけるべきでなかった指導者と道場のせいで7年間という時間を無駄にし、自尊心を踏みにじられ居合を楽しむ心すら失ったことはとうてい許せることではありませんが、やはり居合をやりたいという欲だけはいつわりのない本物だと思います。
これまでは恩義やら他者との比較やらといった理由で自らを踏み潰してきましたが、これからは自分本位であることを絶対に見失わずにやっていこうと思います。
いつも稽古場所に使ってる尼崎の体育館もようやく再開したようですが、なかなか行く余裕がありません。
そこで今日は近所の公園で久しぶりに稽古して来ました。
今までは近所の神社でやってたんですが、公園のほうが広くて明るいので稽古はやりやすい感じ。
今はコロナの影響もあってか夜の人通りも少ないので、あまりひと目を気にすることなく稽古できました。
業前云々の前に、もうだいぶ体を動かしてなかったので単純にストレスが溜まってたというのもあります。長期間運動しないと本当に鬱々してくるからな……。
とりあえず素振りと立業をメインに稽古しましたが、まだちょっと運足が不安定な感じですね。
座業や礼法に関しては自宅でもなんとかできないこともありませんが、やはり広い空間で思い切り刀を振り回すというのはそれだけで楽しいものです。
サンサン劇場の『シティーハンター』2本連続《“もっこり”掛け声応援上映》に参加するというのに、せっかく尼崎まで行くんだからということで1時間だけということで稽古してきました。
稽古を始めたときは何だか背中のあたりが痛かったんですが、いつの間にか解消。筋が張ってたかどうかしたのかな。
さすがに1時間では適当に体を動かす程度でしたが、戸山流の基礎居合と八方抜を思い出しながらでもやれたのはよかった。
というか、サンサン劇場に映画を見に行くのと同時に稽古に行けるのがたいへんありがたい。マジで。尼崎への引っ越しを考えるレベル。
基本的に使っている剣道場は貸し切り状態なのもありがたいところ。稽古しながら独り言言う=やってることを言語化すると学習がはかどるのです。
随分と稽古してない業も多いので、少しずつ稽古を進めて勘を取り戻していきたいと思います。
道場云々に関しては焦らずに考えていきましょう。
仕事が在宅なのを差し引いても、いい稽古場所が見つからず運動する機会がめっきり減ってしまってましたが、これでなんとか解消できそうです。
体育館からサンサン劇場まではけっこう歩くんですが、それがまたいい散歩になるのでとてもベネ。途中に大きめの植物園も見つけたので、時間があるときに回ってみたいですね。
シティーハンターのレポはまた明日。
何の話かというと稽古場所ですよ。
メンタル云々のこともありますが、いい稽古場所がなかなかなくてすっかり稽古の頻度が下がってしまってます。
いちおう近所にスポーツセンターはあるんですが、1回1200円となかなかお高い。
熊本にいた頃は100円200円だったので「お前らもっと武道家に優しくしろおおおお!!!」と悶え転がりながら通ってましたが、今回もう一度周辺の武道場や体育館を調べ直してみようということで、色々探してみました。
公共の体育館の多くは個人使用枠がないところも多かったりあっても武道場がなかったりそもそも遠くて交通費がかさんだりで調べるうちにだんだん心がささくれて行くのを感じます。
そんな中、ふと思い立ってサンサン劇場のある尼崎市方面にいいところはないかと探してみたところ、尼崎駅近くに「ベイコム総合体育館」を発見!
調べてみると武道場の個人使用は市外からでも1時間165円と格安、しかもサンサン劇場に行くときに通うようにすれば実質交通費はゼロと言えるでしょう。
場所は離れてはいるものの、調べてみたら距離的には塚口~園田とあまり変わらないくらいなので歩きで行けるはず。
映画の上映時間や剣道場の空き時間にもよるでしょうが、JR新大阪→JR尼崎→歩きで塚口→阪急で帰宅というルートで行けるはず。
遠出するなら用事はまとめて済ませたいしね。
ちょうどサンサン劇場では「羅小黒戦記」が上映中なので、それに合わせて行ってみましょうかね。
しかし探せば見つかるもんだなあこういうの。
いい稽古場所見つからない問題についてはずーっと心に引っかかってたものの先送りになってた。でもいざ調べてみれば割とあっさり解決するもんなんだよな。
居合の継続についてはまだまだ悩んでる部分未解決の部分がありますが、それも少しずつ順番に解決していこうと思います。
近所のスポーツセンターで稽古をしてるんですが、7月8月は夏休みシーズンでどの時間も予約でぎっしりだったり、9月はなぜか予約画面にログインできなくなってたりで、ここ数ヶ月は自宅での稽古と近所の神社で深夜にこっそり稽古するのが精一杯でしたが、今日は本当に久しぶりに余裕のあるスペースで稽古ができました。
居合に関しては今後どうするかはまだまだ迷ってたり、結果的に7年という時間を浪費させられたことについてなど、消化できていないこともたくさんありますが、こうして1人ででも稽古をしているとかなり気が晴れた感じではあります。
この辺は実際に十分なスペースのある場所で居合の稽古をして体を動かせなかったことで、自分の中に蓄積された諸々のドロドロをうまく消化できなかったんだろうかなーと思ってます。今回実際に体を動かして十分な時間稽古ができたので、その辺が巧いこと消化できたんだろうなー。
これについては創作でも同じようなことが言えると思うんですよね。
作品を作らずに悩んでばかりだと、そこから生じたドロドロを消化できないのでますます落ち込んでいってしまうので、まずはとにかく作品を作れ、という。
さて今回の稽古では、久しぶりということで制定12本、古流表6本中段9本を稽古する予定でしたが、古流の方は時間が足りなくて最後のほうが十分に稽古できなかったのがちょっと残念。
やはり体育館のような場所でないと完全な形での型の稽古ができないので、ちゃんと抜けるか不安ではありましたが、細かいところは要修行ではあるものの、まあなんとかマシな業が抜けたと思います。
あとは今日抜いた業の反省からチェックポイントを作って次の稽古に活かすというプロセスでやっていこうと思います。
近場のスポーツセンターが7月まで予約で一杯になっているので、やむなく近所の神社でこっそり稽古。
だいぶ間が空いていたので、体をならす程度で振りましたが、けっこうしんどい……。
稽古の頻度がすっかり減ってしまっているので、ちょくちょく稽古するようにしたいですね。やはり場所が限られるのが難点です。
これまで散々述べてきたように、苦労を背負い込むだけの稽古は絶対にしないように、楽しさを取り戻すことを最優先にしてやっていきたいです。
幸いひとりでやってれば邪魔も入りませんし。
しかし、正直なところなかなか難しいです。
7年間をドブに捨てたということは人生最大の汚点だと今でも思っていますし、劣等感で押しつぶされそうにもなります。
ここから独力で立ち直るのは非常に難しいでしょう。
カウンセリングでもこれについてはだいぶ相談してきましたが、今後はこれに加えて心療内科にも行くべきだと感じます。
ともすれば「遅れている分を取り戻す」だの「他人に追いつく」だのといった誤った目標に思考を乗っ取られそうになりますが、評価軸を自分の中だけから取り出してやっていくことを忘れないようにしたいと思います。
あと他人は絶対に干渉させない。