・ホットモミジ（泥舟海運）
正確には夏コミの新刊ではないんですがここでレビュー。
表紙開いて１ページ目で椛が「よし完璧な作戦だ」とか言ってる時点で「あっこれダメなやつだ……」と察してしまうのが哀しい。
というかこのサークルさんの本って１ページ目で「あっこれダメなやつだ……」ってなるパターン多くないですかね。
さて内容は食い逃げ犯を捕まえるためにホットドッグ屋台を始めた椛といつものようにちょっかいを出しに来た文のお話。
いやーもう文が必要以上に生き生きしてて椛かわいそう。
そしてさなてんのケンカップルっぷりが見てて微笑ましいですが早苗さんがナチュラルにひっでー発言を……。
思わぬ大繁盛にてんてこ舞いになるホットドッグ屋台ですが、文とはたての協力もあって完売御礼！
もちろんその影で萃香さんが予定調和のごとく悲惨な目に。
しかし本当の悲劇はラストページに！！ ジャーナリズム怖い！！
今日はここまで。
・ぽそ集その４（れいてぃ屋）
咲夜さんのアレっぷりとおぜうの受難が眩しく輝くレイぽそさんの総集編ももう４冊目です。
収録作品は全１０作。
それでは収録作品ごとにコメントしていきましょう。
・揺れる大地ち
ここには描かれていませんが命蓮寺の方でも盛大に揺れたと思います。
あと紫もやしも場合によっては盛大に揺れたと思います。
あと天子も場合によっては盛大に揺れたと思いますが個人的には揺れないほうが好きです。
・KENZENアイス
KENZENと謳っておきながら１ページめでアウト。
八意製薬関係者はもう人里出禁にした方がいいんじゃないですかね。
「保護者を呼べー！！」「お呼びでしょうか」「ウチのじゃねえよ！！」「保護者なんだ……」のスピード感が好き。
・にとりング
咲夜さんと小悪魔のアレっぷりに隠れがちですけどここのサークルさんのにとりも大概だよね。
あと「フラン・ドール」は普通に一攫千金を狙えると思うのでぜひ作って下さい。
・お面日和
レイぽそさんのこころちゃんはレアだなあ。
一連のお面は缶バッヂとかにすると一攫千金を狙えると思うのでぜひ作って下さい。
・れみり庵
おぜうはもはや喉がどうこう以前に過労死ラインだと思うんですが。
あと「ドキきゅん☆れみりゃあ」の委託はまだですか？（血眼）
・ルーミアの人生相談所
あっ「人類を作ってくる」ってそういう……。
・レミリア伝説
改めて読み返すとこれすげーニッチな性癖の話になってしまう気がします。
・今日から郷魔紅
神霊廟の１ボスは当時ほんとひっくり返りましたよ。
ルーミアがラスボスはEX設定があるので割とアリなのでは。
そういや阿求もダメな子だったよね……。
・ツッコミ役不在
バカルテットフルメンバー登場ってけっこうレアだよね。
・年越しれみりあ
なんかもうおぜうは紅魔館を出るしか逃れる道はないと思います。
あと本作に登場する一連の魔道具はどれも常人なら名前を聞いただけで発狂するシロモノですが、やはり「くっ殺大マラ王」のコトダマはもはや四百余州に毒気を振りまくレベルだと思います。脳のどこから出てくるんですかこんなネーミング。
あと宝箱の罠の内容がひどいですがだいたいそのテのゲームで見た気がします。
・紅魔館で深秘録
おぜうのメタ発言我慢大会！
あと今の若い人はゲームセンターあらしはわかんないと思います。
・教えてあの仙人
なんというか小悪魔は定期的に発散した方がいいと思います然るべき紙面で。
食べ物を作ってる人の大切さを知るルーミアはいい子だなあ。
・夜は墓場で探し物
レイぽそさんの描かれるところの小傘はアホカワイイのでもっと描いていただきたい。
・欠けた記憶の本
さとりおねえちゃんは奔放な妹をもって大変だなあ……。
というか地霊殿がもうダメなんですがさとりおねえちゃんには最後の砦として頑張ってもらいたい。
あと「裏姉妹多漏」のネーミングは天才的すぎてめまいがします。
今日はここまで。
・わくわくこうまかん（ACID CLUB VS れいてぃ屋）
見よ！ この邪気満ち満ちたる表紙を！ こんなん素人が触れたら塩の柱になって消滅するわ！ イヤな予感しかしねえよ！！
というわけで本作はnagareさんとレイぽそさんの合同誌……という時点で無事に済む予感が１ミリもしません。
しかし訓練された読者であるわたくしは、裏表紙にペ●ローションがある程度では動揺しません。揺れるな俺の心。
蒼空市場の蒼さんによる不自然に平和な感じの最初の１ページでいやがおうにも嫌な予感がパンパンに膨れ上がるその内容は、最高に胡散臭い魔法の和泉に即座に目がくらんだ魔理沙が大量の魔導書を泉にぶち込んだことから始まる大惨事！
まずツッコミたいのは咲夜さん「それ程の内容ッッ！！」とか言って驚いてるふうですが、あなたどっちのサークルさんの本でも大概タガの外れた行為に及んでますよね……。
nargareさんパートで美鈴が非業の死を遂げるのはコーラを飲んだらゲップが出るくらい当然の仕儀なので驚くには値しません。
「まさに紅魔館は今性欲の流刑地へと変貌を遂げつつあった」とありますがどっちのサークルさんの本でも紅魔館はすでに性欲の流刑地というかもはや万魔殿通り越して魔城ガッデムと化していると思うんですがそれは。
レイぽそさん描かれるところの大ちゃんは相変わらずなんというかとんでもない爆弾を抱えているようで、いつ本格的に爆発するかビクビクです。
そしてあとがきのシグルイネタにも笑わせてもらいました。衛府の七忍もいいよね！
今日はここまで。
こないだ出かけたときに下書きがかなり進んだものの、ラストの展開をどうしようかこの期に及んで思いついてないという。
後半の盛り上がりの部分は書けたんですが、最近はどうも最後の締めがなかなか思いつかないことが多くて困ります。
とはいえ、もうこれ以上続編で逃げるのもアレなので、なんとか今作で話に決着を付けたいところ。
あとどうもボリューム不足を感じることが増えてきましたが、これに関してはページ数が多けりゃいい作品ってわけでもないのであんまり気にしない方向で。
もう最終締め切りまでいくらもないので、まあ無理せずやっていきましょう。
・たんぺんまんがしゅううさみみようむちゃん てるもこの読み聞かせ教室（くろぬこ亭）
古風な台詞回しとどこか懐かしく雅やかな絵柄が特徴的なサークルさん。
twitterを見てるとかなりのハイペースで作品を作っているようなので今後も楽しみです。
さてまずは「たんぺんまんがしゅう～」の方、タイトル通りうどんげの予備のうさみみを付けた妖夢と咲夜さんのうさみみ同盟のお話です。
まず言わせていただきたいのが咲夜さんの「こくりこ」かわいすぎだろ常人なら6回死ぬわ。
あと「ばちこん」できない妖夢かわいすぎだろ常人なら6回死ぬわ。
咲夜さんくのいち説はなんか納得してしまう……。
基本的にはほのぼのですが、ところどころにシリアスが挟まってるのがまたいい味を出していると思います。
「てるもこの～」、一見ほのぼの漫画と思いきや……。
こちらもタイトルの通り、輝夜が子どもたちに読み聞かせをするところから始まるお話なんですが、そのお話がなんと「かぐやひめ」。
原作で輝夜姫本人だと明言されている輝夜ですが、この構図は今まで見たことがなかったものです。
そして既刊でも存分に描写された輝夜と妹紅の確執がさらにその濃度を増した筆致で描かれます。
いわゆる東方二次創作の「お約束」を大きく逸脱したキャラ造形で描かれる一連のシーンは凄惨かつ衝撃的。
にも関わらず、どこかおとぎ話的な雰囲気もあるんですよね。
あと本編でのてゐがすごくいいキャラしてると思います。
今日はここまで。
・王さまの狩人と虹が降りる街（roundsquare）
これまたしおのりさんから頂いた一冊。
ファンタジー系のオリジナル作品です。
王の命によって怪異を狩る使命を課せられた狩人・ルツィウスとその従者・レヴィの冒険のお話。
淡いタッチの絵柄がアラビアンなキャラによく合ってる感じ。
搭乗キャラの中ではレヴィが好きですかね。
さくらんぼの砂糖漬け食べてるところとか最高に和みます。
短いですが今日はここまで。
・日本で見る中国青銅器（むぃむぃらぼ）
これまた同志しおのりさんから頂いた１冊。
内容はタイトルの通り、中国青銅器を日本国内で見ることができる博物館などの施設の情報と、主要な青銅器の擬人化イラストをまとめた本です。
イラストも情報も充実しておりなかなかの見応え。惜しむらくはカラーで見たかったな。
わたくし青銅器と言ったら銅鐸くらいしか知りませんでしたが、まあ色んな種類があるもんですね。
収録されている中では青銅鳩車なんかがいいですね。これなんかクーロンズゲートに出そうですよね。ｸｯﾃﾔﾙｸｯﾃﾔﾙｸｯﾃﾔﾙｸｯﾃﾔﾙ
そしてこの本の大きな特徴が、竹簡のように紙を折りたたんだ装丁になっていること。
今までも装丁の凝った同人誌はときどき見かけましたが、こんな風に内容に合わせた装丁にしているのはまさに「同人誌ならでは！」って感じでいいですね。
今日はここまで。
・わんながし（アンニュイ赤蛸）
可愛い絵柄で頻繁に流血したり首が飛んだりといったモータルでコンバットな展開が油断ならないアンニュイ赤蛸さんの新刊は、輝針城の面々の本。
まず九十九電電に吹いた。
しかし東方は音楽系ユニットが充実していくなあ……。
このサークルさん描かれるところの霊夢のだらけ具合が好き。そのだらけ具合たるやてるよとタメ張れるレベル。
不意のムッムッホァイに吹いた。ああキシン城ってそういう……。
ところで影狼さんは何回体毛ネタでいじられるんだろう……。このサークルさんの魔理沙もけっこうひどいことするよな。
ジェネレーションギャップはもはや笑えない……らき☆すたももう１０年前とか何の冗談だよ……。
文果真報の急流下りはなかなか笑えるネタでしたが、二次創作ではあまり見ないのでレアです。
あとわたくし、このサークルさんを気に入っている理由のひとつに「本編ゲーム内のネタを仕込んでくる点」があります。
よくばり大幣の当たり判定のネタとか九十九姉妹の弾幕とか、ゲーム中のネタがいちいち「あるある感」を刺激してくれます。
今日はここまで。
・ほのおのもこめでぃ（teaminazuma）
メディは二次創作ではあんまり出番がないキャラなんですが、わたくし最初期の頃から相沢さん描かれるところのメディがすごく好き。
すっかり永遠亭の一員って感じに描かれているメディですが、今回はもこたんといっしょに夏の見回りだ！
むかーしむかしの「うちのもこたんはそしゃく中は目をつぶるのでございます」の設定が継続してて懐かしい気持ちに。
６ページ５コマ目の「かわいいぞーっ」「えへーっ」が壊滅的に可愛くて残機が減りました。
あと「メコー」「もスン」の残念極まる響きよ。
そこにお燐も加わり、焔のモコメディ爆誕！ グッバラ！
このサークルさんの漫画には色んな動物が登場しますが、今回のカニはまさかのじゃんけん勝利！ そりゃぬえも泡吹くわ。
あと１１ページ６コマ目のチラリズムが俺によし。
相沢さんの漫画はシュールギャグの他に台詞回しが特徴的で好きですね。「ちんぷんかんぷんまであと何ふん？」とか声に出したい日本語すぎる。ラブポイズン！！
１３ページの一連の流れとオチがすげーシュールでこれぞteaminazumaって感じです。
ルナサ姉さんは倒れてるのがなんでこんなに似合うんだろう……。あと自分で言っといていちばん照れてるのが……イイ……。
ラストでお燐を二人して嗅いでるのがほのぼので良い。
なお会場限定でポストカードが付いてきたんですが、この絵柄と構図も夏らしくていいですね。
今日はここまで。
・東方総集編 マトメテッド百鬼夜行（アバ番地）
コロコロした絵柄な割には基本的にバイオレンスなアバ番地さんの総集編。
今回は全部で８本の漫画が収録されています。
では、収録作品ごとに見ていきましょう。
・スカーレットウィングス・リサイズ
自分たちの羽根の存在に疑問を持ったスカーレットさんちのフランちゃん＆おぜう。
咲夜さんのうっかり発言によって「より大きい翼を持っている方が偉い」と勘違いしてしまったおぜうの羽根が巨大化しますが、なんかこれエヴァで見たことあるぞ。
・NNT・ニトリ・ニトロ・トルエン～爆散！早苗の思い出の品編～
東方二次創作において紅魔館の次に爆発ネタとの親和性が高いにとりの発明ネタですが、本作では早苗さんの思い出の品がいきなり爆発四散！
さらに青春のおもひでも幻想入りしていたことが判明。
ラストシーンの渾身の投擲が泣かせます。負けるな早苗さん。
・宮古芳香のバラバラな一日
芳香の各パーツがバラバラに！ お前は昔のガンプラかよ！
そしてアリスが修復すればJ・ガイルに、にとりが修復すれば版権的に危ない感じになっててカオスです。
・赤蛮奇は赤面しない
いちいち襟がぱかぱかするのが面白い。お前はF９１か。
「空を覆い尽くす我が軍勢の首」の図が完全に首吊り気球です。
・自重少なし針妙丸
針妙丸が挑む！ 潰される！
なんか針妙丸の「大きいやつに反抗したくなる」習性が正邪の「なんでも反逆したくなる」習性に対応してるようで考察的に興味深い。
あとわかさぎ姫はくっころ属性なの？
・東方豪魔球
これ北斗の拳で見たぞ。
というかこのサークルさんの漫画ってなんかやたら投げるネタと爆発ネタが多い気がする。
・こころここにあらず。
安西先生バスケがしたいです。
ここでも投擲＆爆発が。
・きしん濁点逆転作用
早苗さんって基本的にやりたい放題だよね……。
あとこのトランプ普通にほしいんですが。
今日はここまで。
