A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

デスストが重い……。

2024-02-29 22:59:11 | ゲームな話
 こないだめでたくクリアしたデスストをコンプするべくプレイしてるんですが、なんかいきなり動作がえらく重くなってしまって困ってます。
 これまではスムーズに動いてたんですが、何もしてないのに壊れた……ではなく何もしてないはずなのにタスクマネージャーで調べたらメモリを90%近く食ってて動作がガタガタになってしまってます。しばらくプレイしてると治ったり治らなかったり。
 今までの経験からするとこういうときってたいていウイルスソフトがおかしなことになってるのが原因だったことが多いので調べてたら、どうもウイルスバスターがメモリを食ってるっぽいんですがインストールされてるアプリの一覧にはウイルスバスターの名前は見当たらず。うーん困った。
 今のところデススト以外で動作に問題が出てるゲームやアプリはないんですが、ある程度重いゲームになると動作がカクつくようなのでなんとか原因究明したいところ。
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塚口サンサン劇場「ビギル 勝利のホイッスル」「火の道」見てきました!

2024-02-28 23:22:13 | 映画感想
 毎週毎週木曜日が近づいてくると「しまった! 塚口であれ見なきゃ!」となってしまう塚口ファンの皆さんこんばんは。わたくし人形使いも相変わらず滑り込みが多いです。
 というわけで今日は久々に2本連続で映画を見てきました。しかも両方ともインド映画なので3時間越え。なので昼から見に行ったのに帰るころにはもう夜ですよ。
 まず1本目はこちらの作品!
 
 
 本作は「大将」ことヴィジャイ氏主演のサッカー映画。しかしヴィジャイ氏は選手ではなく監督役で、監督を失った女子サッカーチームを優勝に導くというもの。
 この配役がなかなかうまく、本作はヴィジャイ氏の魅力を全面に押し出すのはもちろんのこと、社会で、特にインド社会で抑圧され低い立場に置かれている女性たちの奮闘をサッカーを通じて描いています。
 まず言うまでもありませんが言っておかなくてはいけないのがヴィジャイ氏のカッコよさ。わたくし人形使いは「バーフバリ」から始まってさまざまなインド映画を見てきましたが、どの作品も主演の初登場シーンがすさまじくカッコイイ。
 本人がカッコイイのはもちろんのこと、演出や見せ方が本人のカッコよさを120%引き出してるのでなんかもうカッコよすぎて笑ってしまうという経験をしました。だってカッコ良すぎるだろ……。
 しかし本作の主眼はあくまで女子サッカーチームというのが面白いところ。しかし本作はいわゆるスポーツものかというとそうでもない。もちろんチームの目的は優勝することだけど、それはあくまでガワの部分。
 本作における本当の戦いは、サッカーの試合ではなくそれとは別のところにある、「身分や性別による格差との戦い」なんですよね。
 主人公であるビギル=マイケルは、反社会組織、そしてそうした組織と癒着している警察と対立しており、それが元でヴィジャイが試合に向かう電車のホームで見送り中に殺害されてしまいます。これが原因でビギルはサッカーの世界から追われ、下町で暮らすようになります。しかもビギルの父の殺害を命じたのはサッカー協会の会長で、社会的地位の低いものの参入を拒むためでした。
 そして物語冒頭、ビギルは父と同じように組織の殺し屋に襲撃を受け、これを退けたと思いきや女子サッカーチームの監督でもあった友人を巻き込む形で重傷を負わせてしまいます。
 この辺の「同じ形のトラブルの繰り返し」は、インド映画でしばしば感じられる「因果」であり、「変わらない社会の歪み」をも感じさせます。
 また、女子サッカーチームも各々が……というよりもこの女子サッカーチームそのものが「インド社会で冷遇されている女性たち」の象徴と言えるでしょう。あるものはかつて高名なプレイヤーだったもののその先の道を「女性だから」という理由で閉ざされ、またあるものは恋人とのトラブルから顔に薬品をかけられて重傷を負い、人前に出られなくなってしまっている。「サッカーチームとして弱い」という側面ももちろんありますが、見ていて強調されているのはむしろそういった社会的抑圧から弱い立場に押し込められていると感じました。
 そうした彼女たちが新しく監督となったビギルとともに立ち上がるというのが本作の流れなんですが、個人的に好きなのがビギルも彼女らと同じ喪失や欠落を抱えているという点。
 ビギルによって彼女らが奮起し再びサッカーのフィールドに戻ってくるというのはそのとおりであり、彼女らにとってビギルは紛れもなくヒーローです。しかし、ビギルは前述の通り父を抗争で亡くし、自身もまた同じ構図で友人を失いかけるという経験をしており、決して完全無欠のヒーローではない。彼女らがビギルによって救われたように、ビギルもまた彼女らによって救われたのではないでしょうか。
 さっきwikiで見たところ、本作は「批評家からの評価は低く、唯一評価されたのはヴィジャイが演じた老ギャングスターの描写のみだった」との記述がありました。確かに本作はサッカー要素とヤクザ要素の両方を入れたせいか、いまいち両者のバランスが悪くなってしまっている気がします。本格的にサッカーを始めるのがインターバル後だったしな。それに純粋にスポーツもの、サッカーものとして見ようとすると試合がぶつ切りになってる部分も多く、「どっちが勝つか」といったハラハラドキドキの部分が中途半端な感じもありました。
 しかし思うに、本作における「サッカーのフィールド」はそのまま「インド社会の縮図」そのものなんじゃないかと思います。だから、そこにいる「反則行為を見て見ぬふりをする審判」がインド社会のいち側面であるのなら、「フィールドに堂々と傷を負った顔を晒して復帰する女子選手」や「妊娠しているにも関わらずプレーに参加する女子選手」はこれからのインド社会に望まれる光景ということでしょう。
 また、本作におけるサッカー……というかスポーツは、ただ単に競争の手段ではなく「性別や出自に縛られることなく活躍できる場」あるいは「健全な闘争ができる場」として印象深く描かれていると感じました。だからこそのあのラストなんだよな。
 
 次、2本目はこの作品!
 
 
 みんな大好きリティク=股下20メートル=ローシャン主演の復讐譚。
 わたくし人形使いはリティク氏は「バンバン!」で知ったんですが、本作におけるリティク氏演じるヴィジャイは、「バンバン!」の飄々としてクールなラージヴィールとはまったく異なるキャラクターで、その演じ分けというか変わりように驚きました。
 本作の主人公・ヴィジャイは少年時代に住んでいた島の村長の息子カーンチャーによる陰謀で父を殺されてしまいます。それから15年後、成長したヴィジャイはマフィアのボス、ラウフ・ラーラーのもとで力をつけ、復讐の機会を伺っていました。
 本作は復讐譚ということもあって全体的に重い雰囲気なんですが、このリティク氏演じるヴィジャイの沈痛な表情と雰囲気というのがもう……。もちろん作中ではインド映画のお約束である華やかなダンスシーンもあるんですが、そんな中でもヴィジャイは基本的に笑顔……というか安らいだ表情をほとんど見せないんですよね。
 ヴィジャイは少年期にすでに警官殺しを果たしてしまい、母親や妹と別れ別れになってしまっています。そして青年期のヴィジャイが登場したときには彼はもうすでに脱出不可能なほどに闇社会に染まってしまっているという……。だからこそ見ている方は、彼の身に起こる小さな幸福にむしろ逆説的に悲しみを感じてしまうんですよね。
 そして個人的にインド映画の好きなポイントなんですが、大事なところほどセリフで説明しない、語らない。特に良かったのが、ヴィジャイが正体を隠して毎年妹に誕生日プレゼントを送っていたところ、届けに来たところで母親に出くわしてしまうシーン。あそこのシーンのヴィジャイと母親の表情よ……。あそこに込められた感情はとてもセリフでは表現できないと思います。
 とにかく最後まで悲痛な表情の多いヴィジャイをずーっと見せられるわけですが、そこからのあのラストの母親の腕の中で目を閉じるあの表情の安らかなことよ……。インド映画ではしばしば見られることですが、「業(カルマ)の浄化」なんですよねこれ。「K.G.F.」でも感じたことですが、「悪を制するために悪の道に踏み込んだ者はその業(カルマ)を今生で浄化せねばならない」という文化というかルールというか善悪感を感じます。一種の「悪魔との契約」なのかもなあ。大きな力を手に入れて目的を果たしたらその後は……という。
 主演が同じリティク氏なのでどうしても「バンバン!」と比べてしまうんですが、己の目的を果たして無事「いつか」の「我が家」へと帰ることに成功したラージヴィールに対し、後半のヴィジャイは幸福の絶頂の中でそれを失い、もうあの結末になだれ込むしかなかった感が、運命の流れの中でもがきながらも飲み込まれてしまった感があって悲しい。ことの発端と結末が同じ場所に帰着するというのもなあ……。
 そしてサンジャイ・ダット氏演じるヴィジャイの仇敵・カーンチャーがまたいいキャラで、ともすればリティク氏を食ってしまいそうな迫力のある悪役でした。
 その存在感は「悪人」「悪役」というよりはむしろほとんど「魔物」の貫禄。禿頭に巨躯、そして歪んだユーモアを持ち合わせるその姿は人間離れした「悪」のオーラに満ち溢れていました。面白い作品の条件は無数にあるでしょうが、その中には「悪役が魅力的」「悪役の格が落ちない」があると思います。カーンチャーはそのいずれにも当てはまる魅力的な悪役でした。
 
 いやー久しぶりに3時間クラスの映画を立て続けに見てしまった。しかし今度は「ヴィクラムとヴェーダ」をはじめ人体の耐久度を明らかに考慮してない上映スケジュールが待っているので備えねば。
 
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どうしようかな……

2024-02-27 23:32:55 | それさえも平穏な日々
 何のことかと言うと、今年の6月1日に開催予定の東方紅楼夢19.5ですよ。
 記念すべき20回目に先駆けて、東方とは非常に縁深い土地である岩手県は遠野で開催されるとのこと。その報を聞いてから一介の東方好きとしては一度は行ってみたいと思ってました。
 それで今日、ようやく重い腰を上げて会場や交通機関について調べてみたんですが予想以上に遠い……。
 当然といえば当然なんですが夏コミ冬コミで通い慣れた東京よりもさらに遠いと、ものすごく遠く感じます。交通機関を調べましたがおそらく一番早いのが新幹線2本乗り継ぎという……。
 わたくし人形使いは夜行バス勢であり以前のバロオフで長野に行ったときも夜行バスを使いましたが、流石に遠野まで夜行バスで行くのは無理がある様子。というか便が見つからない……。
 基本的に旅程というのは費用を取るか時間を取るかとなるもので、わたくしは時間の方を捻出しやすい環境にあります。そして今までは宿泊費をケチるために夜行列車や夜行バス、かつては青春18切符を使ってまる1日移動に使って乗り継ぎ14回とかやってましたがもうさすがに無理です。ワシももうトシじゃからのうゲホゲホ。
 サークル参加締切は3月末までなのでまだ考える余地はありますが、ちょっと予想以上に交通手段を調べるのに時間がかかりそうです。うーん……。
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「クロックワーク・ノスタルジー」完成しました!

2024-02-26 23:31:40 | 小説の書き方
 夜更かし状態だったのでいっそのこと書いてしまえ!ということで、2週間遅れのさがらくだ後輩へのお誕生日SS「クロックワーク・ノスタルジー」を完成させました。
 今回は最初から彼の冬コミ新刊の続きを書いてみようと思ってたので題材は決まってましたが手を付けるのが遅かったのと他の書きかけ作品もあったので、気づけばこんな日付に。
 でもまあ1時間で3000字書けたらまだマシな方だよな。書きたいことが明確に頭の中にあるとこのくらいの時間で此のくらい書けるんだよな……。
 長編書くときも変に気負わずに、中編、掌編の集合体として書いていくってのもいいアイデアかも。
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「イミテーション・ブルー」完成しました!

2024-02-25 20:13:19 | 小説の書き方
 なんかすっごく久しぶりにコミケと紅楼夢以外の作品を上げた気がする……いや気がするじゃなくて実際コミケと紅楼夢以外の作品全然書けてないんだよな……。
 というわけで去年の紅楼夢の表紙を描いてくださったバロッカー同志のなまねこさんへのお礼SS「イミテーション・ブルー」完成しました!
 ちなみに頂いたリクエストは「殺人的な加速をする高機動型戦闘機に搭載されたメスガキAIに「ざっこ❤︎あんな弾に落とされた挙げ句リンチされそうになってるとかwww無様なワンちゃ〜ん❤︎」って煽られつつも持ち前の戦闘力の高さで敵部隊を分からせる中国人パイロット、ワン・チャンが活躍するハイスピードロボアクション」でした。正直どうしようかと思ってましたが書いてる途中でアーマードコア6やったおかげでなんとかイメージが掴めて書けました。ありがとうアーマードコア。ありがとうフロムソフトウェア。
 一次創作はなんでだかよくわかりませんがストーリーラインや要素がもつれてしまいがちなので、今回はなるべくシンプルにしたつもり。未だに小説を書くのがこなれない……。
 また今回、生まれて初めていわゆる「メスガキ」を書くことになったんですがこれが難しい。ちゃんとメスガキになってたでしょうか……。
 さてこれでまたひとつ抱えてた仕事(プライベート)が終わりましたがまだまだ書きたい作品はたくさんありますので大変。人形使い先生の次回作にご期待ください。
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「Doors-Paradox」コンプしました!

2024-02-24 17:51:07 | ゲームな話
 Epic Gamesで無料配布されているゲームを大量に抱え込んでいるので新しく買うまでもなくライブラリを漁ったほうが早いという状態なので喜んでいいのか悲しいんでいいのか。
 というわけで、突然ポイントクリック系の謎解きゲームがやりたくなってきたのでライブラリを漁ってみたところ面白そうなゲームが見つかったのでやってみました「Doors-Paradox」。
 コンセプトとなっているのはタイトル通りドア。各ステージにはドアが設置されているので、周辺のオブジェクトやギミックを操作してドアを開けて脱出するのが目的。
 難易度はステージにもよりますがそんなに高くなかった感じ。一部正解がよくわからない段階で適当にギミックいじってたらクリアできたところもありますが、後半ステージでもあんまり苦労はしなかった感じ。個人的には計算系がなかったので楽だったと思います。しかしスライドパズルは苦手。
 ステージ数はかなりボリュームがあるので脱出ゲームが好きな人にはおすすめです。ストーリーらしきものもありますがフレーバーテキスト程度のものなのであんまり気にならない。また隠ステージにはストーリーを記した巻物と青・赤の宝石を探すというやりこみ要素もありますがこれもそんな意地悪じゃなかったので、全体的な難易度は控えめだったのも遊びやすくてよかった。
 さてこれでめでたくゲームを1本コンプしましたが、まだまだコンプしてないゲームは山ほど残ってるのであんまり次々新しいゲームをインストールするのは控えて、抱えてるゲームをコンプしていこうと思います。というか来月は予約してたラジルギ2が来るんだよな……。
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塚口サンサン劇場「バンバン!」マサラ上映トゥメってきました!

2024-02-23 23:39:55 | 映画感想
 こないだバーフバリ連続マサラ上映で腕がヘシ折れるほど王を称えてきたばっかりですが、間髪入れず今回は「インド映画史上もっともわかりやすいクラッカーを鳴らすポイントがある映画」ことこの作品で足がブチ折れるまでトゥメりまくれ!
 
 
 最近ずーっと雨ばっかりだったり低気圧だったり気温の変化が激しすぎたりでメンタルも下がりがちでしたが、そんなときには塚口です。塚口はいつも人体の許容量をはるかに越えた元気をくれる……。
 さて今回もクラッカーの購入からスタートです。ヨドバシで買おうとも思いましたが通販だと在庫がなかったので全開のバーフバリと同じように塚口駅近くのダイソーで列買い。今回は10発入り×12袋の120発。列で言うと2列分買ってきました。
 恒例の待合室ではいつものごとく3連休の残り2日は筋肉痛で寝込む覚悟キメキメのトゥメラー(トゥメリを踊る人)がひしめいています。
 twitter(頑なにXとは呼ばない)では今回が初参加の方や相当な遠方から参戦予定の方もかなりの数いらっしゃるようでとてもめでたい。囲め囲め新規を沼に沈めろ。
 そしてこれまたいつものごとくいろんなお土産を頂いてしまいました。このお礼はレポでお返しするということでよろしくお願いします。
 
 
 
 なぜマウンテンデューなのか。それは作品を見ればわかります。ほかにも恒例のクリアファイルや紅茶、お菓子などを頂きました。皆さんから頂いたお土産は余すことなくこのレポを書くためのエネルギーとなっています。感謝。
 待合室でご挨拶させていただく方がだんだん増えてきたのも嬉しいところ。最近の塚口のマサラ上映はもう半分くらいプチオフ会気分。
 また、壁のポスターをチェックしていたところ「哀れなるもの」のポスターがあったのでびっくり。これをやってくれるとは思わなかった……。パンフも入荷してくれるかな。
 さて上映時間になったので館内へ。
 今回の上映前スクリーンはいつも通りこんな感じ。
 
 
 わたくし人形使いは精神的引きこもりなのでなかなか初対面の人には声をかけられませんが、マサラ上映のときはなんかもういろんなタガが外れているので両隣の方にご挨拶。
 今回の両隣の方は、一方の方が初塚口&初マサラ、もう片方の方は遠方から夜行バスで来られた1年ぶり2回目のマサラ上映だそう。ぜひとも楽しんでいただきたい。囲め囲め新規を沼に沈めろ絶対に逃がすな。
 いつも通りシアター4内はまだ上映が始まってもないので今にも爆発寸前のニトログリセリンのごとき熱気に包まれています。そしてその熱気の中から、我らがシネマイスター☆トムの登場だ!
 恒例の前説……の前に、支配人自らお手本トゥメリが炸裂! 館内の熱気、爆上がり。完全に息が上がってますが大丈夫ですか戸村支配人!? 赤点滅のライフゲージが見えてますよ戸村支配人!
 いきなりのトゥメリ予行練習が始まりましたが完全に予行練習の勢いではない。両隣の方がドン引いてないか横目でチラ見してました。初めてのマサラでこんなん見たら引かない? 大丈夫? 塚口のマサラ上映だよ? まあ多少困惑したところでそんな困惑は熱気の渦の中に巻き込まれて消滅するわけですが。
 そんな感じでいつも通りいきなりフルスロットルで始まりました「バンバン!」マサラ上映、一体どうなってしまうのか!?
 
 まあどうなるもこうなるもいつも通りなわけですが。
 もう本作の主演であるリティク=股下20メートル=ローシャン氏がスクリーンでキメ顔するたびに客席からは黄色い悲鳴と歓声が轟き、スクリーンで爆発が起こるたびに紙吹雪が舞い、BGMに合わせて鳴り物が鳴り響くスクリーンと客席の一体感を感じられる素晴らしいマサラ上映でした。
 改めて見ると本作、序盤の段階でリティク氏の魅力を全力で顔面パンチしてくるんですよね。あの長い手足から繰り出されるアクション、まさに「宝石のような」という形容がふさわしい瞳、甘いマスク。
 で、これだけ「カッコイイ」「セクシー」という印象を与えておいてのハルリーンとの初対面の場となる酒場でのやり取りでちょっと抜けたところも見せるというのがキャラの見せ方として用意周到すぎて、沼に落ちたときに初めてベルトコンベアに乗せられていたことに気づくわけですよ。
 あと「残された時間は、今日1日だけだ」のシーンで隣のお姉さんから口からでも喉からでもなく魂から出てきたとはっきりわかる「カッコイイ……♡♡♡」の感嘆の声が漏れてたことをここにご報告します。今回のMVPはあなたに差し上げたい。そりゃあんなのスクリーンの大画面で見せられたら魂から声出るわ。
 そしてそこから畳み掛けるようにまだ序盤なのに最高の盛り上がりポイントであるトゥメリですよ。これはマサラ上映に参加してみないと味わえない感覚なのでぜひとも実際に味わってみてほしいんですが、ラージヴィールがハルリーンの手を取ってさあトゥメリが始まるぞ!……という瞬間のあの空気が変わる感じ、たまらん。こればっかりはわたくし人形使いの拙い筆力で表現することができません。なので気になる方はぜひとも塚口サンサン劇場、塚口サンサン劇場にお越し下さい。(※顧客を巧妙に誘導する悪質なマーケティング)
 わたくし「バンバン!」マサラは今回が2回目となりますが、やはりこのトゥメリの盛り上がりは異常。ここ本当に映画館?(いつもの)ここでもう全員の頭の中からは「映画を見ている」という意識は吹っ飛び、完全にリティク氏のバックダンサーとなって踊ってました。塚口のマサラ上映に参加すると現実とスクリーンの境界線が消失するという経験ができます。
 「インド映画史上もっともわかりやすいクラッカーを鳴らすポイント」(略してIMP)の一体感たるや地球上ここでしか味わえません。マサラ上映については「ぼっち参加で大丈夫だろうか」という声がありますが大丈夫。塚口のマサラ上映にぼっちという概念はありません。この一体感の中では各々の「個」は容易に融解しひとつの「全体」となるのです……。
 というか毎回思うんですが早い。トゥメリが来るのが早い。未見の方に説明すると桃太郎で例えるとまだおじいさんとおばあさんと一緒に暮らしてる段階ですよトゥメリが来るの。
 ではこれ以降に盛り上がりポイントがないかというとそんなわけはない。というか直後に来る。撃たれたラージヴィールが傷の縫合をするシーンでの肉体美見せつけシーンでまた盛り上がるのが笑えます。あと思わずガン見してしまうハルリーンも笑える。パンフでの「これみよがしにその肉体美を見せつけるシーンが何回もある」の文言もセットだとさらに笑える。
 笑えると言えば今作の「かわいそうはかわいい」代表の副頭取ですよ。改めて見るとこの人本当に完全に被害者なんだよな。警察拉致られて拷問されるわ車は取られるわ撃たれるわでもう散々。彼が出るたびに客席からは「かわいそう……w」という声が漏れてたのが笑えます。
 インド映画沼にハマった人はわかってくれると思いますが、本作に限らずインド映画というのは尺がたっぷりあることもあって盛り上がりポイントが本当に多いので盛り上がりが持続するんですよね。マサラ上映だとそれが顕著にわかる。特に本作は笑えるシーンが多いので単純に楽しい気分になれます。
 そしてマサラ上映と言えば紙吹雪。今回も色とりどりの紙吹雪がスクリーンを彩ります。個人的にマサラ上映における紙吹雪には「色」「タイミング」「高さ」の要素があると思うんですが、塚口におけるマサラ上映の紙吹雪はこの3点をすべて高レベルでクリアしてるのが素晴らしい。特に爆発のシーンに合わせてオレンジの紙吹雪がシアターの天井近くまで吹き上がるシーンはもう完全にスクリーンの向こうと客席の境目がわからなくなる。
 このテンションが本当に最後の最後まで続くのが塚口のマサラ上映のすごいところ。いや本当に最後の最後まで続くんですよ。トゥメリであれだけスタンディングで踊りまくってたのにそれだけでは飽き足らず、エンディングの「Bang! Bang!」で辛坊たまらずみんなスタンディング! 三連休の初日なのをいいことに今この場で両足がヘシ折れても構わないという己の命すら顧みない盛り上がり!
 というわけで今回のマサラ上映も大盛りあがりのうちに幕を閉じ……ません! 拍手とともに現れたシネマイスター☆トムによるトゥメリおかわり×2!! バカじゃないのバカじゃないのもう大好き!!!
 といった感じで本当に最後の最後まで尻尾までたっぷりあんこが詰まったたいやきみたいなマサラ上映でした。アドレナリンがどっぱどぱでしたが翌日には反動でぶっ倒れてそう。
 しかし我々には休息のときはない! 戸村支配人からはRRRだけでなく「バンバン!」マサラも定期的にやっていくという発言がありましたので関係者各位は体力と火薬とお花紙を常備して次の戦に備えるのだ!
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「Death Stranding」クリアしました!

2024-02-22 23:15:29 | ゲームな話
 わたくし人形使いはなんだかんだでもういいトシなので徹夜もきつくなってきたんですが、久々に徹ゲーをぶちかましてしまいました。おかげで今日塚口に行く予定だったのにグースカ爆睡してしまった……。
 というわけでこないだからプレイを再開してたデススト、クリアしました!
 昨日の晩からやってたんですが、明らかに終盤だったのでもうこのままクリアしてしまえ!ということで進めてたらいつの間にか朝チュンですよ。エピソード13以降は実質的に長ーいエンディングだったしな……。
 いやー面白かった! これまでの小島監督作品に比べると世界観がかなり特殊で、序盤からテクニカルタームがバンバン出てくるので世界観を掴むのが困難でしたが、だんだん自分のいる世界の仕組みと秘密がわかってくるのが楽しかったですね。
 特に後半から終盤にかけてはいろんな秘密が明かされるんですが、小島監督お得意の「一つの言葉に複数の意味を編み込む」というギミックの魅力が全開になってて感心しました。その中でも、主人公の名前である「サム・ブリッジズ」に込められた「本物の橋」という意味が明かされるのがたまらん。サムの父であることが明かされたクリフの名前に込められた意味がこれに対応して「崖」というのがもう……。
 キャラの名前に込められたギミックと言えば本作の救出対象であるアメリもそうでしょう。「アメリカ」の名を関した名前であることの印象が大きいせいでそういう意味が込められてたことにまったく気づかなかった! 明らかに言動に妖しいところがあったアメリですが、名前の時点ですでに嘘をついていたという……。
 ライバルポジションであるヒッグスも、「DOOMS」よりもさらに強大な力を持つ「SODOM」となる、というこのアナグラムたまらん。
 本作は「繋げる」が大きなテーマとなっていると同時にゲームの目的ともなっているわけですが、終盤でこれまで意味が分からなかった描写や断片的な情報が文字通りラストで「繋がる」展開は、伏線回収の快感でオキシトシンどっぱどぱになりました。序盤のあの空に浮かんでる5体の人形の影ってそういう意味だったのかよ!
 そして序盤からずーっと仄めかされていたBB、サム、クリフ、アメリの関係に関してもそうきたか!といった感じ。あのフラッシュバックってそういう意味だったのか……。
 あとですね、本作が火葬に始まって火葬に終わるというやり方で始まりと終わりを「繋げて」くるあたりがあまりにも巧い……しかも一方は育ての親の遺体、一方は旅路をともにしてきた赤ん坊という……。徹底的に、そしてさまざまな形で「繋がり」という要素を随所に、そして最後まで仕込んでいるのが流石としか言いようがない。
 ネタバラシのバランスがラストに偏重しすぎてる感、ネタバラシのやり方が付随テキストやメッセージに頼りすぎてる感、クリフやサムの過去などゲーム中で十分な説明がない事柄が多いといった不満点も感じましたが、この辺に関してはどうやら小説版で補完されるっぽいのでそっちも読んでみようかな。
 さてクリアの次はコンプですが、ゲーム中にできる限りコンプできそうなことは進めておきました。それでも残ってるコンプ要素は、全装備作成、全施設最大強化、全拠点カイラル通信接続&親密度MAXなどなどとまだまだ盛りだくさん。全拠点カイラル通信接続&親密度MAXに関してはゲーム中で可能な限り進めましたが、終盤でフラジャイルジャンプが使えなくなってしまったので最後の拠点であるベテラン・ポーターだけ残ってます。
 ラストエピソードであるエピソード14に続くエピソード15はエンディング後のやりこみなので、ひとつひとつやっていこうと思います。
 また、現時点ですでに続編となる「Death Stranding 2 ON THE BEACH」が2025年に発売予定とのニュースがあるのでそっちも楽しみ。プラットフォームがPS5とのことなので、そろそろ買う時が来たか……。
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確定申告がめんどくさくて泣いている。

2024-02-21 23:12:37 | それさえも平穏な日々
 タイトルのとおりです。
 世の中に存在する「めんどくさいこと」におけるめんどくさいポイントは総じてスタート地点にあるとわたくし人形使いは考えています。なので、最初のハードルとなる「作業に手を着ける」をクリアすれば大抵の作業はなんとかなるものです。例えば、「風呂に入るのがめんどくさい」と思っても、いざ風呂に入ってしまえば「風呂に入る」という作業自体は別段めんどくさいものではないわけです。
 なので、1年を通してのめんどくさいことランキングチャンピオンの座に君臨し続ける確定申告もこの方法で打ち倒せると思ったんですが、なんかいざ入力フォームに各種データを入力するという段階に持っていくまでに5回くらいマイナンバーカードのパスワードを入力させられて気力が尽きました……。
 マイナンバーカードを導入したことで各種のお役所手続きは確かに楽になりました。しかし、確定申告のようなちょっと複雑な手続きになると途端にめんどくさい度が爆上がりして泣きそうになります。この辺ほんっっっっっっとうにどうにかしてくれんかな……。あと手続きによっては未だにマイナンバーカードの裏表をコピーして貼り付けてとかいう前時代的な作業をさせるのやめてくれ……。
 まあこの辺は未だにスマホを導入してない自分のせいという側面もなくはない気がしますがやっぱりお役所手続きの回りくどさには辟易するのでほんとどうにかしてほしいです。なんかちょっと前にいよいよ全人類の夢である「確定申告をやってくれるAI」が実現するらしいというニュースを聞いたのでぜひ実現してほしいです。明日。
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デスストはやはり面白い……。

2024-02-20 23:09:18 | ゲームな話
 もろもろのもろもろの息抜きにあくまでも息抜きにプレイしてますデススト。
 何のきっかけでプレイを中断したのか覚えてませんが、やはり一度プレイし始めるとキリがなくなるくらい面白いですね。
 やってることは基本的に配達っていう非常にシンプルな内容なんですが、プレイヤーをさまざまな試行錯誤に誘導してくれる作りが本当に上手い。現在はセーフハウスや拠点間をワープできる「フラジャイルジャンプ」を使えなくなってしまってるので、じゃあ今いるエリアの配達先の親密度を全部最大まで上げてしまってからストーリーを進めようということで雪の山岳地帯を行ったり来たり。国道のありがたさが身にしみてわかります。
 山岳地帯は徒歩や乗り物はキツイので、要所要所にジップラインを設置して行き来してます。多分これが一番楽なはず。トラックで無理やり雪山を踏破しようとしたら崖から落ちたり直角にハマって動けなくなったりするのが楽しい。
 そして大量の荷物を抱えてフラフラになってるときに他のプレイヤーや過去の自分が作った発電機やセーフハウスが見つかったときの安心感よ。特に絶妙なところにセーフハウスが設置してあっと思ったら過去の自分が作ったものだと判明したときには思わずガッツポーズですよ。
 ただこのゲーム非常に疲れる。重い荷物背負って雪山を登るサムに完全に感情移入してしまうので自分まで疲れる。セーフハウスでやっとシャワー浴びたときの脱力感よ……。
 ストーリー的には明らかに後半に入ってるんですが、なんかだんだん自分の所属してる組織であるブリッジズの過去の暗部が明かされてきていてどんどんきな臭くなってきましたが……。
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