A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

秋季例大祭戦利品レビュー・その1

2018-10-31 23:54:41 | 同人誌感想

 はい間髪入れず行きます秋季例大祭戦利品レビュー。

・からふるとーほーG(以絵会友)
 最近フルカラー本が多くてうれしい六合ダイスケ氏の新刊です。
 ルーミアとパチュリーが多いのはいつものことですが、依神姉妹とあうんちゃんの出番も多くて俺によし。
 そういやお燐は公式では博麗神社に住み着いてるんだっけか。居候増えたよなあ。
 「私もモフっていいんですよのポーズ」はその、アレですか? 抱きまくらかなんかのフラグですか? へそ!!!!
 パッチェさんには今後とも全力を尽くしてムリしたカワイイポーズをとり続けていただきたい。
 紫苑おねえちゃんのごはん食べさせてあげたくなるオーラは異常。
 白蓮さんのエクストリーム冗談! やっぱり焼き肉には勝てなかったよ……。白蓮さんはゲームにハマったり焼肉食べたがったりでオチるのも時間の問題では……。
 ここのパッチェさんは元気だなあ。テンションが振り切れたパッチェさんもまた見てみたいです。
 ところで今回のタイトルから考えるに、続刊は「真からふるとーほー」「からふるとーほー號」「真(チェンジ!!)からふるとーほー幻想郷最後の日」とかになるんでしょうか。

・Vかりすま(れいてぃ屋)
 なんだかここ最近の新刊でのおぜう様の精神的負担が心配になってくるレイぽそさんの新刊は、夏の新刊に続きまたもや肌色表紙です!
 なんでもカリスマが集まるごとに衣装が豪華になるようですが、それで行くとおぜう様は当分のあいだ全裸ということになるんですがそれは……。
 でもまあ全裸はある意味大丈夫なのかウィザードリィ的な意味で。
 しかし今回のおぜう様は一味違います! なんと1ページ目の東方二次創作導入のお約束のひとつ(そしておぜう様がひどい目にあう前兆)「パッチェさんの提案」を却下! NOといえる紅魔館! だが無意味だ。
 いつもどおりパッチェさんに押し通されてしまうのでした。しかしパッチェさんの前振りでろくなことにならないのがわかっていながらあれよあれよという間に巻き込まれてしまうのはどあまりにチョロ過ぎませんか。ヘンなツボとか買わされてませんかおぜう様。
 さて、そんないつもの前座から2人は謎の存在「ブイチュウバァ」の秘密に迫ります。
 というかおぜう様もおぜう様でけっこうアレですよね?
 そしてまさかの全裸誘い受け。直球にも程があると思います。
 あとですね、このサークルさんの本は割と初期から読んでるんですが、その頃と比べるとなんかもう咲夜さんの言動が露骨というかなりふり構わないというか……。
 もうおぜう様にセクハラするためなら何でもするという巌の如き意志を感じます。
 対して小悪魔の方は初期から一貫してアレな感じですよね……。
 「ブイチュパリー」という名前の秘める絶妙なアレ感がステキです。
 ところで最近本サークルさんの本ではいわゆる第4の壁を意識したお話が多いですが、これはあれですかね、デッドなんとかさん的なことをパッチェさんあたりがやらかすフラグなんでしょうかね。

・怖い女はセクシーだと思う。(teaminazuma)
 草の根ネットワークの面々がセクシーを目指す!
 今回は「怖い」がテーマです。
 三人が作ったお化け屋敷に挑むのは、正邪と針妙丸のコンビ。
 まず言っておきたいんですが作中でも言及されてますが正邪はいやらしいと思います。
 正邪のエロさはまあ置いとくとして、このサークルさんの作品のこういう言葉遊びのセンスは毎回楽しいですね。
 とか言ってるとなんかガチホラーが始まったんですけど!?
 もう少しこう……手心というか……。
 などと牛股師範になってたらギャフンオチが。
 涙目になってる正邪と針妙丸は額に入れて飾りたいほどカワイイと思います。
 あとかげろーちゃんはそのまんまでだいぶセクシーだと思います。

 今日はここまで。

 

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夏コミ戦利品レビューファイナルスパーク!

2018-10-30 23:24:20 | 同人誌感想

 はい、この日記書いてるのは実は11月3日なんですが細かいことは気にしない感じでお願いします。
 それじゃあイベント戦利品レビュー再開だ!

・あいかわらずきづかれず(まりおねっと装甲猟兵)
 夏コミ戦利品レビューの最後を飾るのは、いつもどおりこのサークルさん。
 それでは恒例の全ツッコミいってみましょう。
・3ページ:最初からトバしてるなあ。キズナアイといっこく堂。
・5メージ2コマ目:ヘーベルハウス。
・6ページ2コマ目:タマホーム。
・同4コマ目:説明不要のけもフレからサーバルちゃん。
・6ページ5コマ目:そのまんまブシロード。ヤバい扉であることには変わりなさそう。
・7ページ4コマ目:みんなだいすきエリア88。
・8ページ3コマ目:昔なつかしアウトフォクシーズのプロフェッサ・チン。移植難しいらしいなこれ。
・同5コマ目:そのまんまペリーさん。カイコクシテクダサーイ。
・9ページ3コマ目:ドリフターズの紫。そういや新刊出たんだっけ。
・同5コマ目:説明不要の名作魔界塔士Sa・Ga。のラストシーン。いこう おれたちの せかいへ!
・10ページ1コマ目:ドルアーガの塔。
・同3コマ目:アトランチスの謎。
・11ページ4コマ目:ファミコン探偵倶楽部PartⅡ後ろに立つ少女。今回はレトロゲーネタが多いなあ。
・12ページ2コマ目:ライオンの洗剤トップ。
・同4コマ目:まさかの菫子が主役になった東方最新作秘封ナイトメアダイアリー。
・同5コマ目:のじゃロリおじさん。しかしVチューバーもえらく増えたよな。
・13ページ1コマ目:ぷよぷよの幕間デモ。
・同3コマ目:諸悪の根源キュウべぇ。
・同5コマ目:ゴルゴ&武内P。すげーメンツだなこれ。
・14ページ4コマ目:魔太郎がくる!!の魔太郎とゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎。あと百太郎が来たら完璧だな。
・15ページ1コマ目:エルガイムの黒幕的存在アマンダラ・カマンダラことポセイダルことレディオス・ソープこと天照の帝……だったよね。
・同2コマ目:みんなのアイドルオプーナ。
・同3コマ目:幼稚園戦記まだら……ってそんなん分かる人1000人の1人くらいだと思うんですが……。
・同4コマ目:頭の悪い人。
・16ページ3コマ目:今回の本でいちばん吹きました。ああ播磨灘。播磨灘体操は伝説。
・同4コマ目:ジェットモグラだけどセリフはガルパン劇場版。
・同5コマ目:ガルパン最終章2話。まあ某ファイブスターとか待ってるとそのくらいは余裕で待てます。
・18ページ3コマ目:fateはともかくエヴァの2020年公開に関しては一切信じてませんよ僕は。

 今日はここまで! そして間髪入れずに秋季例大祭新刊レビューに突入だ!

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あー終わった……

2018-10-29 23:44:28 | それさえも平穏な日々

 はい……ようやく仕事が1件終わったんですけど今度は4日後にまた〆切があるんですよねアハハウフフ。
 でもまあそろそろこの常時〆切に追い回されてる感覚にも慣れてきたのでそこはいいかなーと。
 今日はちょっと疲れちゃったので、明日からまた戦利品レビューを再開しますよ。
 冬コミまでに終わるといいなあ。
 冬コミと言えば早めに夜行バスの予約をしておかねば。

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力尽きた……

2018-10-28 23:56:34 | それさえも平穏な日々

 えー、昨日の若おかみは小学生!の感想をいっきに6000字以上書いたせいで……なんかもう……空気が抜けた風前みたいになってますよ……。
 さらにそういうときに限ってライティングの〆切が重なるという……。
 というわけでもろもろの戦利品レビューは少々お待ちください……。

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塚口サンサン劇場「若おかみは小学生!高坂監督とプロデューサーを交えてトークとQ&A付上映会」行ってきました!

2018-10-27 23:07:12 | 映画感想

 なんかtwitterでやれ実はヴェノムだとかやれプレデターと親戚だとかやれ実質ダークナイトだとかカオスな情報がどんどこ流れ込んできてますね。
 「若おかみ ヴェノム」とか「若おかみ プレデター」で検索すると2時間は笑えます。
 しかしながらtwitter上で得られる情報が加速度的にその混沌具合を増しているので、早いとこ見に行って真相を確かめないと脳に悪いと思っていたところ、サンサン劇場にて舞台挨拶付きの上映があるということでさっそく参加してきました。なんかもう毎週サンサン劇場に通ってる気がするんですが……。
 本作は公開されてからもう結構時間が経ってますのでネタバレ反転はなしでいいでしょう。
 さて感想なんですが……感想……感想……かん……ンあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"おっこおおおおおおァ!!!(滂沱)
 本作には「泣ける」「刺さる」「しんどい」と、そういう感じの感想が多いことでしょう。
 実際に泣けるし刺さるししんどい映画ではありますし、実際今回の上映でもそこらからすすり泣きが聞こえてきました。
 しかし、僕は少なくとも前半部分には全く異なる感想を抱きました。
 事前情報に関しては前述のカオス情報以外には、作品の核心となる情報はシャットアウトしてましたが、おっこがかつて事故で両親を失い、旅館のおかみとして働くことになるということは知ってました。
 まあその辺は別にネタバレでも何でもない基本情報なんですよね。
 しかし……それがあんなに直接的で明白な形で描写されようとは……。
 僕はてっきり、本作は子供向けだというのもあって、「おっこが両親を事故で失った」という情報は説明で済まされる、もしくはお葬式の回想シーンがあるくらいだと思ってました。
 映画の冒頭シーンも、おっこがこれから住む旅館を訪れるあたりから始まるんだろうと思ってたんですよね。
 しかし、いざ映画が始まると、おっことその両親がドライブを楽しんでいるシーンから始まる。この時点で「あれ……?」と思ったんですよね。
 え? これ、まさか……と思っているうちに、事故発生のシーンが明白に描かれる。
 もちろん流血だとかそういう描写はありませんが、引いていくカメラが映し出す事故現場は凄惨そのもので、その中で自動車の屋根に身を横たえたおっこだけが奇妙に周囲から浮いている。
 まさかこの作品が、こんなショッキングなシーンから始まるとは予想もしていませんでした。
 そして、それを踏まえての作品の要所要所で登場するおっこの両親の夢や幻のシーン。
 おっこはそれをまるで両親が生きているかのように喜びます。
 この時点で、おっこは両親が死んだことを理解できていない、受け入れることができていないということがはっきりわかるわけです。というか、これらのシーンはそのためのシーンなんでしょう。
 こうしたシーンは、しばしば「両親がこの世を去った後も我が子を見守ってくれている」といった描写になりますが、本作では明確に違うんです。
 本作におけるおっこが見る両親の幻影は、ある種の「悪霊」であるとも言えるでしょう。
 こう言うと語弊があるとは思いますが、前半のおっこはいわば、「自ら生み出した悪霊に自ら騙されている」状態にあるとも言えると思うんですよ。
 なにせ両親の幻影は「生きてるの?」と問うおっこに対しに「生きてるよ」と答え、おっこもおっこで寝ぼけ半分で「なんだ、生きてるじゃん……」とさえ言ってるんですよ! 怖いよ!!
 もちろん作中ではユーモラスなシーンはたくさんありますが、それを加えても本作、少なくともその前半部分の感想は、「怖い映画」でした。
 そしてなにより、どんな楽しいシーンであっても、おっこがどんなに笑顔であっても、彼女は「両親を失った悲しみ」といういつ爆発するかわからない爆弾を抱えているのです。
 彼女の見る現実世界は失った両親の幻影という悪霊が見え隠れし、彼女自身もまた、その身をいつ飲み込むかわかったものではない闇を抱えている。
 そして、両親の幻影はおっこにしか見えない。客観的には観客にも見えてないことになってる。このヴィジョンの剥離。
 この構造はもはや、完全にホラー映画の文法だと言ってもいいのではないでしょうか。
 そして、そのいつ爆発するかわからない爆弾が1度目の爆発を迎えそうになる、グローリー水領さんに誘われてのショッピングに向かう途中のPTSDの症状の発露。
 過呼吸に陥るおっこのあのシーンは見るのも辛かったって人も多いんじゃないですかね。
 僕は見てていつの間にか呼吸が乱れてましたよ……。
 しかし、この状態になってなお、おっこはまだ泣かないし、感情を爆発させないし、あまつさえ調子を取り戻し、ショッピングに向かいます。
 このショッピングのシーンでのふたりは間違いなくすごく楽しそうで、アップテンポなBGM「ジンカンバンジージャンプ」も相まって非常に楽しいシーンとなっています。
 ですが! 直前のシーンがあるだけにもう不安を煽られて煽られて仕方がありませんでしたこのシーン。
 今まで見た映画の中でいちばん怖いショッピングのシーンだったと思います。おっこがどんなに楽しそうにしていても、どんなに可愛い服を着ていても、その薄皮一枚隔てた向こうには導火線に火がついた爆弾があるわけですよ……。
 ここが例えば、ショッピングのシーンが先で、その帰りとかにおっこが過呼吸に、とかだったらおっこが心配になるのは変わらなくても、ここまで不安を煽られなかったと思います。
 明らかに大丈夫じゃないのに楽しそうにショッピングをしているおっこの姿は、やはりもうホラーでした。
 そしてなにせ、この先もいつ爆発するかわからない爆弾を抱えたまま生きていくのかこの子は……となるわけです。
 また、おっこの「死」に対する認識もやはりどこかいびつなんですよね。
 死んだ両親と同じ、この世のものではない存在であるウリ坊や美陽といった子どもたちがすでに死んでいる存在=幽霊であることについてはあっさり受け入れているのに、上記の通り両親の死だけは理解していないし受け入れていない。
 前半部分のおっこにとって、「死」は幽霊や妖怪と同じ非日常のもので、自分には(両親が間近で死んでいるのにもかかわらず)関わりのないものだと思っている、と感じました。
 しかし、春の屋を訪れる親を亡くした少年や病気だった男性など、さまざまな客と関わっていくうちに、「死」は非日常のものではなく、自分の身の回りに当たり前に存在するものだということに気づき始めるわけです。
 それと同時にウリ坊や美陽を次第に認識できなくなっていくのも、やはり「死」が当たり前に存在するものであることを認識しはじめたからだと思います。
 そして……おっこの抱えた爆弾がほんとうに爆発してしまうあのシーン。
 いつか爆発するとは思ってましたが、あんなのアリかよ……といった感じでしたあのシーン……。まさしく「勘弁してくれ……」といった感じでしたわ……。
 あそこではじめて――作中ではじめて描写されたという意味でもあり、おっこの今までの生活の中でという意味でもありますが――あそこでおっこははじめて両親の死に涙を流したんですよね。
 あのシーン、僕は見ていてもちろん辛い気持ちもありましたが、同時に心の底から安堵を覚えました。
 この段階で、ようやくおっこは今まで悲しみが停滞していた状態を脱し、両親の死を悲しむためのスタート地点に立てたのです。
 つうかこのシーン、あのお客の声が山寺さんだったときからなんかイヤな予感がしてたんですよ! そういやアンタこないだのなのはのときも黒幕だったじゃねえか!!
 本作をボウルビィの「悲哀の4段階」に当てはめるなら、冒頭から前半部分のおっこは「第1段階:無感覚・情緒危機の段階」、そして後半の上記のシーンではじめて「第2段階: 思慕と探求・怒りと否認の段階」「第3段階: 断念・絶望の段階」に入ったんだと思います。
 それらの段階を経て、ラストシーンの神楽にてようやく両親の幻が滅び、つまり幻滅し、ようやく「第4段階: 離脱・再建の段階」を迎えた、と言えるのではないでしょうか。
 また、劇中で繰り返される「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない」というこの言葉は、喜びも悲しみも等しく受け入れるという意味もあるのではと思います。
 思うにこの作品は、関織子というひとりの少女が対象喪失による喪の仕事(モーニング・ワーク)を完遂する物語だったんじゃないでしょうか。
 おっこが悲しむべきを悲しみ、悲しみ切ったからこそ、劇的な演出などもなく両親の幻影がただすう……っと消えるあのシーンを以ってこの物語は幕を閉じたと言えるのではないでしょうか。
 この作品では、ウリ坊をはじめとするいわゆるファンタジーな存在は登場するので、そうしたファンタジー的存在におっこを救済させることだって簡単にできたと思うんですよね。
 しかし、この世ならざる存在であるウリ坊たちは、上記の爆弾爆発のシーンで、おっこを抱きしめることができませんでした。
 では、この世の存在であるおっこのおばあちゃんや旅館の人たちがその役目を果たしたかと言うとそうでもありません。
 あのシーンでおっこを救ったのは、誰あろう我らがグローリー水領さんなわけですよ。
 なぜあのシーンでおっこを救うのが彼女でなくてはいけなかったかと言えば、彼女が「占い師」であったからというのが理由だと思います。
 この世に生きる人間でありながら、占いというこの世ならざるオカルトの世界に片足を突っ込んでいる「占い師」である、「この世」と「あの世」の両方の属性を持つ彼女だからこそ、あそこで「この世」で生きている存在であるおっこに両親が「あの世」に逝ってしまったことを認識させる役目を果たせたのではないかと思います。
 あと、前述のショッピングシーンもそうなんですが、おばあちゃんたちの前ではあくまで「若おかみ」だったおっこは、グローリーさんの前でだけは「ただの関織子」でいられたのだとも思います。
 つうかグローリーさんこそがこの作品の中でいちばんこの世ならざる存在なのでは。
 そしてこの、「あの世」と「この世」をその中間の属性を持つものがつなげるという構図は、ラストの神楽にも当てはまるのではないでしょうか。
 調べてみたところ、あの神楽には特にモデルや元ネタはないそうですが、そもそも神楽という儀式には鎮魂の意味が含まれます。
 なのであの神楽は、おっこ自らが自身の中に滞留していて「この世」に留まっていた両親の魂を、自身が舞手となって神楽を舞うことで「あの世」に還すシーンなのかもしれません。
 それが成ったからこそ、両親の幻影は微笑んで消えたのではないでしょうかね。
 ……と、思うままに書いてたら、いつの間にか5000字越えてしまった。
 でもまだ書きたいことたくさんあるんですよね。
 ストーリーに関しては上記のとおりですが、本作ですっげー!と思ったのがキャラクターの起居動作。
 神楽の練習をしてるおっこと真月の足運びとか、峰子おばあちゃんのピンと背筋が伸びた姿勢とか上品な仕草とかね。
 こういう何気ない動きがさり気なくすごい作品はすごい。
 あとはtwitterでも評判になってましたが、包丁に卵焼きが映り込むなどの反射や光の細かい所の描写もとんでもないレベルで、画面から伝わってくる現実感と生活感が凄まじかったです。
 あー……なんかもうとにかくすごいところがたくさんある映画なので見てない人はさっさと見に行きましょうね。
 でも、ほんとにしんどくて怖い映画でもあることは強調しておきたいと思いますよマジで……。

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夏コミ戦利品レビューSTG編・その3

2018-10-26 23:38:12 | 同人誌感想

 夏コミ戦利品レビュー、あと2作品です。

・R-TYPE SAGA(DARKNESS)
 実はコミケ初参加のときから読んでいる本作品、いよいよ400ページに到達しそう。
 今回の追記部分は前半は結構コミカルな感じでした。新キャラのクラリッサもいいキャラなのでこれから活躍してほしいところ。
 対して後半ははガチガチのハードSF。
 R-TYPEに限らず、STGは作品世界の情報が非常に限られてるので、大部分を想像で補わなくてはいけませんが、本作は膨大な知識でその部分を補っていると思います。
 随時加筆していくというスタイルで継続しているので、ストーリーが今どのあたりなのかはわかりませんが、少しずつ核心部分に進んでいる感じ。
 以前にも書きましたが、全体的なノリがむかーしのジュブナイル小説な感じなので、読んでて懐かしい気分になれます。

 今日はここまで。
 

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塚口サンサン劇場「マガディーラ勇者転生」&「太陽の牙ダグラムドキュメント」観てきました!

2018-10-25 23:36:56 | 映画感想

 えー、昨今のサンサン劇場の上映スケジュールを見るにつけ、こりゃ1日1本じゃ足りないよなと判断したわたくし、今日は無理して2本見ることにしました。
 まあこのあともカウボーイビバップとかイデオンとかバーフバリ2連続マサラとかあるんですけどね……ほんとに何考えてんだこの映画館は……。
 というわけで感想です。今回も別にネタバレが致命的な作品でもないのでネタバレ反転はなしで。
 まずマガディーラ、今回が初見です。
 本作はタイトルにあるとおりいわゆる転生モノで、400年前に恋人を失った勇者が現代に転生したというもの。
 かつての恋人、そして宿敵までもが現代に転生し、400年前の妄執が現代に蘇る!
 バーフバリが親子三代に渡る物語であったのに対し、今回は転生という形でやはり愛と憎しみが継続されているという点がいかにもインドの世界観といった感じです。
 あとどうでもいいんですが、マサラ上映のせいでTWINのロゴ見ると脊髄反射で絶叫しそうになるんですがそのうちほんとに絶叫しそうで怖い。
 タイトルがあまりにもダサかっこよくて一撃でハートを持っていかれました。
 さて今回はバーフバリと違って現代も描かれているのが印象的。
 しかしながら今回の敵役・軍司令官ラナデーヴの生まれ変わりであるラグヴィールは、主人公・ハルシャの正体を知るために祈祷師であるゴーラの力を借りるなど、現代であってもやはりそういう文化が根強く残っている描写があったのが印象的でした。
 わたくしバーフバリを何回も観たせいでなんかいろいろマヒしてきたのか、冒頭で突然ダンスバトルが始まっても「まあ、インドだからな!」で納得できました。
 というか劇中での超常現象(例:ダンスで石化、ダンスで石化解除、ダンス中に空を飛ぶなど)はぜんぶ「インドだから」で片付きます。
 前半部分の現代パートはダンスシーンも含めてコミカルなシーンが多くて笑えました。
 特にヒロイン・インドゥへの仕返しパートは本編中でもいちばんの笑いどころかと。
 対して後半部分の前世パートはシリアス。
 特にラナデーヴのあまりにも強く濃密な妄執が印象的でした。
 そして前世パートのハイライトである100人切りのシーンは壮絶!
 激しいアクションで魅せるシーンがここなら、その前のミトラヴィンダ王女が壁にバイラヴァの絵を描くシーンがまた良い。
 そこから続く現代でのクライマックスで、かつての決戦の場でラナデーヴの首を刎ねた剣を、今再びハルシャが地面から取り出すのがすげー好き。
 バーフバリでもデーヴァセーナ王女を拘束していた鎖をバーフバリが最後の武器として用いるシーンがありましたが、こうした「因縁のある道具をクライマックスで使う」シチュエーションは、清く正しい男の子としては燃えるものがありますね。
 また、シャール・カーンの生まれ変わりである漁師ソロモンも非常にいいキャラだったのでもっと出番が欲しかったところ。
 まあでもいずれ完全版が出るんでしょ? わかってるわかってる。
 本作は随所でダンスシーンが入るんですが、エンドロールまでダンスとは恐れ入った。
 さて次、ダグラムです。
 こちらは本編の方は未見ですが、ストーリーはある程度知ってます。あと例のえらく暗い雰囲気のOP。
 今回のはTV版の総集編ということでかなり端折った構成になっている感じ。
 しかしまあなんというか、ここまで政治色の強い作品だとは思いませんでした。
 総集編ということもあって、カメラは主人公であるクリンではなく時代の流れを追っていく形になっていたせいもあるでしょうが、もう泥沼の独立戦争って感じで、これ当時のちびっこたちはわかって観てたんだろうか……。
 そしてダグラムと言えばあの印象的な砂漠の中で擱座した姿ですが、あれがああいうシーンだったとは……。
 さて、11月もいろいろ上映されるので、またサンサン劇場に通い詰めになりそうです。

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うーん疲れてる……

2018-10-24 23:52:57 | それさえも平穏な日々

 さっさともろもろの戦利品レビューを終わらせたいところですが、紅楼夢の疲れがなんか遅れてきたぞ……。
 というわけで今日はさっさと寝ます……。
 仕事がライティングオンリーになってから生活リズムが昼型になったせいか、夜更かしが少なくなってきたと思いきやまた夜型に戻りつつあるのがまずい。
 あんまり遅くまで起きてると、かえって寝られなくなったりするんだよな……。
 せっかく生活がいい方向に向いているので、なんとか保ちたいものです。

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「魔法少女リリカルなのはDetonation」観てきました!

2018-10-23 23:28:56 | 映画感想

 久しぶりに日本橋へ秋季例大祭の通販分を取りに行くついでに観てきましたリリカルなのはDetonation。
 通販分の回収は梅田のメロンでもよかったんですが、店舗が小さいのとらしんばんも見ておきたかったので日本橋に店舗受け取りを頼んでおきました。
 さて映画の感想なんですが、まあそんなにネタバレが致命的な作品ではないのでネタバレ反転はなしで。
 チケットを予約するときに、タイトルのところになんと「PG12」の文字が。
 おいおいいくら戦闘シーンが激しいとは言え、リリカルなのはでPG12!?
 で、いざ本編を見てみるとTV版では絶対になかった「明確に人が殺されてる描写」がはっきりとあって、今回のはかなりハードな内容になってました。
 戦闘での激しい流血などのダメージ表現、さらには人間(正確には人間の姿をしたクローン兵士)が真っ二つになる、腕がぶった切られるなどの欠損描写まであって、今までのなのはシリーズとは明らかに一線を画した内容となっていました。
 さらに驚いたのが、戦闘だけではなく「虐殺」のシーンがあったこと。
 非戦闘員が一方的に殺されていくシーンは、旧劇場版エヴァのネルフ本部が戦略自衛隊の襲撃を受けるシーンレベルでした。
 まさかリリカルなのはでそこらじゅう血まみれになるような虐殺シーンが出てこようとは……。
 そしてさらに驚いたのがラストシーン、満身創痍のなのはさんが宇宙空間を漂っているシーンで、明らかに右腕がなくなっている!
 ここ、背景が宇宙空間の黒、コスチュームのインナーも黒だったので、そのせいで右腕がなくなっているように見えてるだけかと思ってました。
 助けに来た仲間も右腕に関してはノーリアクション、戦いが終わった後には右腕には包帯が巻かれていたので、重傷を負ったものの五体満足だと思ってたんですが、ネットで見た感想などの情報によればほんとうに右腕がなくなっていたとのこと。
 いやーPG12だからってここまでやるか……!?といった感じです。
 戦闘シーンはもうド迫力……というかもうほとんどガンダムと化しています。なのはさんとかもう完全にシナンジュみたいになってたし。
 また戦闘におけるダメージ描写はもう容赦無しで、顔面パンチもあり。
 というかなのはさんの最後の技がどう見てもシャイニングフィンガーです本当にありがとうございました。
 1発めがグーパンで2発目が開手ってのもなんだか示唆的。
 そして今回、なのはさん本人の内面が、幼少期の自分自身との対面という形で描写されるという非常に珍しいシーンが有りました。
 こうした形で彼女の内面が描写されるのはもしかしたら初めてなのでは?

 ……といった感じで、なんというか相当過激でハードな内容となっていました。
 ほぼ全編を戦闘シーンが占めていて、大迫力のバトルが楽しめます。
 あと山寺宏一さんの悪役ボイスはシビれるぜ……!

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夏コミ戦利品レビュー東方編・その17

2018-10-22 23:11:26 | 同人誌感想

 はい、終わってません夏コミ戦利品レビュー。
 紅楼夢の戦利品レビューもあるので早くしないとベトナムに行く前に戦争が終わってしまう。

・こねたとーほー3(以絵会友)
 夏コミのときに己のフシアナEYEのせいで手に入れそこねた一冊。
 今回の紅楼夢で「涼来々!」の涼名さんに頼んでおいたものを無事受け取れました。
 内容を見るに、六合さんは依神姉妹を相当気に入っているようす。どんどん出してほしいです。
 女苑ちゃんはおねえちゃん大好きっ子で俺によし。
 紫苑おねえちゃんはどんどんコスプレするべき。
 小傘連鎖爆発で笑う。紫苑おねえちゃんはちびっこになつかれそう。
 なにかと漫画家設定になりがちなさとりおねえちゃんですが、苦労してるんだなあ……。
 白蓮さんの苦悩、非常によく分かる! 「声がききたいんじゃあなくってげーむがやりたいんです!」はほんとによく分かる……。
 女苑ちゃんは天狗的にはようじょ枠なのか……天狗の闇は深い……。
 牛タン云々ははじめて知った。今度確認してみよう。
 過去絵ページではちみっこいルーミアが好き。

 今日はここまで。
 順番的に夏コミ→秋季例大祭→紅楼夢でレビューしていきます。

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