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A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

夏コミ思い出し日記その3

2025-08-21 23:50:08 | それさえも平穏な日々
 夏コミが終わってからこっち、またもや変な時間に寝て起きる悪癖が復活してしまってるので生活のリズムをもとに戻さねば。
 というわけで夏コミ思い出し日記、コミケ2日目です。
 
・8月17日(日)
 サークル参加の1日目よりも過酷な状況が予想される一般参加の2日目。
 午前中参加のリストバンドを購入していましたが、毎回そこまで急ぐわけでもないのでカプセルホテルを出たのは8時頃。まだ朝だからか日差しはそこまで強くはありませんが、これから灼熱コミケになるのは確実なので、用意してきた熱中症対策グッズを装備。
 まずは帽子。去年までは厚手のタオルを被ってしのいでましたが、やはり帽子でないとキツいです。また一般待機列は海沿いなので風が強いため、飛ばされないように顎紐付きのものが望ましい。
 今回購入したのは「グライダー GLIDER3WAY 日除けキャップ 男女兼用 カーキ GLD4479AT22」。これは非常に良かったです。
 帽子本体だけでなく横にカバーが付いているので、顔への直射日光がかなり抑えられて日晒しの一般待機列でもかなり楽に過ごせました。
 今回はこれの下に、「つくし工房3129-T [ニューすずしん帽]」を重ねて着用。これが良かったのは、額周りを締めてくれるので目に汗が入りにくいという点です。夏コミみたいな汗だくになる状況では、少し頭を傾けただけで下に汗が落ちるので、戦利品やスペースに並べられた同人誌に汗が落ちる危険を防いでくれるのはとてもいい。あとこれ、バンド部分を水で濡らして気化熱で頭を冷やしてくれる効果もあるんですが濡らすの完全に忘れてた……。
 そして水分補給には「和平フレイズ Wahei Freizフォルテック ワンタッチ栓 ダイレクトボトル 1.5L ブラック RH-1560」を持っていきました。1.5リットルはちょっと重いか?とも思いましたがストラップで肩にかけておけば重さはそれほど気になりませんでした。あと飲んでしまえば軽くなるしな。断熱効果も十分で、前日夜にホテルで用意してた麦茶はしっかり冷えてました。また、この水筒はカップがなく水筒から直接飲むタイプなんですが、コミケのような混雑してる場所ではその方が手間がかからなくていいです。
 ちなみにこの1.5リットルは11時半頃にようやく会場に入る頃にはほとんど飲み干してました。これ、来年は2リットル必要かもしれん。
 そんな感じでいつもの通り待機列の段階から過酷なコミケ2日目でしたが、いつぞやのように熱中症で倒れた人を運ぶ担架と車椅子がひっきりなしに……というのは今回はありませんでした。たまたま見てなかっただけかも知れませんが、さすがに参加者の皆さんもこれだけ毎年猛暑が続けば対策を用意してくるでしょうし、そもそもこれだけ暑いと参加自体を控える人も多かったからというのもあるでしょう。まあ一般待機列に並んでた人たちが無事だったのはよかった。この異常な暑さが始まった頃はほんとひどかったからなあ……。
 あ、あと周囲の人が数人、小型の折りたたみ椅子を持ってきてたのをみて便利そうだなと思いました。トートバッグに収まるくらいの大きさだったので持ち運ぶのにも便利そうでした。夏コミはしゃがんでたり地べたに座ってたりすると熱いからなあ……。
 などと感慨にふけりつつ、ようやく一般待機列が動き始めて入館。2日目のメインは東方なので東館へ向かいます。
 しかし東方、一時期のとんでもない隆盛に比べるとほんと落ち着いたというか、サークルチェックしてて「あれ? 今回回る東方サークルってこんなに少なかったっけ?」という感じです。実際今回もチェックしてたサークルさん全部回り終えたときにはまだ13時になるかならないかくらいだったし。そういやコミケ初参加の時は上海アリス幻樂団の萃夢想の列に並んでたなあ……。
 早々とサークル周りは終わったものの、流石に他の場所に行く気力はなく休憩。頼んでたスケブを回収し終えたので、かなり早いですが2時半頃には会場をあとにしました。
 この時間でもやはり直通バス乗り場の列は最大手かつ、直射日光にさらされます。もうこの最初と最後に必ず日晒しになるのがとてもつらい。しかも乗ったバスが座席が少ないタイプだったので座れなかったし……。
 そんなこんなでなんとかヘロヘロと東京駅に到着。汗として揮発していったカロリーを取り戻すべく東京駅で食事を摂ります。
 しかしここで調子に乗って食いすぎて、駅のトイレでしばらくぐったりしてました。以前は3杯くらいおかわりしてたもんですがワシももうトシじゃからのうゲホゲホ。いや実際、食事に関しては「ちょっと足りないかも」くらいがちょうどいいかもしれません。
 なんとか体調が回復したのでさあどうしようかと考え中。いつもなら秋葉原HEYに行くんですが、スマホのバッテリーが心もとないのとさすがに疲れたのと、そして今kindleで読んでる「プロジェクト・ヘイル・メアリー」があまりにも面白いので、東京駅の喫茶店「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」に突っ込んで、スマホを充電しつつ読みふけります。
 ここは初めて来ましたがなかなかいいですね。カフェではあるものの定食メニューもあるようなので、次からはここを利用しようかな。しおのりさん次の冬コミはここでどうですか。(私信)
 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」はここで上巻を読了。初見読者の悲鳴を喰らうためにネタバレ感想はしませんが、まあ面白いので読め。
 ここは9時閉店だったので店を出て、帰りの夜行バスの乗車地であるミッドタウン八重洲に向かいます。毎回書いてますが、ミッドタウン八重洲ができてくれたおかげでほんとに夜行バスでの行き来が楽になりました。合掌。
 バスの時間まで待合室で「プロジェクト・ヘイル・メアリー」下巻を読みふけります。そうしているうちにバスの時間になったので荷物をまとめて夜行バスへ。
 行きはいきなり2時間遅れというトラブルから始まった今回の夏コミですが、帰りは遅れもなくスムーズに帰宅できました。はーやれやれ。
 今回はやはり猛暑が心配されましたが、熱中症対策グッズを用意していった甲斐あって去年よりは確実に楽に過ごせましたね。気候的に一般参加もかなり厳しくなってきましたが、参加できるうちは参加し続けたいですね。
 冬コミの申込みも済ませたし、さしあたってこれで夏コミは無事終了。次は間髪入れずに高労務なので俺達の戦いはこれからだ!
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夏コミ思い出し日記その2

2025-08-20 22:42:00 | それさえも平穏な日々
 無事終わりました夏コミ1日目。しかし会場から出てもまだ夏コミ1日目は終わってません。
 これから久しぶりにバロッカー同志のしおのりさんとのトークが待っているからです。
 しおのりさんとのトークはコミケ後の恒例となっていましたが、ここ数年はコロナなどのせいでしばらくできずにいました。今回は本当に数年ぶりにお話する機会が得られてよかったよかった。
 いやーいろいろお話できました。ゲームやら映画やら東方やらなにやらとこれだけ人と話すのは本当に久しぶりだったので楽しかったですね。これだけお話できる人は本当にレアなので貴重な機会でした。
 特に面白かったのは、数年前にはほとんど話題に出なかったVtuber関連のお話。ホロライブは見てて楽しいよりも卒業が多いのが気にかかるとか、ネガティブな理由での卒業や契約解除もあるので素直に楽しんで見られなくなりつつあるとか、サロメ嬢の初手胃カメラのインパクトとか、にじさんじはイカレた企画が多すぎるとかそういう話がたっぷりできたので満たされました。
 そして特に面白かったのが「自分はVtuberのガワと中の人についてどうやって折り合いをつけているのか」という話。
 そもVtuberはいわゆる「中の人がガワを被って演じている」という仕組みですが、じゃあVの言動が完全にガワのキャラの設定を遵守しているかどうかというと決してそうではない。むしろVのガワを被りながら話してることが完全に中の人のエピソードだったり、声優さんなどが中の人が誰なのか顔までわかっている状態でVとしてデビューするケースがあったりもします。この辺のVとガワの折り合いを自分の中でどう着けているのか。
 世の中にはそもそもこの辺がよくわからず、好き嫌いの前にVをどういう目で見ていいかわからないというケースもあるんじゃなかろうかと思ってたんですよね。
 今回しおのりさんと話したいことはいろいろあったんですが、実はこれがいちばん話したかったことなんですよね。
 これに関してしおのりさんの意見は、「Vと視聴者との間のある種の共犯関係がこの折り合いを成立させている」「Vという新しい表現形式は一種の『劇』である」というものでした。なるほどなー。
 お互い了承の上で成り立ってる一種の「ごっこ遊び」なんですよねVっていう文化は。
 この辺を時間をかけて対面で誰かと話せたのは非常に面白い経験でした。これだからしおのりさんと話すのは楽しいんだ。
 そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ去り、しおのりさんとはお別れ。いつもどおりカプセルホテルに向かいます。そして爆速で風呂に入って荷物まとめて明日のために入眠!
 一般参加の灼熱の夏コミ2日目、人形使いは無事に帰れるのか!
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夏コミ思い出し日記その1

2025-08-19 23:49:41 | それさえも平穏な日々
 はい、しっかり休息も取ったので早速やっていこうと思います夏コミ思い出し日記。
 今回はこれからコミケに参加する人たちに向けて、実際に持っていった熱中症対策グッズについても書いていきたいですね。
 
・8月15日(金)
 出発前夜。
 原稿は無事受け取り、もろもろの準備もしっかり整えてたので焦ることなく出発当日を迎えます。
 いつものように新大阪駅から夜行バスへ。毎回書いてますが本当に楽になった……以前はわざわざ料金ケチって大阪駅から乗ってたんですが、夜行バス乗り場が大阪駅から結構離れてた上に野外なので夏は暑い冬は寒い、そして人多いで大変でしたが新大阪駅へは歩いていけるし人も少ないしで本当に本当に楽になりました……。そもそも料金そんなに変わらんしな……。
 そんなこんなで無事夜行バスに乗ります。数年前は生活リズムがおかしくなりがちで夜行バスではずいぶん寝られなかったりもしましたが、最近はしっかり夜に寝て朝に起きる生活が出来ているのでスコーンと就寝。
 しかし、そのあとに大きなトラブルが待っているとはこのとき誰も知らないのであった……。
 
・8月16日(土)
 コミケ当日。
 到着は6時ごろだったのに、外を見るとまだ東京には近づいていない様子。
 まさか……と思ったら、「高速道路の事故で2時間遅延してる」という車内アナウンスが!
 しかもなんか寝てる間に雨も降ってた感じ。
 これまでも夜行バスが遅延したことは何度かありましたが、ここ数年は遅延はなかったし2時間という大幅な遅延は多分10数年ぶりだった気が。
 というわけで今回は、東京駅に着いたのが8時ごろ。そこから直通バスに乗って会場に着いたのが9時前という久々の重役出勤でした。まあサークル入場には間に合ったのでよかったものの、久々の大幅な遅延でかなり焦りました……。
 しかし今回は改善点もありました。今回は東京での交通機関の利用に、いつも使ってるPITAPAカードをチャージしといたのでいちいち小銭を用意する手間が省けました。今更とか言わないで。
 PITAPAカードは関東圏では使えないものだと思い込んでましたが、それはポストペイ機能のみ。チャージしての利用なら関東圏でも使えるということが判明したので事前にチャージしておきました。
 これまでは直通バスや在来線に乗るときにはいちいち小銭を用意してたんですが、財布の中に小銭がなかったときにはいちいち自販機を探してお札を崩さないといけないという非常にめんどくさいことになってました。
 そういや去年の夏コミのときは朝のクッソ暑いときに自販機探して東京駅を彷徨ってたり、過去には帰りの直通バスの列に並んでから小銭がないのに気づいたりと実にめんどくさいことになってましたが、これからはその煩雑さから永久に開放されたのでとてもいい。特に直通バスにスムーズに乗れるのはとてもいいですね。
 焦りつつも無事にスペースに到着。ラストバロッカースタンディングの片割れたるサークルさん「時計の番人」さんが設営完了している隣でえっちらおっちら設営を進めます。
 今回のスペースはこんな感じ。
 
 
 捌けるかどうかはわかりませんが、貴重なイベント参加の機会ということでコミケには基本的にすべての既刊を持っていくことにしています。
 となるとかなりの種類を並べないといけないので、こないだから紙棚を使ってますがこれでなんとかすべての既刊を並べることができました。
 しかしこれは反省点なんですが、4段ある棚だと座った状態からは視界が遮られて向こう側が見えないんですよね。万が一のことがあってもこれだと気づきにくいだろうし、棚を置いている側から人が来たときに気づきにくいというデメリットもあります。
 サークルで扱っているものや数にもよるでしょうけど、周りもそんなに高さがある棚は使ってなかったようなので、縦ではなく横に広げる方向にしたほうが良かったと反省。またこれは結果論ではありますが、バロックで参加しているコミケでは他のジャンルの本はほとんど出ないので無理して全部並べなくてもいいかな……とも思います。特に夏コミは気候のせいもあって冬コミと比べると明らかに来る人の数が減りますし。このへんは一考の余地ありかな。
 そんなこんなでなんとか設営完了。そうしてるとこないだのゲームレジェンドで一緒に参加した「Ether Valkirie」のLimさんが挨拶に来てくれたので新刊交換。次のゲームレジェンドはどうしようかな。あと冬コミの委託はOKなのでよろしくお願いします。
 お隣の「時計の番人」の伽染さんとも新刊交換&ご挨拶を済ませたところで開場のアナウンス。
 これまた毎回書いてますが、コミケのこの瞬間の会場内の一体感、そして一般入場開始による熱気の盛り上がりがたまらん。夏コミは正直なところ、体力的・気温的にキツくはなってきましたが、やはりこの瞬間はリアルイベントでしか味わえませんよ。
 前述の通り、夏コミは冬コミに比べて気温のことがあるので参加のハードルが年々高くなっていますが、そんな中で今回スペースに来てくれた方には感謝です。
 我が個人サークル「人形の城」ももうかなり長い間コミケにバロックサークルとして参加していますが、だんだん毎回来てくださっている方の顔を覚えてきました。わたくし人形使いは人の顔をあんまり覚えないタイプですが、そんな人間が年2回のイベントで顔を覚えるってすごいことですよ。ありがてえありがてえ。
 また、Twitter(頑なにXとは呼ばない)でフォローしてくださっている方も来てくださってたりしてとてもうれしい。わざわざ来てくださりありがとうございました。
 1日目は回るサークルさんはSTG関連くらいで、場所も近くだったのでサークル周りは一瞬で完了。
 また今回は、バロック島の外にコミケ初参加のバロッカーさんであるみらいさんのサークル「りぐしろっぷす」さんが参加しているので突撃します。ここ数年はバロック本が自分のところを含めても2冊しかなかったんですが今回は3冊! 3冊あります! この+1はバロッカーにとっては非常に大きな+1だと言っておく。
 STG関連では、いつも新刊を手に取ってくれてる「ほずみつきの」さんのほずきみつきさんのところに行きました。今回はあんまり新規開拓はしませんでしたが、STG系のサークルさんも余裕があったら開拓していきたい。
 1日目のサークル周りはあっさり終わりましたが、充実度はやはりこのクッソ暑い中大阪から夜行バスで来た甲斐があったと間違いなく言えます。暑いのは熱中症対策でどうにかなりますが、この充実度だけは現地に行かないと絶対に得られませんからね。
 1日目はサークル参加だったので帽子などが必要なくらい暑さがつらい状況ではありませんでしたが、1.5リットル入りの水筒を持っていったのは大正解でした。屋外に並ばなくていいと言っても水分・塩分補給は必要なので、500mlのペットボトルなんてすぐ飲み干してしまうんですよね。それにゴミも出るし。
 当初は1.5リットルは流石に多すぎるか?とも思いましたが、会場から出てホテルに戻る頃にはほとんど飲み干してました。飲み物を買いに行く手間もないのでこれからも水筒を活用しようと思います。
 お昼を過ぎると客足も止まった感じなので、ちょっと早いですが3時で撤収作業を開始。館内にいるうちは楽なんですが、実はコミケでいちばんつらいのは帰りの直通バスの列なので、夕方になって日差しがキツくなってさらに長蛇の列ができる前に会場をあとにします。
 直通バス乗り場は、当然のことながらみんな同じように暑くなる前に会場から出ようと考えてるので結局長蛇の列ができているという。屋根がないのでタオルを被って日光から頭を守りながら列に並びます。
 帰りのバスでは座れるかどうかという運ゲーが始まるんですが、わたくし人形使いは日頃の行いのせいかけっこうな確率で座ることができる感じ。今回もちょうどいいところで新しいバスが来たので座ることができました。貴重な回復時間なのでここで体力を回復しておきます。
 直通バスが東京駅に到着したのは5時ちょっと前。去年の夏コミに比べるとそこまで暑くはなかったかな。そこからいつものカプセルホテルに――の前に、今回は数年ぶりとなるバロッカー同志のしおのりさんとの久々のトークが待っている! 俺達の戦いはこれからだ!
 夏コミ思い出し日記その2に続く。(キートン山田の声で)
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夏コミお疲れ様でした!

2025-08-18 23:16:20 | それさえも平穏な日々
 というわけで、今年も灼熱の東京ビッグサイトから無事帰ってきました人形使いです。
 感想としては去年よりも熱中症対策を万全にしていったので思ったほどキツくはなかった感じでしたね。まあ気温と体力の衰えはどうしようもないですが……。
 ともあれ、なんとか無事で帰ってこられたのはよかったよかった。まあ2日目のあとに食いすぎて東京駅のトイレでぶっ倒れたりしてましたが……。
 さておき、まずは今回このクッッソ暑い中スペースに来てくださった方、参加者の皆さん、そして運営スタッフの皆さん、お疲れ様でした。ほんとにお疲れさまでした……。
 冬はともかく夏はこの熱気の中、サークル参加はともかく一般参加はかなりキツくなってきましたが、やはりこうして現地に行かなくては得られない栄養があるもの。なので、来年も再来年も、熱中症対策を万全にして挑みたいもの。しかしもう館のあいだを移動するだけの体力と気力はないのですヘロヘロ。東館に留まるだけで精一杯。
 またこの件については恒例の思い出し日記で書きますが、夜行バスの到着が遅れるというトラブルもありましてだいぶ焦りましたが、会場の中では順調に予定を消化できたと思います。
 さて、無事夏コミが終わったからと言ってまだまだ油断はできません。次は紅楼夢、そして冬コミです。もはや今年が終わるまで急速のときはない。俺達の戦いはこれからだ!
 しかしその前に休息を取らせてください……。明日からは恒例の思い出し日記を書いていきます。
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「ニャアンとコンチの秘密の時間」投稿しました!

2025-08-15 20:53:13 | 小説の書き方
 夏コミ出発前日です。
 毎回コミケまでには終わらせときたいと思いながら終わってないことがたくさんあるんですが、今回は成し遂げたぞ!
 というわけで、今回の夏コミ新刊の表紙を描いてくれたバロッカー同志のなまねこさんへのお礼SS「ニャアンとコンチの秘密の時間」完成しました!
 リクエスト内容は「ニャアンとコンチでかわいいの」とのことだったので、本編終了後に二人きりになったときのニャアンとコンチを書いてみました。そういやガンダム作品の二次創作を書いたのはこれが初めてだな。
 なまねこさんも喜んでくれたようなのでとてもよし。これで心置きなく夏コミに参加できるというものです。それでは皆さん、明日は東テ-49aで俺と握手!
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夏コミ荷造り完了!

2025-08-14 23:32:32 | それさえも平穏な日々
 もういくつ寝ると夏コミ。とか言ってる間にもう明後日はコミケですよ。
 いつもはコミケ前にやれ小銭がないだの千円札おろしてくるの忘れただのと慌ててることが多いんですが、今回は出発日前日に必要なものをすべて準備できたのでとてもえらい。「それが当たり前」とか思った人は人としてのぬくもりを思い出して。
 そして今回は、コミケにおけるめんどくさいポイントのひとつである「直通バスに乗ろうとしたら小銭がない」を解消するべくPITAPAカードにチャージしてきました。もっと早くやっとけよとか思った人は人としてのぬくもりを思い出して。これ地味にめんどくさかったんですよね。コミケでは100円玉がどんどんなくなっていく反面10円玉は出ないので直通バスの220円は意識してないと財布の中に残らないという。いちいち自販機で小銭崩すのもめんどくさいですし。
 そして着替えやら宝の地図やらサクチケやらを確認して準備完了。やはり出発当日にバタバタするのは心臓に悪いので、前日に準備を済ませておかねば。
 あとはまあディスプレイ関連ですかね。我が個人サークル「人形の城」の作品はまあ正直なところちゃんと表紙を依頼したもの以外はぱっと見で何の本かすらわからないので、今回からは簡単な説明カードを見本誌に着けておこうと思います。
 コミケに参加するようになってもう長いですが、やはりこの出発前日はドキドキしますね。明日出発前にもう1回忘れ物がないか確認して、万全の状態で挑みたい。特に今回は熱中症対策グッズが必須なので色々用意していかねば。
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ペンギンSFアンソロジー感想その22

2025-08-13 23:04:53 | 同人誌感想
 ※この日記は8/20に書かれていますが気にしないように。刻が未来に進むと誰が決めたんだ。ターンAターン。
 
 ペンギンSFアンソロジー感想も後半戦に突入。8月中には書き終わるかな?
 
・愛はすべての通り君でした(只鳴どれみ氏)
 「奇妙」という言葉がまさにぴったりの文体に圧倒される一編。
 本作から感じるペンギンイメージは「棺」。いずれ来る別れのための棺。
 「何事かを意図的に演出する」というのは難しいことですが、本作では明らかに意図的に読みづらい、もどかしい、まるで糸がもつれたかのような地の文が用いられています。
 この意図的な読みづらさを演出された文体、読んでて主人公の思考のもつれというか、言いたいことが頭の中にいっぺんに溢れてなにから喋っていいのかわからないときのあの感覚を感じました。
 そしてこの意図的な読みづらさの文体から紡がれる独特の語彙がいいんですよね。「二人は両思いでした」をどうやったら「お互いに、お互いさまに恋でした」なんて書けるのか。
 この文体、果たしてロジックで書いてるのかセンスで書いてるのかどっちなんでしょうかね。
 そして本作、非常にクセのあるもつれた毛糸玉のような文体をほぐしていくと現れるのはストレートな別れに至る物語。一連の物語は「喪」の作業であったと感じました。狂騒的な作中の展開からの静謐を感じる終わりが好き。
 
 今日はここまで。
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ペンギンSFアンソロジー感想その21

2025-08-12 20:55:35 | 同人誌感想
 あといくつ寝ると夏コミ。この時期になると相変わらずドキドキと不安がないまぜになってきます。
 熱中症対策グッズはいろいろ用意しておかねば。特に水分と塩分補給は必須なので今回は水筒を持っていこうと思います。1.5リットル入りでけっこう重いんですが背に腹はかえられぬ。
 さておき、ペンギンSFアンソロ、読む方は下巻ももうすぐ読み終わりそうなのでコミケ前に読んでしまいたい。
 
・Welcome to PENGUIN LAND!(七名奈々氏)
 非日常は空から降ってくるのがお約束。本作は、ある日空から降ってきたエンペラーペンギンがきっかけとなって始まる非日常の物語。
 本作から感じるペンギンイメージは「非日常への入口」。
 一口に「非日常」と言っても色々ありますが、本作では「遊園地」を非日常の存在にしてるのが、子ども目線の物語という感があって好き。
 そして主人公であるアカリの抱える親との確執、そしてその結末はなんというか、この世からこの世ならざる世界の存在になってしまった感があって、一見ハッピーエンドに見えて実は不穏なエンドに思えました。
 そもそも子供の世界はごくせまく、さらには両親という大人に支配されているもの。そんなごく狭く不自由な世界から、人と鳥両方の「人鳥」の名を持つ生き物によって連れ出されるというのは、これ一種の神隠しだよな、とも思いました。
 
・合否前夜(押田桧凪氏)
 わずか4ページの掌編小説で、なんとも不思議な読後感のある作品。
 本作から感じるペンギンイメージは「記述」。
 本作は学校での試験中、作文問題の答案用紙が置いてある机の上という非常に狭い世界の中で展開して終わる作品。答案用紙に書かれた問題は「ぺんぎんとは何か説明しなさい」。
 これもしかして、本アンソロジーの「ペンギンでSF」ってテーマそのものに対する回答だったりするんじゃなかろうか。「ペンギン」というテーマについてひたすら思考するという。
 こうした主観視点かつ主人公の思考をメインにした作品だと、ついつい作中キャラではなく作者本人の語彙力や思考力が表に出てきてしまうもの。しかし、本文は「私立中学を受験する小学6年生」という設定をしっかりエミュレートしてて、いかにも小学生が必死に考えて書いた文章になってるのが文章力を感じます。
 
 今日はここまで。
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ペンギンSFアンソロジー感想その20

2025-08-11 22:58:40 | 同人誌感想
 さて今週末はいよいよ夏コミ。それまでになるべくペンギンSFアンソロジー感想を進めておきたいですね。あとこのgooブログも10月で閉鎖されるので、移行先を決めて引っ越しを進めなくては。
 
・ペンギンコード(甘衣君彩氏)
 ペンギンの生活する大海原をSNSに置換したお話。
 本作から感じるペンギンイメージは「孤独」。
 本来なら群れで生活する動物であるペンギンですが、本作では孤独を志向する性向を持つ人間を「ペンギン型」と分類しています。主人公である郡前氷河は典型的なペンギン型の人間で、SNSにおける自分が行きやすい世界を志向した結果、誰からも干渉されず誰とも関係を持たなくていい設定を作り、ひとり孤独の中に安らいでいます。
 ……という描写があるからこそ、逆説的に他人の声というノイズに溢れたSNSの世界が際立って感じられました。どれほど孤独を志向して他者との関係を断とうとしても、まるで水が染み込んでくるかのように他者の声が聞こえてくる描写にはホラーの味わいすら感じました。
 ペンギンにとって南極は「天敵のいない土地」なわけですが、本作においても郡前は天敵がいない土地=他者から干渉されないVR世界に文字通り没入(ジャック・イン)していきます。完璧な孤独。これもまたひとつの幸福、楽園のかたちなんだなあと感じました。
 
・ほの明るい空の下で(蒼桐大紀氏)
 時は2204年、木星第三衛星ガニメデの調査現場を舞台とした作品です。
 本作から感じるペンギンイメージは「いるかも知れない存在」。
 本作におけるペンギンは、ガニメデの過酷な環境とそこでの各種調査のために人為的に乱された変異種。この設定だけで3杯イケますねもぐもぐ。
 そんなガニメデペンギンと人間の主人公のコンビが挑むガニメデの調査の描写は、テクニカルタームをふんだんに取り入れたそういうのが好きな人にはたまらないもの。いつもの退屈な調査だと思っていたら……のお約束展開からの緊迫感ある脱出劇。そしてそこからのラストのどんでん返しという構成が実に堅実で物語建築強度の高さが伺えます。
 フィクションに登場するペンギンには「可愛い」以外にもそのモノトーンの佇まいから「クールかつニヒル」といった印象があるもの。本作のガニメデペンギンであるアルフの言動もそのイメージによく合っていたと思います。
 
 今日はここまで。
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ペンギンSFアンソロジー感想その19

2025-08-10 20:54:05 | 同人誌感想
 今日はゲームパビリオンでしたが、ちょっと頭痛があったのでおやすみでした。
 さていよいよ来週末は夏コミですよ。時の流れは早いなあ。サークルチェックなどなどは終わったので、あとは熱中症対策グッズを用意せねば。
 
・ペンギンループ(惣山紗樹氏)
 ペンギンの出現をきっかけとして発生したループ現象を舞台とした作品。
 本作から感じるペンギンイメージは「特異点」。
 タイムループという現象のポイントとして配置する動物としてペンギンを配置されるとなんだか妙な納得感があります。
 こうしたタイムループの見どころは、もちろんいかにしてループを抜け出すか?なんですが、本作では突然ループが解除されます。その理由は最後でふっと明かされるんですが、ちょっと考えて「あーなるほど!」と気づきました。なんならタイトルですでに仕掛けられてたわけですね。
 また、ループに巻き込まれた兄弟の閉塞感や開き直りなど、ループ中の精神状態もしっかり書かれており緊迫感を感じられました。
 
・人間になったペンギンの話(つるよしの氏)
 ある朝目を覚ましたら、突然人間になってしまっていたペンギンの話。
 本作から感じるペンギンイメージは「醜悪な生き物」。
 地球に動物数あれど、ペンギンと聞けばまず出てくるイメージは「可愛い動物」でしょう。しかし本作はそれとは全く正反対に、「人間になってしまったペンギンから見たペンギン」をあえてひどく醜悪なものとして描くことで、主人公にいわゆるアイデンティティ・クライシスとしての揺さぶりをかけます。
 そして主人公が出会った同じく元ペンギンである女性の最後の行動がかなりぞっと来ました。こういうの好き。折しもこの猛暑の夏という時期にこの作品を読んだのがいい感じに効きましたね。
 
 今日はここまで。
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