どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集@そごう美術館』なのだ

2013年09月07日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

上野の<麺屋武蔵 武骨相傳>でラーメンを食べたぼくらわ 横浜に移動して もう終わってしまったけど そごう美術館で 9月1日まで開催していた<福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集>を見たのだ



ぼくが気になった作品をちょっとご紹介するのだ

伊藤若冲が描いた<付喪神図>なのだ


ぼくらが最も見たかった作品なのだ いろんな物が年月を経て 妖怪になっているのだけれど ユーモラスで可愛くて 見ていて お友達になりたいって 思ちゃったのだ


円山応挙が描いたと伝えられる<幽霊図>なのだ


この幽霊図わ 全く怖くないし キレイな幽霊でお会いしたいくらいなのだ うろ覚えで 間違っているかもしれないけど 確か 亡くなって 夢に出てきた 応挙の奥さんをモデルに描いたと思うのだ


あと 円山応震が描いた<妖怪図>も良かったのだ(※画像わ 部分なのだ)



夏休みの子供向けの展示だったけど 肉筆の幽霊画・妖怪画などわ まとめて見れないから 今回見に行けてよかったし 若冲の付喪神に会えた その一言に尽きるのだ

子供向けの解説もあったし 美術館に 普段見に行くことのない人でも 楽しめる展示だったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


そごう美術館 <福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集> 終了しました

http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/13/0727_yureiyokai/index.html

作品リスト
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/13/0727_yureiyokai/pdf/mokuroku.pdf




展示構成

プロローグ 笑う骸骨

第1章 幽霊画の世界
1-1 肉筆幽霊画
1-2 歌舞伎の幽霊画

第2章 妖怪画の世界
2-1 百鬼夜行と妖怪図巻
2-2 鬼
2-3 天狗
2-4 人間
2-5 妖怪動物園
2-6 実録 化物退治

今回展示していた作品は、日本画家でもあった吉川観方コレクションの一部だそうで、私が見に行ったのは、後期展示だったので、約120点を展示していました。(※前後期合わせると160点を展示)


気になった作品

1.波上白骨座禅図 伝・円山応挙(※画像は、部分)


画像は、骸骨部分のみ。こう見ると、目のあった部分に見える奥にある骨が、瞳のように思えてしまう。確かこの作品は、過去2回ほど見たような・・・?


5.相馬の古内裏 歌川国芳


本来は3枚続きなのだが、このように骸骨の部分を強調するように2枚での展示でした。

※画像が小さいですが、参考として、3枚続きの画像を載せます。



7.平清盛怪異を見る図 歌川広重


3枚続きの作品。木の枝や、岩など雪の積もっている部分には、骸骨になっている。でも、その骸骨は怖くなくて、どちらかと言えばユニークな印象を受ける。


10.幽霊図 伝・円山応挙


美しい幽霊が描かれ、足は描かれていない。この掛け軸は、幽霊の描かれている部分以外の表装に、ススキなどを描いている。

<美しい幽霊画>で思い出したが、かなり前に全生庵で見た、美人画のようなすごく美しい幽霊画をまた見たいと思った・・・。(全生庵の幽霊画は、8月のみの展示なので、来年見に行こう。)


12.幽霊図 伝・円山応挙(※画像は、部分)


NO.10の作品と一緒で、円山応挙が描いたと伝えられる作品。こちらは、結構怖く、あまり直視したくなかった・・・。


15.墓場の幽霊図 祇園井特

卒塔婆から、ぬーっと現れたように描かれた幽霊で、顔は怖い。説明が下手で申し訳ないが、幽霊の足の部分が、マンガの幽霊のような感じだった。


22.幽霊図 渓斎英泉(※画像は、部分)


若い女性の生首を持つ女性の幽霊。肌が青白く、口から血をたらし、今回展示していた作品の中で1番怖かった。この幽霊は、嫉妬に狂って若い女性を殺したそうです。


38.幽霊図 暁観

黒々とした髪の毛が印象的な女性の幽霊。片方の乳房が出ており、子供を探しているか、悲しげな表情をしていた。


43.朝霧・夕霧 吉川観方

解説には、『右幅には、朝化粧をするお岩、左幅には、団扇を手に蚊遣火の煙から現れたお菊が描かれている。』と書かれていました。


76.付喪神図 伊藤若冲(※画像は、部分)


こんなに可愛い付喪神なら、出てきて、肉眼で見てみたい・・・。

※付喪神は、百年を経た器物に精霊が宿り、妖怪になったものだそうです。


86.百妖図巻 佐脇嵩之(※画像は、<猫また>のみ)


様々な妖怪が描かれ、1つ1つに解説もあるので、分かりやすい。中でも、すました顔で三味線を弾く、猫またが良かった。

解説には、『三味線を弾くのは、素材にメス猫の皮が使われたため。』と書いてあった。

解説を踏まえて見ると、三味線になったメス猫を思い出しながら弾いている?ちょっと悲しい感じの絵なのかもしれない・・・。



会期末で結構混んでいましたが、見に行って良かったと思いました。

1点1点解説文もありましたし、分かりやすい展示で、見ていて面白かったです。ただ、インパクトのある怖すぎる作品もあったのが、ちょっと印象に残り過ぎるのが、ちょっと嫌ですが・・・。また、幽霊画などを見たいと思いましたし、福岡は遠いので、来年の夏(8月)に全生庵に見に行こうと思っています。


今回も素晴らしい作品を見れましたし、美味しいものを食べることが出来て、良かったです。

ありがとうございます。



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