どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント@東京都美術館』なのだ

2022年01月06日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<リンシェメ>でランチをしたぼくらわ 去年のことだし もうとっくに終わっている展覧会だけど 東京都美術館で開催していた<ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント>を観に行ったのだ



もうとっくに終わっている展覧会だし 感想わ えこうに任せるのだ

東京都美術館 <ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント> 終了しました

https://www.tobikan.jp/exhibition/2021_vangogh.html

作品リスト
https://www.tobikan.jp/media/pdf/2021/vangogh_worklist_1.pdf




展示構成

1.芸術に魅せられて:ヘレーネ・クレラー=ミュラー、収集家、クレラー=ミュラー美術館の創立者

2.ヘレーネの愛した芸術家たち:写実主義からキュビスムまで

3.ファン・ゴッホを収集する
 3-1.素描家ファン・ゴッホ、オランダ時代
 3-2.画家ファン・ゴッホ、オランダ時代
 3-3.画家ファン・ゴッホ、フランス時代
 3-3-1.パリ
 3-3-2.アルル
 3-3-3.サン=レミとオーヴェール=シュル=オワーズ

特別出品 ファン・ゴッホ美術館のファン・ゴッホ家コレクション:オランダにあるもう一つの素晴らしいコレクション

クレラー=ミュラー美術館のファン・ゴッホの初期~晩年までの油彩28点、素描・版画20点とゴッホの同時期の画家の作品20点、そしてファン・ゴッホ美術館のゴッホ作品4点、合わせて72点が展示していました。


気になった作品

8.カミーユ・ピサロ 2月、日の出、バザンクール

日の出の穏やかな陽の光に包まれている作品だった。


14.オディロン・ルドン キュクロプス


一つ目の巨人族キュクロプスのポリュフェモスが恋慕うニンフのガラテアを優しいほほ笑みで見ており、ルドンの絵画が幻想的な色彩がいい。


15.5ジェームズ・アンソール キャベツのある静物


ちょっと不思議な空間の静物画。作品タイトルにある紫キャベツや他の野菜がテーブルに乗っており、画面全体が白を混ぜたような淡い色彩いいが、左上から顔を出している人形?が少し怖い。


19.ピート・モンドリアン グリッドのあるコンポジション5:菱形、色彩のコンポジション


ひし形の作品で、色はグレー系の色で統一されているからか、観ていて落ち着く。


51.フィンセント・ファン・ゴッホ 青い花瓶の花


手前の花瓶に差してある花々は印象派風で背景は新印象派の点描に近い描き方をしていた。オランダ時代の作品と違って色彩が華やかで空色というか、青の花瓶がいい。


52.フィンセント・ファン・ゴッホ レストランの内部


点描技法が試みられた作品で、8年ぶりに観た。


55.フィンセント・ファン・ゴッホ 糸杉に囲まれた果樹園


観ていて力強いって印象がありました。


58.フィンセント・ファン・ゴッホ 種まく人


紫と黄色の強烈な補色の対比を用いて、本作を描いたそうで、なんとなくだが、宗教画(神話画)のように感じました。


60.フィンセント・ファン・ゴッホ サン=レミの療養院の庭


2回ほど観ている作品で、毎回思うのだが、照明の関係かもしれないが花々や緑の木々の色彩がキラキラしていて生命力を感じる。


67.フィンセント・ファン・ゴッホ 夜のプロヴァンスの田舎道


解説には、こう書かれていました。
『糸杉は、ファン・ゴッホがサン=レミで取り組んだ主要なモティーフの一つ。糸杉の暗い緑の色調に魅了されるも、手紙ではそれを表現する難しさを繰り返し述べている。南仏滞在のおそらく最後に描いた作品では、豊かな色調の緑が重ねられている。現実の風景の観察だけでなく、記憶と想像も駆使して描かれた、南仏滞在の集大成。』

ゴッホのウネウネした背景とかは、不安感とかを感じるのだが、この作品は力強い感じのウネウネで不安感などを感じず、一つ一つが意志(生命体?、意識の集合体?)を持っているように思った。


71.フィンセント・ファン・ゴッホ サント=マリー =ド=ラ=メールの海景


ダイナミックな波はペインティングナイフを用いて描いているそうです。


72.フィンセント・ファン・ゴッホ 黄色い家(通り)


解説にはこう書かれていました。
『純粋なコバルト色の空と、硫黄のような太陽のもとにある家とその周辺を描いた作品で、本当に難しい題材だった!とテオ宛の手紙で説明されている。ファン・ゴッホは、ここに芸術家仲間が集い、ともに制作することを夢見ていた。本作を描いた翌月、ポール・ゴーガンが合流したものの、共同生活はわずか2カ月で終わりを迎えた。』

青の空、5種類くらいの異なる黄色を使った家々、道、緑の扉や窓枠など色の組み合わせがいい。


あと、ルノワールの<カフェにて>も良かった。



展覧会のチラシの画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
   


終わってしまった展覧会の感想なので、備忘録となってしまったが、クレラー=ミュラー美術館のゴッホの作品をたくさん見れたし、初めて観たけど、16年ぶりの日本に来たゴッホ美術館の<黄色い家>も見れて良かった。

クレラー=ミュラー美術館の作品ということで、しいて言えば<夜のカフェテラス>や、<アルルの跳ね橋>も日本に来てくれればって思いました・・・。

参考として、<夜のカフェテラス>と<アルルの跳ね橋>の画像も載せます。





この後わ 御徒町駅に移動して<御和菓子舗 うさぎや>に移動したんだけど そのことわ 今度書くのだ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。