どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『オルセー美術館展 印象派の誕生 -描くことの自由-@国立新美術館』なのだ

2014年07月30日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<トラットリア・イル・フィーゴ・インゴルド>でランチをしたぼくらわ 国立新美術館に移動して 10月20日まで開催している<オルセー美術館展 印象派の誕生 -描くことの自由->を見たのだ



ぼくら気になった作品を ちょっとご紹介するのだ

アレクサンドル・カバネルの描いた<ヴィーナスの誕生>なのだ


閉館した青山ユニマット美術館と アレクサンドル・カバネルと アドルフ・ジュルダンの共作?のダヘッシュ美術館作品を見たことがあるけど これが元祖の作品で 青山ユニマットの作品と比べたら かなりの大きさだと思ったのだ

ぼくらわ この作品が大好きで ずっと見惚れていたし また お会いしたいのだ 


最初の方に展示していた エドゥアール・マネが描いた<笛を吹く少年>なのだ


他のマネの作品に比べて 筆致が荒くないような気がするのだ 平面的な画面を描いているからか この少年わ 今にも動き出しそうな気がするのだ

あと 楽器を奏でる人って 指や手がキレイな印象があるんだけど この少年の手わ 黒ずんでいて汚れているように見えたのわ 気になったのだ

追記:作品の右下の方にわ サインらしきものが2つあるのわ 疑問なのだ


ジャン=フランソワ・ミレーが描いた<晩鐘>なのだ


ぼくらわ この作品をずっと見たかったのだ たしか 2003年?くらいにBunkamuraで展示されて以来の来日だと思うのだ その時わ えこうも美術館巡りを趣味にしてなかったので えこう共々初めて見れて良かったのだ

この作品をずっと見ていると なんとなくだけど 宗教画を見ているような 厳かな気分になるのだ

女性の右側にわ 教会の鐘楼らしきものが見えるから あちらから 鐘の音がなっているんだろうなぁ って思ったのだ


クロード・モネが描いた<死の床のカミーユ>わ 印象に残ったのだ


この作品を見ていて 悲しいのけど ぼくらにわ カミーユが満ち足りた表情をしているようにも思えたのだ

右下にあるモネのサインがあって 最後の『T』の文字が滲んで? ハートマークになっているように見えたのだ モネが意図的にやっていたら なんてロマンチックなんだろうって思ったのだ

世田谷美術館で展示中の<ラ・ジャポネーズ>を見た後に この作品を見ると なんだかなぁ~ って思うのだ(※この作品わ 展示してなくて 参考として画像を載せているのだ)



この展覧会わ ぼくらの中で年間ベスト10入り決定の素晴らしい展覧会で 時間がゆるすのであれば もう何時間でも見たかったくらいだし 時間を作って もう1度見に行こうと思っているのだ

今回わ ポストカードが150円だったし たくさん惹かれた作品があったんだけど ミニ図録なら 1300円で 一部の解説と 全部の作品を載っているし 気に入ったポストカードを全部買うより お得だと思ったので 今回購入したのだ なので えこうの感想でわ 気になった作品わ すべて画像付きなのだ

あと 会場内が 冷えるので ストールなどを持っていくといいと思うのだ でも 美術館でも ストールみたいなものを貸し出してくれるので もし忘れても 大丈夫なのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

国立新美術館 <オルセー美術館展 印象派の誕生 -描くことの自由-> 10月20日(月)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/orsay2014/index.html

公式サイト
http://orsay2014.jp/

作品リスト
http://orsay2014.jp/image/list.pdf




展示構成

Ⅰ.マネ、新しい絵画

Ⅱ.レアリスムの諸相

Ⅲ.歴史画

Ⅳ.裸体

Ⅴ.印象派の風景 田園にて/水辺にて

Ⅵ.静物

Ⅶ.肖像

Ⅷ.近代生活

Ⅸ.円熟期のマネ

印象派、レアリスム、アカデミスムなど、84点を展示していました。


気になった作品

1.エドゥアール・マネ 笛を吹く少年


解説には、こう書かれています。
『モデルはマネの友人の軍人がアトリエを連れてきた少年だと伝えられています。奥行きの曖昧な背景の処理には17世紀スペインの画家ベラスケスの影響が指摘されていますが、色面を並置したかのような平面的な描き方は、浮世絵からも着想を得ていたようです。この作品は1866年のサロンには落選したものの、若き批評家エミール・ゾラに絶賛されました。』


6.フレデリック・バジール バジールのアトリエ、ラ・コンダミンヌ通り


解説には、こう書かれています。
『絵の前でステッキを手に語るのはマネ、モネ(またはシスレー)が、その背後に立ち、階段から覗き込むゾラ(またはアストリュック)を、階下に腰かけたルノワールが見上げています。そして、長身のバジールはマネによって描き加えられました。バジールが普仏戦争で命を落とす数か月前に完成された本作は、若き画家たちが集い、絵画について議論を交わした様子を伝えてくれます。』

解説には、載ってなかったが、画面の右のピアノを弾く男性は、誰だったんだろう?間違っていると思うけど、カイユボットあたりだろうか・・・?


8.ジャン=フランソワ・ミレー 晩鐘


解説には、こう書かれています。
『農民だったミレーの祖母は、夕刻、祈りの時を告げる鐘が鳴ると、みなに畑仕事を中断させ、死者のために祈らせたそうです。ミレーはその想い出をもとにこの作品を描きました。一心に祈る農民夫婦の姿は、素朴でありながら、尊厳にあふれています。ミレーの描く農民の情景は、近代化が進むパリのブルジョアたちの胸に、牛なられていく自然への郷愁を誘うものでありました。』


16.ギュスターブ・カイユボット 床に鉋をかける人々


解説には、こう書かれいます。
『近代都市パリの労働者階級の人々を描いたこの作品は視線を高くとった斬新な構図や描写の生々しさが批判され、1875年のサロンに落選しました。しかし、カイユボットはこれを機に印象派への参加を決意します。1876年の第2回印象派展に本作を含む8店の絵画を出品し、一躍注目を浴びました。』

去年の<カイユボット展>でも展示されなかった作品だっただけに、今回見ることが出来て本当に良かった。窓の光に照られて、反射した床の表現がいい。


23.アンリ・ポール・モット ベリュスの婚約者


解説には、こう書かれています。
『アカデミズムの最後の世代に属する画家モットは、古代バビロニアの伝説に着想を得て、この作品を描きました。暗い聖域の中にそびえるのは、巨大なペリュス神の像です。その膝の上には捧げ物として美しい裸の娘がのせられ、足元には見張りのライオンがいます。右奥には、娘を一人残し立ち去る神官たちの姿が見えます。』

劇場の一場面を見ているように思える。美しい女性にスポットライトがあたり、物語のハイライトを迎えるような気がした。


24.ウィリアム・ブグロー ダンテとウェルギリウス


解説には、こう書かれています。
『地獄に落ちて激しく争う2人の罪人を、赤い衣のダンテと月桂冠を被るウェルギリウスが眺めています。19世紀に再評価が進んだダンテの「新曲 地獄編」を主題に、ブグローが弱冠25歳でサロンに出品下本作作は、解剖学や、明暗法に基づくアカデミズムの教育が目指した真に迫る人体表現のひとつの到達点といえるでしょう。』

腰に膝蹴りをし、喉元に噛みつき、迫力が凄い。画面右側にもいくつかの争いの後が見られるが、ダンテたちは、この場面を見て何を思ったのだろう?


25.アレクサンドル・カバネル ヴィーナスの誕生


解説には、こう書かれています。
『この作品は1863年のサロンで絶賛され、ナポレオン3世による国家買い上げという名誉にあずかりました。うっすらと目を開き、こちらを見つめる美の女神は、あからさまな官能性にあふれています。ゾラはその姿を「ピンクのマジパン」のようだと批判しましたが、当時サロンで好評を得たのは、このように理想化された身体と官能性を巧みに組み合わせた裸婦の描写でした。』


27.ギュスターヴ・モロー イアソン


解説が載ってなかったので、全く分からないが、戦(狩り)のあと祝福している場面か?モローの装飾は、細部まで美しく書くので、見応えがある。この画像では、分かりづらいが、実際はもっと美しかった。


30.オーギュスト・ルノワール 横たわる半裸の女(ラ・ローズ)


小さな作品だが、色が良かった。この画像のようにくすんだ色でなく、もっと華やかだったと思います。


32.クロード・モネ かささぎ


解説には、こう書かれています。
『ノルマンディー地方の美しい冬景色に魅せられた若きモネは、「雪の効果」を捉えることに没頭しました。青みがかった白、バラ色に染まった白、黄色を帯びた白など、精妙な色調が織り成す雪原は、陽光を浴びて輝き、やわらかな手触りすらも感じさせます。8章に展示されている大作《草上の昼食》と並び、モネの早熟ぶりを示す初期の代表作と言えよう。』

たしか、2007年で開催した<モネ大回顧展>でも展示していた作品だったと思います。あの時思ったのは、大きな画面に色の違う雪の白が印象に残っています。


37.ポール・セザンヌ 首吊りの家、オーヴェール=シュル=オワーズ


2012年の<セザンヌ パリとプロヴァンス>でも展示していた作品。


40.オーギュスト・ルノワール イギリス種のナシの木


光に包まれているかのような、ポワッとした優しい感じの色合いが良かった。


45.クロード・モネ アルジャントゥイユの船着き場



53.アンリ・ファンタン=ラトゥール 花瓶のキク



57.フレデリック・バジール 家族の集い



58.クロード・モネ ゴーディベール夫人の肖像


この作品も、2007年の<モネ大回顧展>も展示していたような・・・?ドレスのすその優雅さ?が印象に残っています。


67.ジェームス・・アボット・マクニール・ホイッスラー 灰色と黒のアレンジメント第1番


解説には、こう書かれています。
『67歳を迎えた母の健康が思わしくないことを知ったホイッスラーは、彼女の肖像画を書くことを決意しました。しかしながら、抑えられた色調や簡素な構図と、音楽用語のタイトルからは、この作品が親しい人物の肖像であると同時に、線と色彩による普遍的な美の探求の場であったことが伝わってきます。』

記憶が定かでないが、2007年、東京都美術館で実際に見たことあったような・・・?その時は、大きな作品とは思わなかったが、今回は、なぜか、やけに大きな作品だと感じた。

この作品が気に入った人は、今年の12月に、横浜美術館で開催される<ホイッスラー展>をご覧になってみてはいかがでしょうか?(※京都では、9月から開催するそうです。)


70.クロード・モネ 死の床のカミーユ


解説には、こう書かれています。
『明るい色彩に満ちた数々の作品で主役を務めたモネの最初の妻カミーユは、次男の出産後まもなく32歳という若さで世を去ります。画家モネは、永遠に失われていく妻の肉体を前に、「彼女の顔に死が刻印しようとする色彩のグラデーション」を描きとめようと筆を走らせました。』


71.クロード・モネ 草上の昼食


解説には、こう書かれています。
『マネの『《草上の昼食》に触発されて若きモネが挑んだ野心作。当初縦4m×横6mの大作でしたが、家賃が払えず大家の手に渡り、取り戻したときには損傷のため分断せざるを得ませんでした。ピクニックという近代的な主題と、葉の重なりや木漏れ日を捉える明るく細かなタッチは印象派の誕生を予感させます。』

この解説文を読んで、もったいないって思いました。

左右に分かれた大きな画像も載せます。

左側の作品


右側の作品


こう考えたら、無知だと思われますが、分けて見ると、左側の作品だけの方がいいような気がしました・・・。


73.バレエの舞台稽古


色合いがセピアの写真のように思えた。


74.ベルト・モリゾ ゆりかご


こちらの作品も、2007年に展示された作品で、嬉しい再会でした。母の子を見る慈しみの表情がいいし、ずっと見たくなります。


75.クロード・モネ アパルトマンの一隅


こちらも2007年の<モネ大回顧展>で展示していたような気がします。あと、うろ覚えなので、間違っているかもしれませんが、今回展示していた<ゴーディベール夫人の肖像>の隣か、すぐ近くに展示していたようか・・・?


78.クロード・モネ サン=ラザール駅


この作品も見たような・・・?<サン=ラザール駅>の連作って、何点あるのだろう?


82.エドゥアール・マネ アスパラガス


解説には、こう書かれています。
『本作品に先立ちマネは一束のアスパラガスを描きた静物画を800フランで売却したところ、買い主は1000フラン送ってくれました。そこで、マネは「あなたのアスパラガスの束から、1本抜け落ちました」との一言を添えて、本作を送ったそうです。晩年のマネはしばしば小ぶりの静物画を親しい人々への贈り物をして描きました。』

このエピソードを聞いて、マネって義理堅いというか、粋というか、マネのことが好きになりました。しいていえば、参考資料でいいので、一束のアスパラガスの作品の画像を載せてほしかったです。


84.エドゥアール・マネ ロシュフォールの逃亡


解説には、こう書かれています。
『マネは10年ほど前に起こった事件に触発されて、本作を制作しました。ナポレオン3世の体制に抵抗したためニューカレドニアに追放されたジャーナリスト、アンリ・ロシュフォールが小舟で逃亡する様子が描かれています。画面のほぼ全体を海で覆い尽くす構図の斬新さや、最晩年のマネ特有の荒い筆致の美しさが際立つ1点です。』

この作品が最後に展示していました。


この展覧会は、東京のみで巡回はありません!!

素晴らしい作品の数々が展示していますし、10月20日まで開催していますから、この展覧会を見に行くために旅行を計画するのもアリだと思いますよ。

あと、会場内がかなり混雑して見づらくなっているので、時間を逆算して14時か、15時くらいから見始めて、一通り見終わる頃には、閉館の1時間前の17時くらいになると思うので、その時にみたい作品をじっくり見たらいかがでしょうか?私が見に行った時には、17時過ぎ(17:30以降)には、前半の方は、かなり空いていて、貸切状態で見れましたから、参考にしてみてはいかがでしょうか?

会期末には、混んですごいことになりそうなので、早めにご覧になることをオススメします。


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て、大満足でした。

ありがとうございます。


最後に ぼくらわ 時間がなくて 後日に見に行ったんだけど 国立新美術館で9月1日まで開催している<魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展>も素晴らしかったので ぜひ こちらも ご覧くださいなのだ(※感想わ 後日載せるのだ)

↓後日 <魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展>を見た感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/f2c5af7789d14216aa11b6dfbe62d008



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