どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『「綴プロジェクト」-高精細複製画で綴るー スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展@すみだ北斎美術館』なのだ

2019年07月27日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ すみだ北斎美術館で 8月25日まで開催している<「綴プロジェクト」-高精細複製画で綴るー スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展>を見に行ったのだ



展覧会の感想わ えこうに任せるけど 一部を除きお写真がOKだった 常設展示で気になった作品を載せるのだ

ずっと前から見たかった作品で 関東大震災で焼けてしまって 白黒写真から復元されたものなんだけど 葛飾北斎<須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこやくじんたいじのず)>なのだ


ぼくのいない写真も載せるのだ(クリックすると大きな写真で見れるのだ)


解説にわ こう書かれているのだ
『関東大震災(大正12年-1923年)で焼失した板絵額の推定復元図です。弘化2年(1845年)、北斎が86歳の時に描き、牛嶋神社(墨田区向島一丁目)に奉納されて、社殿に掲げられていました。サイズは縦4尺2寸、横0尺2寸(約126×276cm)で北斎晩年の最大級の作品です。描かれているのは、須佐之男命が厄神を退治し、今後病や凶事を起こさないように、証文を取っている場面です。明治43年(1910年)刊の「国華」に掲載されていたモノクロ写真をもとに、最新技術を用いて制作当時の色彩と状態を推定復元しました。』


北斎のアトリエの再現もあったのだ


ぼくのいない写真も載せるのだ(クリックすると大きな写真で見れるのだ)


北斎と一緒にいるのわ お栄で たまに北斎が 筆を動かすので ちょっとビックリしたのだ・・・


ここからわ 企画展の感想なのだ

すみだ北斎美術館 <「綴プロジェクト」-高精細複製画で綴るー スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展> 8月25日(日)まで

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/738

作品リスト
https://hokusai-museum.jp/modules/xelfinder/index.php/view/498/%E7%B6%B4%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E9%AB%98%E7%B2%BE%E7%B4%B0%E8%A4%87%E8%A3%BD%E7%94%BB%E3%81%A7%E7%B6%B4%E3%82%8B%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%A2%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%E3%81%AE%E5%8C%97%E6%96%8E%E5%B1%95_%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88.pdf




展示構成

1章 「玉川六景図」の研究

2章 古典と伝統

3章 美人画

4章 動物と植物

5章 自然と風景

前後期合わせて139点を展示予定で浮世絵、刷物、絵本などが展示しており、フリーア美術館のものは、門外不出のため、高精細複製画が展示されています。


気になった作品

1.葛飾北斎 玉川六景図(高精細複製画)

左隻


右隻


74歳の時に描かれた六曲一双の屏風で、和歌を詠みこまれた6つの玉川(右から、京都、大阪、和歌山、滋賀、東京、宮城)を指す六玉川が題材で、フリーア美術館では右隻に人物、左隻に風景となっているが、もともとは人物と風景を一対として構成されてる可能性が高く、今回は元の構成で展示している。

なんとなくですけど、描かれている花や植物から判断すると、右から左にかけて春から冬へと1年の季節を表しているような気がした。

※フリーア美術館の画像で左隻が風景、右隻が人物。



4.葛飾北斎 千鳥の玉川図 (※7月28日まで)

↓こちらの画像が載っています。
http://hokusai-museum.jp/modules/Collection/collections/view/27

掛軸になっているが、もともと六曲一双の屏風だったそうで、残り5図も掛軸になっている。


56.葛飾北斎 雷神図(高精細複製画)


この作品が見たかった!!

雷神が太鼓を打つ瞬間の場面で、二筋の稲光、黒雲の渦がカッコいいし、畏れ多い神の姿を描いている。落款から判断すると最晩年の作品?


65.葛飾北斎 琵琶に白蛇図(高精細複製画)


解説には、こう書かれています。
『赤い目を持つ蛇が、煌びやかな袋に包まれた琵琶に絡みついています。琵琶には弁財天の持ち物、白蛇は弁財天の使いであり、左下の日付から弁財天の縁日である己巳(つちのとみ)の日に描かれたことが分かります。弁財天は蓄財の神であるとともに芸術の神でもあるため、真の画工を目指した北斎の願いが込められているかもしれません。』

鮮やかな枇杷の袋に絡む白蛇の鱗が宝石のようでした。


98.葛飾北斎 十二ヶ月花鳥図(高精細複製画)(※7月28日まで)

左隻


右隻


右隻の右側から順に1月から12月までの各月に対応する花鳥が描かれていて、展示ケースがなく畳の上で展示しており、靴を脱いで上がって近づいて見ることが出来る。

3月の中央飛ぶ小さな2匹の蝙蝠が可愛かったし、9月の猛禽類のような鶏や、12月の子犬が特に良かった。


113.葛飾北斎 蟹尽し図(高精細複製画)


106匹ものの大小さまざまなカニが描かれているそうです。


129.葛飾北斎 波濤図(高精細複製画)

画面下から中央部の上に方にかけて、神奈川沖浪裏のような鉤爪のような迫力ある波が描かれ、見ていると波の中へと連れていかれそうな感じになる・・・。

あと、鉤爪の波から崖の輪郭線を合わせて見ると、水の中から飛び跳ねた鯉のような思える。


他にも、フリーア美術館の高精細複製画だか、前期展示の<遊女図>や、双幅の<新年風俗図(初夢・朝化粧)>なども良かった。


先ほども書きましたが、フリーア美術館の作品は貸出が不可なので、現地へ行かないと見れませんし、高精細複製画でも見る機会は貴重だと思いますし、それに関連する版画や刷物、絵手本などもあるので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

後期も気になる作品があるので、見に行こうと考えています。


この後わ 行こうと思っていたお店がやってなかったので 稲毛駅に移動して<ペルテ>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ



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