<はまの屋パーラー>でランチをしたぼくらわ 三菱一号館美術館に移動して 2016年1月31日まで開催中の<プラド美術館展―スペイン宮廷 美への情熱>を見たのだ
※今回の感想わ 1回目に普通に見たのと 後日 ブロガー特別内覧会にも行けたので 会場内の展示風景の写真とともに ご紹介するのだ
ブロガー特別内覧会でわ 特別に許可を得て写真撮影をしているけど 会場内わ 撮影禁止で ご注意なのだ
ぼくが気になった作品なのだ
両脇を花に囲まれて展示している アントン・ラファエル・メングスが描いた<マリア・ルイサ・デ・パルマ>なのだ
↓クリックすると大きな写真で見れるのだ
聡明そうで 美しくて ウットリで ぼくらわ この作品に お会いしたくて この展覧会を見に行ったのだ
この作品わ おそらく 大型肖像画のための準備習作(エストゥディオ)って 作品リストに書いてあって だから 下の両端の方わ 塗り残しがあるのだ
15歳くらいの肖像で 作品の左下にわ この作品から 35年くらい経った ゴヤの<カルロス4世とその家族>のパネルが載っていたけど きっと王宮に入って いろんな大変なことがあったからだと思うけど 意地悪ような感じに見えて 同じ人とわ 思えなかったのだ
グイド・レーニが描いた<花を持つ若い女>なのだ(※右の作品なのだ)
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瞳が大きくて 目力があるからか 髪の毛の艶のせいなのか 頬を赤らめているからなのか わからないけど 優美で 見惚れてしまう作品にお会いできて ぼくわ 嬉しかったのだ 背景が 暗めな色だから 美しい白い肌が映えるのだ
あとで 図録を読んだんだけど 肖像画よりも 嗅覚もしくわ 美徳の寓意と考えられるそうなのだ
バルトロメ・エステバン・ムリーリョが描いた<ロザリオの聖母>なのだ
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166センチ×112センチの大きな作品で どっしりとした安定感があるのだ
この作品を見ていると 優しい感じのする聖母子に 逆に見られている感じに思えて 心が穏やかになるのだ
↓作品の画像も載せるのだ(クリックすると大きな画像で見れるのだ)
この2つの作品わ <アポロンと大蛇ピュトン>なのだ
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左の小さい方わ ルーベンスの装飾用下絵(ポツェット)で 右の大きな作品わ コルネリス・デ・フォスの下絵に基づく完成作だそうなのだ
ギャラリーツアーの時に仰っていたけど ルーベンスの方わ アポロンとキューピッドの視線わ 合っているけど 大きな作品の方わ 視線が合ってないそうなのだ
見比べてみると 他にも違った点が見つかるかも?なのだ
<アポロンと大蛇ピュトン>の隣にわ ルーベンスの装飾用下絵(ポツェット)2点があるのだ
左の作品わ <デウカリオンとピュラ>で 右の作品わ <狩りをするディアナとニンフたち>なのだ
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ゴヤの<傷を負った石工>と <寄った石工>の見比べなのだ
左わ<傷を負った石工>で 作品リストに載っていたけど 『エル・パルド宮の食堂あるいは「会話の間」に予定されていたタピスリー連作用の原寸大原画(カルトン)』なのだ
右の<酔った石工>わ その原寸大原画(カルトン)のための下絵(ポツェット)なのだ
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あと ビセンテ・パルマローリ・ゴンサレスが描いた<手に取るように>も美しくて 好きになったのだ
3階の最後にわ 記念撮影するスポットや 画面をタッチして 画像や説明が見れたり 今回の図録や 関連する図録や書籍なども置いてあったりするスペースがあるのだ
↓クリックすると拡大するのだ
小さな作品ばかりだから 王侯貴族の私的なコレクションを展示していたと思うし この展覧会わ 素晴らしい作品が多くて ぼくらわ かなりハマって 1回目に見た時わ 5時間も見ていたくらいだし 年間ベスト10の候補に入ると思うのだ
あと 単眼鏡を持っていたら ぜひ持っていた方がいいのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
三菱一号館美術館 <プラド美術館展―スペイン宮廷 美への情熱> 2016年1月31日(日)まで
http://mimt.jp/prado/
作品リスト
http://mimt.jp/exhibition/pdf/artworks_prado.pdf
展示構成
Ⅰ 中世後期と初期ルネサンスにおける宗教と日常生活
Ⅱ マリエリスムの世紀:イタリアとスペイン
Ⅲ バロック:初期と最盛期
Ⅳ 17世紀の主題:現実の生活と詩情
Ⅴ 18世紀ヨーロッパの宮廷の雅
Ⅵ ゴヤ
Ⅶ 19世紀:親密のまなざし、私的な領域
この展覧会は、2013年に国立プラド美術館で開催され、翌年にバルセロナに巡回したプラド美術館所蔵品展を再構築したものだそうで、注文主の私的な楽しみのために細心の注意を払って仕上げられた作品、大型の作品の縮小版、ラフな小絵(ポツェット)あるいは、よりネ綿密に描かれたひな型(モッデリーノ)、スケッチなと102点を展示しています。(解説から)
気になった作品
4.ハンス・メムリンク 聖母子と二人の天使
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人物の表情は乏しいが、厳かな雰囲気。
ブロガー内覧会の時のトークで仰っていたが、「聖母が座る右側にちょこんと出たクッションの細かさ」に注目だそうです。
5.ヒエロニムス・ボス 愚者の石の除去
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解説には、こう書かれています。
『ネーデルランドでは頭の小石が成長すると愚か者になるため、それを除去する手術が必要だと考えられていた。しかし、外科医のかぶるのは「愚行」を暗示する漏斗であり、患者の頭からは石ではなく、青い花が取り出されている。枠に記された銘文の上部には、「先生、どうか(愚者)の石を早く取り除いておくんなさい」、下部には、「おいらの名はルッペルト・ダス(騙されるお人好しの意)だ」と記される。』
ボスの作品は、日本初公開だそうです。
手術されている人は、うつろで、鑑賞者に訴えかけるようにこちらを見ているように思える?テーブルに肘をつく女性は、手術されている男と夫婦だそうだが、間にいる司祭は、女性の愛人だそうで、手術をしている外科医も含め3人でだましているそうです。
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8.ヘラルト・ダーフィット 聖母子と天使たち
作品のみの1点撮りはダメだったので、写真は撮らなかったのですが、NO.4の聖母子と違い、聖母が少し微笑んでいるように見え、柔和の表情、厳かよりも親しみが持てる。
11.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 十字架を背負うキリスト
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キリストの茨の冠から血が流れ、目は充血している。近づいて見ると、涙が一粒こぼれ落ちているおり、こちらを訴えかけるような視線で、見ているこっちが辛くなる。図録に載っていたが、手伝っている老人は、キレネのシモンだそうです。
12.ルイス・デ・モラーレス 聖母子
14.エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプロス) 受胎告知
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25センチくらいの小さな作品。私の中でエル・グレコの人物は、縦長の伸ばしたかのような印象があるが、この作品は、小さな作品だからそうでもなかった。
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17.グイド・レーニ 聖アポロニアの殉教
18.グイド・レーニ 祈る聖アポロニア
この2点は、対?の作品として展示してました。
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20.カルロ・マラッティ 眠る幼子イエスを藁の上に横たえる聖母
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29.ペーテル・ハウル・ルーベンス 聖人たちに囲まれた聖家族
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ルーベンス自身がアグスティノ会聖堂のための大作を正確に再現したものだそうです。聖人がたくさんいて、『三菱一号館美術館公式ブログ』に詳細が載っています。
36.フアン・バン・デル・アメン スモモとサワーチェリーの載った皿
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金属質の光沢に注目だそうです。
42.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ ロザリオの聖母
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解説には、こう書かれています。
『「ロザリオ」とはカトリック教会で、聖母に祈るときに使う数珠と、祈りそのものを指し、「ロザリオの聖母」の主題は17世紀に流行した。聖母のチュニックの鮮やかな赤と、マントの深みのある青が暗い背景に映え、安定感のある構図が優しくしとやかな情感を醸し出している。ムリーリョが得意とする柔らかく、親しみやすい宗教性が魅力だが、ゴヤの庇護者であるカルロス4世によってエル・エスコリアル修道院に移されたこの作品は、大空間に飾るにふさわしい要件を見事に具えている。』
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46.ディエゴ・ベラスケス ローマ、ヴィラ・メディチの庭園
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ベラスケスの風景画は珍しく、空間、時間が閉じ込められているそうです。
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50.ヤン・ブリューゲル(2世) 豊穣
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51.フランスの不詳の画家 自ら十字架を引き受けるキリスト教徒の魂
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52.ピーテル・フリス 冥府のオルフェウスとエウリュディケ
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56.ダーフィット・テニールス(2世) 猿の画家
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57.ダーフィット・テニールス(2世) 猿の彫刻家
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解説に載っていたのですが、NO.56、NO.57とも、猿は人間の愚かさと結び付けられてきたため、こうしたテーマで寓意を有していたと考えられるそうです。
58.ヤン・ファン・ケッセル(1世) アジア
作品のみの1点撮りはダメだったので、写真は撮らなかったのですが、20センチくらいの11枚の銅板にアジア?の動物たちが描かれている。面白いのは、上の左から2番目の作品で、画面中央に足のある魚が描かれていたり、真ん中の左から3番目と、下の1番右にあるのは、ともにカエルが描かれていて、擬人化しているように描かれているように見える?
1660年の作品なので、空想して描いたものもあったのでしょうね。
67.アントン・ラファエル・メングス マリア・ルイサ・デ・パルマ
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解説にはこう書かれています。
『後の王妃マリア・ルイサ・デ・パルマが表情豊かな茶色の瞳で観者を見つめている。細く長い首はばら色のリボンで飾られており、王女の肌やチーク、唇にも、それぞれ微妙に色合いを変えながら、同じ色が置かれている。メングスの洗練された筆遣いと、卓越した技術が相まって、曇りなく、しとやかで、みずみずしい美しさを具えた肖像が生み出される。本作を描いた時、メングスは国王カルロス3世の宮廷画家として活躍していた。』
下絵だからか、ばら色のリボンから下が、色が薄くなっている。きっと顔を描きたかったのだろう?
↓作品の画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
85.ジョン=フランシス・リゴー 3人の花形空中旅行者
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88.フランシスコ・デ・ゴヤ・ルシエンテス トビアスと天使
2006年の<プラド美術館展>でも展示していた作品だと思う。
大天使ラファエルが放つ放射状の光が金色ではなく、白で表現しているのが、印象に残った。2人とも柔らかい表情でキレイでした。
↓作品の画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
91.フランシスコ・デ・ゴヤ・ルシエンテス レオカディア・ソリーリャ?(※右の作品)
2012年の<ゴヤ 光と影>でも展示していた作品。
前に見た時の感想をそのまま載せますが、描かれた女性は、ゴヤの内縁の妻で、ゴヤの最後を看取った人だそうです。戦争のときカンヴァスの入手が困難だったので、再利用して描かれたものだそうで、女性の左腕の青色の部分が、その時の名残りだそうです。
97.マリアノ・フォルトゥーニ・マルサル ライムンド・デ・マドラーソ・イ・ガレータ フォルトゥーニ邸の庭
99.マリアノ・フォルトゥーニ・イ・マルサル 日本式広間にいる画家の子供たち
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101.フランシスコ・ドミンゴ・マルケース 眠る猫の頭部
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作品リストやキャプションに、所蔵された年や由来なども載っていて、小さい作品を、よく見て、良く考える、展覧会だそうです。
ボスの作品が日本に来るのは初だそうですし、<マリア・ルイサ・デ・パルマ>など見応えのある作品が多く、今回は展示数が多めなので、快適な状態で見るために、混雑する会期末はさけ、お早めにご覧になることをオススメします。
ブロガー特別内覧会を開催してくださった、三菱一号館美術館の皆様、PR会社のウインダムの皆様、青い日記帳のTakさん、このような機会を作っていただきありがとうございました。
あと、ホームページに載っていたのですが、年末年始のお休みは、12月31日と、1月1日のみだそうです。
この後わ 新小岩に移動して<つけ麺一燈>でディナーを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ
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