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どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史@国立新美術館』なのだ

2019年11月10日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 国立西洋美術館で 2020年1月26日まで開催している<ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史>を見に行ったのだ



ぼくが気になった作品なのだ

カルロ・ドルチ<聖母子>なのだ

今回の展覧会でわ この作品を見るのが最大の目的だったのだ!!

開催される前の記者発表かなにかで ツイッターでフォローしている人がこの作品が展示されるって 呟いていて すっごく嬉しかったし 今回 実際に 聖母子にお会いできたのだ

慈愛に満ちたような表情にも見れるし 幼子イエスの将来を憂いているような表情をしているような気もするのだ この作品をずっと見ていると 幼子イエスわ 鑑賞者のすべてを見通すような感じ思えて イエスが特別な存在って すっごく思えるのだ

国立西洋美術館の<悲しみの聖母>を思い出して こちらの作品を見比べみると こちらの聖母子の方が 人間味に溢れる感じに思えたのだ


もう1点のカルロ・ドルチの作品<オーストリア大公女クラウディア・フェリツィタス>なのだ(※載せた画像わ えこうが持っているカルロ・ドルチ図録からなのだ)

 
カルロ・ドルチって 優美な女性の聖人を描くイメージがあって ぼくらわ カルロ・ドルチが描く肖像画を見たのだ

載せた画像よりも 実際の作品わ もうちょっと色が暗い感じがして この肖像画を見てすぐに怖いって思ったのだ・・・

あと カルロ・ドルチ2点のポストカードが売ってなくて ショックだったのだ・・・

ぼくらわ これで カルロ・ドルチの関連した作品も含めてだけど 見たのわ 7点目になるのだ

↓こちらが カルロ・ドルチの関連作品を見た際のブログなのだ
<悲しみの聖母><受胎告知(天使・聖母)><聖母像(親指のマリア)><観想の聖母マリア><聖チェチリア>


今回の展覧会わ ハプスブルク家のことがテーマの展覧会だったけど ぼくら的にわ カルロ・ドルチの作品を2点見れたこと それだけで 大大大満足だし 年間ベスト10入りの展覧会決定なのだ!!

他にもハプスブルク家のいろんな肖像画や 素晴らしい宗教画や 工芸品なども展示しているので ご覧になってみてわ いかがでしょうか?なのだ 



ここから先わ えこうの感想なのだ

国立西洋美術館 <ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史> 2020年1月26日(日)まで

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019haus_habsburg.html

展覧会サイト
https://habsburg2019.jp/

作品リスト
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2019habsburg_h_listje.pdf




展示構成

Ⅰ ハプスブルク家のコレクションの始まり

Ⅱ ルドルフ2世とプラハの宮廷

Ⅲ コレクションの黄金時代:17世紀における偉大な収集
 Ⅲ-1.スペインハプスブルク家とレオポルト1世
 Ⅲ-2.フェルディナント・カールとティロルのコレクション
 Ⅲ-3.レオポルト・ヴェルヘルム:芸術を愛したネーデルランド提督

Ⅳ 18世紀におけるハプスブルク家と帝室ギャラリー

Ⅴ フランツ・ヨーゼフ1世の長き治世とオーストリア=ハンガリー二重帝国の終焉

ウィーン美術史美術館所蔵の作品を中心に、ハプスブルク家のコレクションの絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点を展示しています。


気になった作品

2.ロレンツ・ヘルムシュミット 神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の甲冑


今回4点甲冑が展示していて、この甲冑が洗練されていてスマートな感じでカッコ良かった。


20.バルトロメウス・スプランゲル オデュッセウスとキルケ


キルケの島に到着したオデュッセウスたち、キルケの家に行き仲間たちが魔法で次々と動物に変えられるが、オデュッセウスは難を逃れ、しかもキルケに気に入られたそうで、仲間たちにかけた魔法を解くように要求している場面が描かれている。

キルケは頬を赤らめているが、オデュッセウスは顔をそむき嫌そうな顔をしている。仲間で魔法で変えられた動物たちはオデュッセウスになついて心配そうにしているみたい。


45.ディエゴ・ベラスケス スペイン国王フェリペ4世の肖像


近親婚を繰り返していたハプスブルク家特有の面長でしゃくれた顔をしているペるぺ4世。黒い服なので、彼の威厳をより醸し出しているような?手に持つ手紙らしき紙は何を意味するのだろうか。


47.ディエゴ・ベラスケス 青いドレスの王女マルガリータ・テレサ


解説には、こう書かれています。
『自由な筆致や卓越した色彩表現によって、晩年のベラスケスの傑作として知られる作品。モデルはスペイン国宝フェリペ4世の娘。幼い頃からオーストリア・ハプスブルク家のレオポルト1世の許嫁であった。ベラスケスは彼女を計3回全身像を描いているが、それらはすべてウィーンのレオポルト1世に送られる。大きく膨らんだ巨大なスカートは、17世紀中頃のスペイン宮廷で発達したもの。』

豪華でいて可愛らしい肖像画でした。


48.フアン・バウティスタ・マルティネス・デル・マーソ 緑のドレスの王女マルガリータ・テレサ

NO.47の<青いドレスの王女マルガリータ・テレサ>と色違いの緑のドレスで構図なども一緒。見比べをしてみると、肌の色がやや白く人形みたいに思え、緑のドレスのせいなのか、きらめきがないような気がする・・・。


50.カルロ・ドルチ オーストリア大公女クラウディア・フェリツィタス(※画像は、私が持っているカルロ・ドルチの図録から)


NO.47のマルガリータ・テレサが亡くなった後、レオポルト1世とクラウディア・フェリツィタスは結婚するのですが、婚約者のレオポルト1世に送るべく描かれた肖像画だそうです。

甲冑のような感じのドレスに宝飾品、髪型などはキレイなのだか、表情がなく能面のように思えたので、当時の彼女の心情がうかがえるような気がした・・・。


64.ティントレット(本名ヤーコポ・ロブスティ) 甲冑をつけた男性の肖像



64.ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ) ホロフェルネスの首を持つユディト 



65.バルトロメオ・マンフレーディ キリスト捕縛(※以前、国立西洋美術館の常設展で撮ったもの)


なんで、展示しているか疑問に思ったのですが、レオポルト・ヴィルヘルムのコレクションだったそうです。それが今、国立西洋美術館の所蔵となっている。長い月日とこの絵の来歴を想像してしまう。


68.ヤン・ブリューゲル(父) 堕罪の場面のある楽園の風景

様々な動物たちが描かれている楽園の風景に、タイトル通り画面中央から右へと視線をずらすとアダムとエヴァが知恵の実を食べようとしていて、わかりづらいが実の上の枝には蛇も描かれていた。

楽園なので、ヨーロッパにはいないペンギンや象なども描かれており、澄んだ空気感といきいきとしている動物たちがいい。


84.マルティン・ファン・メイテンス(子)  皇妃マリア・テレジアの肖像


30歳前後の肖像画で、30歳前後にしては威厳と迫力がある。


88.マリー・ルイーズ・エリザベト・ヴィジェ=ルブラン フランス王妃マリー・アントワネットの肖像


解説には、こう書かれています。
『嫁ぎ先のフランスから故郷の母マリア・テレジアのもとに送られた肖像画。右の台座の上には夫であるフランス国王ルイ16世の胸像が掲げられ、その下には王権を象徴する王冠が置かれている。ヴィジェ=ルブランは、満足のいく肖像画家を探しあぐねていた王妃がようやく見出した画家で、モデルの高貴さと瑞々しさをあますことなく描き出している。』

3メートルくらいの大きさ作品で、ピンクのバラを持つマリーアントワネット。スカートの裾がやけに幅広なドレスを着ているので、上半身がより華奢で可愛らしく思える。


94.カルロ・ドルチ 聖母子

カルロ・ドルチが住んでいたトスカーナなのに なんでこの作品がウィーンにあるかというと 確かトスカーナ大公との作品の交換でハプスブルク家に来たはずだったと思います。

やはり、カルロ・ドルチの描く女性は優美で美しく、ずっと見ていたくなります。

おそらく間違っているのでしょうけど、聖母マリアと幼子キリストとが重なる輪郭線が太く感じて、浮き上がっているような立体感がありましたし、少し違和感を感じて加筆修正したんじゃないかと思いました・・・。


97.ヨーゼフ・ホラチェク 薄い青のドレスの皇妃エリザベト


シシィ(エリザベート)のウエストが細すぎですが、聡明で美しい肖像画。実際にウエストも細く、身長が172センチなのに、ウエストが51センチだったそうです。



どるちの方でも書いていますが、カルロ・ドルチの作品を2点も見れた。それにつきると思います!!

ベラスケスが描いた肖像画や、マリーアントワネットやシシィの肖像画なども素晴らしかったですし、普段あまり見る機会のないタピストリーなども展示しているので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

オススメですよ。


この後わ 常設展わ 後で見ることにして 亀戸駅に移動して<リンシェメ>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ