どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『美しき アジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋名品展@サントリー美術館』なのだ

2009年07月27日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ サントリー美術館で開催中の<美しき アジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋名品展>に行ってきたのだ



※みなさんに ご注意だけど 今回も展示替えがあるので お目当ての作品を確認してから行ったほうがいいのだ

今回わ <日本美術> <中国美術> <韓国美術 その他のアジア美術>の3つに 分かれているのだけど ぼくわ やっぱり <日本美術>が1番好きなのだ

その中でも 動物(トラ・カラス・シカ)が描かれている作品が印象に残っているのだ

トラの作品わ 狩野興以という人が描いた<竹虎図>という作品なんだけど これわ 本来<龍虎図>だったみたいなのだ トラの目線わ なくなった 龍に注がれていると解説に書いてあったのだ

あと 『龍虎を対に表すことわ 自然現象の根源を表すことであった』と解説に書いてあったのだ


カラスの作品わ <烏図>という作品なのだけど これわ 金地に 黒一色で カラスのシルエットが描かれているのだ

ぼくわ 何羽いるのか 数えてみたけど 90羽以上(右隻45?・左隻49?)もいたのだ

そのカラスたちが 鳴いたり 飛んだり 木に止まったりして 楽しそうに遊んでいるように思えるのだ


最後わ シカの作品なんだけど 本阿弥光悦が和歌を書いて 俵屋宗達が絵を描いた作品の<鹿下絵和歌巻>なのだ

パネルに書いてあったのだけれど この作品わ 22メートルの長巻だったそうだけれど 2つに分けて その後半部分が<シアトル美術館所蔵>になったそうなのだ その分けられた前半部分わ 和歌一首分に分けて 掛軸になったりして バラバラになってしまったそうなのだ

でも 今回わ 展示替えがあるけれど 12個の<鹿下絵和歌巻>が集まるそうなのだ

また ぼくわ シカの数も数えてみたけど 今回展示してあった 5つに作品で 70頭ものシカがいたのだ

シカわ 簡素に描かれていて ちょっと可愛かったのだ


他にも ウサギや 鳥(鳳凰)のお皿があったりして 動物園のようだったのだ

<鹿下絵和歌巻>わ オススメなので サントリー美術館へ行きましょうなのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

サントリー美術館 <美しきアジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋名品展> 9月6日(日)まで

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol04/index.html

作品リスト(展示替えがあるので・・・。)
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000025000/0000024642/pdflist.pdf




展示構成

日本美術(55点)

中国美術(32点)

韓国美術 その他のアジア美術(10点)


いいなぁ。と思った作品。

6.行道面 八部衆 龍面

緑色の面、憤怒の表情。龍の頭が欠けているが、頭に龍がいる。


10.浦島蒔絵手箱

蓋の裏に、浦島が玉手箱を開けようとしている図が蒔絵で描かれています。


31.石山切 伝 藤原定信

文字も美しいのですが、文字が書かれている用紙がキレイでした。

解説には、胡粉を塗り花菱花唐草文の雲母摺を施し、さらに金銀泥で花鳥の図柄が描かれている。と書かれていました。


34.駿牛図


40.竹虎図  狩野興以筆 8月17日(月)まで展示

解説には、『本来、龍虎図であったもよう、虎の目線は、失われた片隻の龍が注がれていたであろう。龍虎を対に表すということは、自然現象の根源を表すことであった。』と書かれていました。


41.竹に月図

解説には、左隻の右上部の月は、当初より描かれたものでなく、百年ほど経って行われた修理の際に金箔を押した紙を嵌めた太陽であることがわかった。さらに、18世紀に行われた2度目の修理の際に灰色の色彩が塗られ、太陽が月に変わったそうです。

この作品を見て疑問に思ったのですが、金箔の雲が、ちょっと浮き出ていて立体感があるのですが、どうやったのだろう?と思いました。


42.烏図

金地の背景に、黒一色のカラスのシルエット、カラスは、あらかた決まった形ではなく、1羽ごとにポーズが違っています。

鳴いたり、飛んだり、遊んだりしていて楽しそうです。

前に、見た記憶があって、過去のチラシを調べてみたら、2006年の5月ごろに根津美術館で開催した展覧会で見た作品でした。


46-1.鹿下絵和歌巻

本阿弥光悦が和歌を描いて、俵谷宗達が絵を描いた作品。この作品は、もともと22メートルもの長巻だったそうですが、2つに分けてその後半部分がこの46-1の作品で、シアトル美術館所蔵になったそうです。ちなみに前半部分は、和歌一首分に分けて、掛軸になったりしたそうで、バラバラになってしまったそうです。

※今回の展示で、展示替えなどがありますが、<鹿下絵和歌巻>が12点集まるそうですよ。私が見たときは、あと4点の掛軸が展示していました。

たしか、同じような鶴の作品を見たような・・・<鶴下絵三十六歌仙歌巻>?


51.五美人図  葛飾北斎


52.蜻蛉・蝶図  市河米庵・狩野晴川院ほか70名の詩と画

今で言うと図鑑? この作品は、対幅です。


65.団華文五花形蓋碗


73.黄釉絞胎碗

マーブル模様の碗。


77.紅釉瓶

この紅の釉は、美しいです。


シアトル美術館所蔵の日本美術の作品は、かなり良いので行ってみてはいかがでしょうか?

特に、<烏図>と<鹿下絵和歌巻>はオススメだと思いますよ。


巡回情報

神戸市立博物館 9月19日(土)~12月6日(日)

山梨県立美術館 12月23日(水・祝)~2010年2月28日(日)

MOA美術館 2010年3月13日(土)~5月9日(日)

福岡市美術館 2010年5月23日(日)~7月19日(月)


この後わ すぐ近くにあって7月末で閉店してしまう<駄菓子屋 穴子拉麺>に行ったのだけど そのことわ また 今度書くのだ