※このブログは、2008年に違うサイトに載せたものを再編集したものです。
<PAUL 東京八重洲店>でランチをした後は、私一人で、太田記念美術館へ移動して<ベルギーロイヤルコレクション展 【前期】>を見ました。
太田記念美術館 <ベルギーロイヤルコレクション展 【前期】> 9月28日(日)まで ※前期展示終了
太田記念美術館へは、行く予定はなかったのです。2009年の5月に東京の高島屋へまた戻ってくるから・・・。なんて思っていたのですが、今回一緒に行った知人に、「展示替えをするみたいだから、同じものは観れないよ。」おっしゃっていたので、急きょ行くことにしました。
※2009年の高島屋での展示の感想。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/a3e165ef2374931926b957a86d42f3f2
このベルギーロイヤルコレクションは、保存状態が良く、当時の色彩のままのようです。(浮世絵は、すぐに色が褪せてしまうそうですよ。)
今回の企画展の作品はベルギー王立美術歴史博物館と、ベルギー王立図書館所蔵の作品です。
気に入った作品を紹介しますね。
まずは、歌川国芳の<金魚づくし>の4点。←この作品大好きです!!
この作品は、4点とも、金魚が擬人化していて、ユーモラスなんです。他にも、カエル、オタマジャクシも擬人化しています。
207.金魚づくし さらいとんび
とんびに、物(何が取られたかはわかりませんが・・・。)を取られている様子。物を取っているとんびも金魚なんでよ。
208.金魚づくし 酒のざしき
要は、宴会ですね。お酒を飲んだり、踊ったり、三味線?ひいたり、楽しそうな宴会風景です。
209.きんぎょ尽 まとい
お祭りですね。カエルが、先頭になって、ぞろぞろと練り歩いている様子。
211.金魚づくし にはかあめんぼう
にわか雨とあめんぼをかけていて、雨の代わりにあめんぼが降っているんです。ちょっと面白いですよ。
世界に1点しかない作品も多数ありました。
117.東洲斎写楽作 (二代目嵐龍蔵の奴なみ平)とら屋虎丸
歌舞伎独特?の睨みの図。(寄り目で睨んでいます。)
102.喜多川歌麿作 見越入道・一つ目(2点で1つ)
妖怪なのに、そんなに怖くなく、むしろ滑稽?に描かれています。
この2点はペアですよ。
118.東洲斎写楽 (三代目市川高麗蔵の廻国修行者西方弥陀次郎実は相模次郎時行)
248.東洲斎写楽 (四代目岩井半四郎の鎌倉稲村が崎のおひな娘おとま実は楠正成女房菊水)
↑この2点は、所蔵が別々なんです。並べて鑑賞できるのは、この展覧会ならではだと思います。
↑世界で1点しかない作品は、この4点です。
57.鳥居清長 (女三の宮)
空摺り?ですかね。着物の模様の白い部分が立体的になっていて、浮き上がっているんです。
他にも、気に入った作品がありましたが・・・忘れてしまいました・・・。
後期もあるので、私は観に行こうと思っています。
後日、後期展示を見に行きました。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/e4023fa3890883df958f61746f35c0f2
ベルギーロイヤルコレクション展オススメですよ。
出かけた日の翌日は、<中秋の名月>ということで、月を撮ってみました。
デジカメなので、ちょっと小さいですが・・・。
今回も素晴らしい作品を観れて、美味しいものを食べれて良かったです。
ありがとうございました。