
うちとこの辺りでは”したるっこい”といい、これから多くなる湿った大気の状況を表す口頭言葉。田圃での挨拶”今日はしたるっこいなぁ”などと。お昼の散策に出かけたら、曇り空の下、南寄りの風が肌に冷たく感じられ、雨近そうで したるっこいなぁ と思った次第。ただ、ねつ造癖のある私のこと、他の人は使うかな ともどった事務所で弁当を食しながら女性陣に尋ねたら”何を言い出すのやら、このぢさんは・・・”状態。そうなると俄然検索魂が奮い立ち、ググった次第。ようやく富山県方言で”したるこい”に行きつきました。よかった。そういやぁ、亡父母もしたるっこい ではなく したるこい と言っておったのかもしれません。あまり使わない言葉なので自信がなくなりました。
そんな流れで方言へ。以前事務所その前には旧職場で、手袋を嵌める・履くの違いでワイワイやりました。前職場で後輩の・理事で今職場を助けてくれるM井君に、君はパンツと同じように手袋を履くんかいな と茶化しておりました。伊勢の国三重県の、私の住む北勢では嵌める、前&今職場がある県庁所在地の津市以南では履く と一応の棲み分けやな で手を打っております。しかし、履くが履くでなくて帯びるの意味のハクなら格調高いのでは と昼飯時に思い込み始めました。理由はないのです。帰宅前の今、職場パソでググると、デジタルなんちゃら辞典によれば”ハク”には、
[動カ五(四)]
1 (穿く)衣服などを、足先から通して下半身につける。「ズボンを―・く」「袴(はかま)を―・く」
2 (履く)履物を足につける。「靴を―・く」「たびを―・く」
3 (佩く・帯く)刀・矢などを腰につける。身に帯びる。「太刀を―・く」
[可能]はける
[動カ下二](佩く・帯く)腰につけさせる。
「一つ松人にありせば太刀―・けましを」〈記・中・歌謡〉 おあります。
そしてまた、 ・・・僕はズボン下に足袋裸足麦藁帽という出で立ち、民子は手指を佩いて股引も佩いてゆけと母が云うと、手指ばかり佩いて股引佩くのにぐずぐずしている。伊藤左千夫「野菊の墓」 に行き当たりました。
この手指を佩いて=手袋を佩いて でしょうから、俄然はいて=佩いて を格調高く見てしまう。パンツをはいて などと言ってしまったM井君、すまん。手袋を嵌めて表現の文豪文章が見つからないかしらん
で、今日は写真なしです。コピペばかりで読みにくい文となりました。
【追記・追加】と終わったはずでした。夜も10時過ぎの今床に就く前にヘッドランプで照らしてツバメの巣を見ました。写真を添えます。四尻状況で、行儀よくお眠りに就いておりました。おやすみ
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