崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

北京で晩餐会

2010年03月13日 06時33分14秒 | エッセイ
 大連での酷い空気汚染状況の中、もっと汚染度の高いであろう北京へ向かうが怖い。3年前にはオリンピック準備のために工事が多く、北京市内のスモッグ現象が目から離れない。今度はただ半日間で脱出することができるので幸いと思った。しかし空から見る様子は以前と違った。遠くまで透けて見えるのだ。市内中心地へ進み、PPMなどはどうであろう、以前のスモッグ現象はない。北京が変わった。世界一の巨大な北京の空気汚染をたった2、3年で変えたのはすごいことだ。中国に対する否定的な私の態度が一変、嬉しくなった。
 朝鮮族の有名な作家の金在国氏が空港で迎えてくれた。教え子の清華大学の金俊氏などが「文津国際酒店」ホテルで迎えてくれた。民族中央大学に立ち寄り、レストランでその大学の教授・朝鮮民族史学会の会長の黄有福氏が学会主催の晩餐会に招待してくださった。黄教授は大学の朝鮮研究所所長であり、仏教文化の研究やエッセイストとして有名な方である。前々から手紙などでは交流していたが、お会いするのは初めてであったが、旧友のように感じた。
 こちらからは櫛田、鵜沢両氏の紹介に続いて、北京社会科学院の鄭信哲氏,中央民族大学の朴承権氏、鄭喜淑氏、張華氏、延辺大学の李紅軍氏など文化人類学や民俗学の教授が私のシャーマニズム研究などを良く知っていた。総11人で晩餐会を楽しんだ。私の幸せが北京まで広がったと感じた。(写真は前列左からから鵜沢、櫛田、黄、崔、鄭、後列の左から金喜、金俊、張、朴、金在、李)
 早めにベッドに入って一日を振り返ってみた。大連大で共産党書記以下大学首脳たちとの会議は成功的であり、博物館などを見て回って、北京に飛んでの日程は良かったが、私にとっては健康上少し無理だったようで症状がすぐでてしまった。しかしまた早起きしてブログを書けるようになった。朝6時出発に二人の弟子が見送りをするというので待っている。

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