崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

チマチョゴリと着物の交流会

2009年11月30日 05時40分59秒 | エッセイ
 下関日韓親善会主催のチマチョゴリと着物の交流会で講演をした。東亜大学へ初めて韓国から来た留学生のソンへジョンさんが日本の着物を着て登場した。私は日本の着物の構造はワンピースであり、韓国のチマチョゴリのツーピースとは異なりそれぞれ美しさを持って伝統を持っていることと、韓国のチマチョゴリの美しさと意味を説明した。参加者からチマチョゴリを着ている人を登場させて上から下まで、襟のドンジョンからチマまでその意味を解説した。襟を正す礼儀作法や民間信仰、ことわざなども紹介した。
 着物を着付けされた小園喜代子氏がソンへジョンさんを連れて登壇して日本の着物のを特徴を説明した。やはり日本でも着物の襟は重要な意味があるという。私は日本の着物の着方の難しさと丁寧な歩き方に比べて韓国のチマは靡くほど風を出す母親の象徴チマバラム(キョウイクママ)の力を強調した。昼食会を伴った歌や踊りには着物による日本舞踊、韓国のチュム(踊り)が披露されて、その特徴が表れた。写真は全員が赤間神宮を背景にして撮ったものである。

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