崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「死の宣言」

2012年02月28日 06時28分14秒 | エッセイ
今観ている韓国の連続ドラマで知らざる母子受授の肝移植の話を見ているとき、千葉居住の家内の姉の夫が膵臓の手術をしなければならないという平素より低い声での通話を聞いた。彼は数年前大きい手術をしたのに再び手術を受けるということである。私は手術などと言われると「死の宣言」(?)のように感ずるのに当本人は出勤していると聞いてびっくりしている。勇気のある強い人だと思った。考えてみると私は二十歳頃当時の大病の肺結核、盲腸手術以外は持病を持っていて注意することで一応健康を守っている。結核で死を宣言されて以来50年も過ぎたので長生きと思い、感謝である。家内に負担にならないうちに静かに死んでも構わないと思っている。しかしそれは祈りの題目ではあるが、生き方ではない。それこそ神に任せるしかない。

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