崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

私の教育信条

2009年02月19日 05時35分19秒 | エッセイ
 少子化現象による大学経営が難しくなっている。学生募集はもちろんエリート教育とはほど遠くなったようである。周りの多くの教員は学生の質の低下と云々する。中には教育の放棄するような発言をする人もいる。しかし私は小人数の質高い教育をするチャンスでもあり、そうすべきと思っている。まず中高の受験勉強式の成績による偏差値をそれほど信用しないからである。つまりそれは人間教育としては不十分な暗記教育が中心になっているからと思っているからである。したがって大学でゼロからモチベーションづけ、対話式教育によって立派な学生が育つと思う。
 私は韓国で昔地方の大学で一時試験に失敗した学生が大部分である大学で勤めたことある。私はその学生たちに偏差値のようなものを信用しない、「皆さんは優秀な学生である」と勇気を与えて指導と学習を行った。その学生から50人以上大学教員、また多くの研究者が韓国で活躍している。その成果には私も期待以上であり、嬉しく思っている。今も教壇に立っていて、その教育信念は変わりはない。その信念を学生募集にも表したいがそれを理解してもらう人は少ない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿